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アメリカカリフォルニア生活 ② ヨット [亜米利加生活]

2021年6月11日

最後の投稿から再び1か月開きました。 
1週間に1度のペースは保てずとも、1か月に1度は書き続けている事を良しとしましょうね。。。

本当は、(自分の為にですが)、コロナ禍に対する、アメリカと日本の比較をいくつか
書こうとずっと考えているのですが。書きたい事が余りに多すぎて、
ただ書きなぐると長いだけの、まとまりのない文章になりそうなので、
少し、考えを整理しているうちに、時間が過ぎてしまったと言う状況。

次回こそは書きたいと思っています。と言うのは、書かないでいるうちに状況も
どんどん変化してしまうからです。

昨年3月に宣言された、このコロナのパンデミックは、私達の生活を変えたと同時に、
本当の姿をも炙り出し、そして、私達にとって、何が大切で、何が大切ではないか、を
見極める貴重な体験だったと思っています。

アメリカは、カリフォルニア州を含む、11の州でワクチン接種者が人口の70%を超えて、
もう直ぐHerd Immunity(集団免疫)の実現が達成できる所まで来ています。
カリフォルニア州は6月15日に、Lockdown のTier制度(紫、赤、オレンジ、黄色の4段階が、様々なデータポイントの数値で、決められていて、何がどこまで、できるかできないか、が詳細に記載されている)が撤廃され、マスクの義務化も取り払われると州知事が発表しています。

未だ外出時にはマスクを着用している事と、家で仕事をしている事を除けば、
今でも既に、昨年のパンデミックは無かったかの様に、普通の生活に戻っています。

ハイウエーの交通量も以前の様に戻りつつあり、逆に、パンデミックの時の車が数台しか
走っていないハイウエーが懐かしいです。できればそれだけが戻って欲しい(無理だ)。

普通の生活に戻ったとは言え、先ほども書きましたが、
私にとって何が大切で何が大切でないかを見極めて、必要のない人間関係は終わらせ、
続けたくないと思う事は辞める、そんな感じの断捨離や身辺整理が少しずつ続いています。

昨年は、3月中旬から、WHOのPandemic宣言以降、全てのヨットレースが中止になりました。
ヨットレースが再開したのは9月の終わり。

今年に入って、一昨年以前の年間スケジュ―ルで、年頭から当たり前の様に、
ヨットレースが開催されています。

私は、過去10年間、同じキャプテンの船(ベネトー36.7)のクルーをして来ました。
この艇種は、ワンデザインのレースがあるので、とてもコンペティティブなフリートで
チームメートも皆良い人で、レースをとてもエンジョイしていました。

キャプテンは、昨年一切レースをしたくないとの事で、私は昨年10月以降、
他の船に乗せて頂いておりました。今年は、今まで乗っていたキャプテンが
レースを開始するだろうと楽しみにしておりましたが、彼からは、
今年は自分の船でレースをするかどうかはわからない、と言われてしまい。
今年、乗る船が無くなってしまいました。
パンデミックの間に乗せて頂いていた船のキャプテンから誘われてはいたのですが、
どちらかと言うとクルージング船で、レースと言う観点からは面白くない船なので、
私は、もっと競争力のある船のレースに参加したいと望んでおりました。

天は我の望みを常に聞く。。。笑

本当に、思いがけず、随分前に一度だけ一緒にレースをした事のある女性のセーラーが、
私に突然コンタクトをして来て、彼女がレースをしている船が、経験のあるヘッドセールの
トリマーを探していると言われて、悩んだのですが、乗せて頂く事にしました。

何故悩んだのかと言うと、その船は、ベネトー44.7で、45フィート。
私は今までレースした中で一番大きな船は、40フィートでしたので、大きな船の経験が無く、
自分は非力すぎるのではないか、と言う点と。私はワンデザインレースか、マッチレースが
好きなのですが、この船は、PHRFと言う、ハンディキャップレースのみと言う点。

でも、自分にとって新しいチャレンジなので、受ける事に致しました。
5月の終わりから、夏の間だけ10週間、毎週水曜の晩に行われるBeercanレースも始まり、
かれこれ、5回、この船でレースに参加させて頂きました。キャプテンが物凄いレース必勝志向で、
チームの皆も素晴らしく、レースを大変楽しんでおります。5回目にしてやっと慣れて来た感じ。

