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2分割のアメリカ - ② 赤か青か [2分割のアメリカ]

2021年1月23日

バイデン大統領が、1月20日、無事に就任式を終え、宣誓を終え、46代アメリカ大統領になりました。

アメリカの会社では、トップが変わると、そのダイレクトレポート達が一掃される、と言う事が良くありますが、その典型的な例が、違う政党の大統領が就任した時で、全ての役職の方々が新たに任命されます。

センシティブなせいか、初の女性副大統領、カマラ ハリス副大統領の事が、意外に余り話題にならないですね。初の女性、のみならず、初の、有色人種(ジャマイカンアフリカンとインディアのMix)の副大統領。人種差別の話は、またの機会に。

アメリカの2大政党制に関しては、私は反対意見を持っています。3億人以上もいて、更に、これだけの人種のるつぼのアメリカに、二つの政党の選択しかないのは不可能な事だと思っています。
共和党と民主党、共和党には、極右翼もいれば、リベラルに近い方もいる。民主党には、極左翼もいれば、コンサバ寄りの方もいる。同じ政党でも、同じ考えではない、違う政党でも、近い考え方もある、と言う事になります。

しかし、2者択一だから仕方ない。どちらかを選ばないといけない。
民主党は青、共和党は赤の色で表現されるのですが、選挙結果の発表となると、赤と青のどちらが
リードしているか、アメリカのそれぞれの州が地図上で、赤になったり青になったり、
まるでスポーツの試合を見ているかの様です。これがアメリカらしいと言えば、
アメリカらしいのかもしれません。今年の選挙程、熱心に見た事はありません。
いや、2008年のオバマ大統領の時も、かなり熱心に見ました。

2016年、トランプは、ヒラリークリントンに勝ち、大統領となりました。

その時の私の投稿は、こちらです。 トランプに関して。

トランプの姿を見る事も、声を聞く機会も無くなって、私は心から喜んでいます。
まるで、虐待関係からやっと抜け出せた様な、妙な感覚すら覚えます。

選挙に負けたとは言え、7千5百万人の人がトランプに投票した、私はその事がとてもショックでした。

今回わかったのは、誰が大統領候補だろうと、支持する政党を何があっても
絶対変えないアメリカ人がいると言う事。

今までは、どちらの政党の誰が大統領になろうとも、私にはさほど影響がないと思っていました。
が、やはり国のリーダーは非常に大事だと心底思い知らされました。

この赤対青。通常の大統領選挙では、それぞれの政党の、ポリシー等が焦点になり、
どちらのポリシーがより優っているか、が論点になるのですが、トランプは、
それを変えてしまいました。

一体、この赤対青が、どの様に変わってしまったのか。どうして修復できない程、
分割されてしまったのか、次回以降、書きたいと思います。

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