もう一つ、特筆すべきは。南カリフォルニアとは言え、セーリング界は、まだまだ白人社会です。
今まで幸いに、実力があれば、人種は関係ないと言うキャプテンに巡り合えて、
一緒にレースをさせて頂く事が出来ていましたが、サンディエゴヨットクラブに船を置いている、
キャプテンの方々の中には、白人しか乗せない、と言う方が多く、私の様な、有色人種で更に女性、
の2重マイノリティーは、なかなかチャンスはありませんでした。

今のキャプテンは、サンディエゴヨットクラブに船を置き、彼のクルーは、私以外は皆白人です。
女性は私を含めて2人しかいません。私を誘ってくれた、もう一人の女性は白人。

ここサンディエゴに住んで、いわゆる、アメリカ人の典型的名前の人しかいない場所と言うのは、
殆どありませんので、その事自体が新鮮でした。が、私にとっては、大変名誉のある事だと
思っています。外見ではなくて、実力を見てくれている証。有難いです。
なので、その中で実力を認められて、アメリカ人と対等にチームメートとして渡り合う。
それが、私の新たな挑戦となっています。

何はともあれ、人生と言うのはどう転ぶかわからないものです。
私がヨットを始めたのは、日本ですが、その時にはまさかアメリカにこうして在住する様になるとは
夢にも思いませんでしたから、ヨットを知っていて本当に良かったと思います。

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アメリカカリフォルニア生活 ①スキー [亜米利加生活]

2021年 1月29日

2回書き始めたアメリカの2分割。今回は箸休めをして、カリフォルニアのスキーの事を書きます。

昨年の1月26日から2月2日まで、出張で東京に行って以来、1年が過ぎました。
それ以降、アメリカ国外に出ていません(涙)。

スキーには、マンモスに、昨年の3月の1週目に行ったきり、スキー場が閉鎖されてしまったので、
それ以降、どこにもスキーに行っていません。

12月の頭から、カリフォルニアは外出禁止令が出ていたので、折角の年末年始も、どこにも行かれず。殆ど家に籠りきりです。

何と言うか、人間の適応力の凄さを、日々感じています。この、家に籠りきりの状態が、
当たり前になっているからです。外出が億劫になって来ています。

自画自賛になりますが、自宅に設置したオフィスが、余りにも快適で、長時間労働をしても、
苦痛を感じなくなってしまいました。やばいのです。

外出は、せいぜい、スーパーに買い物に行くのと、外で運動をする時位。

2月中旬には、用事を済ませる為に、東京に戻ろうと思っていたのですが、
コロナの状況が芳しくないので取りやめにしました。到着して2週間の隔離に加えて、
出発前72時間以内の、PCR検査の陰性証明書が求められています。面倒臭いです。

コロナが最初にレポートされてから1年が過ぎて、これは何とかしないといけない、と思い、
一大決心して、マンモスマウンテンまで、スキーに行く事にしました。明後日出発します。

マンモスマウンテンは、カリフォルニア州にあり、ここサンディエゴから車で7時間位、
北東に上がって行った所のシエラネバダの一部にあります。
ヨセミテ国立公園の近く、デスバレー国立公園より更に北に1時間位。
緯度にするとサンノゼ辺りです。

カリフォルニアでは、12月頭から外出禁止令が出ていたので、
どこの宿泊施設も予約は受け付けていなかったのですが、
友達が、コンドミニアムをマンモスに持っていて、それを借りて行く事にしました。

通常は、1年間のリフトパスがあって、それを購入すると、カリフォルニアやユタ、
コロラド州の指定されたスキー場のリフトで使えます。5万円位から購入できます。
定期券みたいなもので、1年どこでも何回でも使えると言うメリットがあります。

が、この1年間のリフトパスは、シーズンが始まる前の夏頃に購入しないといけないので、
私は、今シーズンは購入しませんでした。なので、スキー場のリフト券売り場で、
リフト券を購入しないといけないのですが、これがね。物凄く高いんですね。
日本はどの位でしたか。すっかり忘れてしまいましたが。1週間で年間パスより高いです。

なので、行こうかどうしようか迷いましたが、行く事にしました。
そして、滞在中、1日働きます。リモートワークになったお陰で、どこにいても仕事ができるので、
こうして、休暇と仕事を混ぜる事ができる様になったのは、コロナ禍のポジティブな点かもしれませんね。

行くと決めてから、低気圧が2度経過して、サンディエゴには暴風豪雨の嵐が来ました、
2度目の低気圧は、それ程ひどくなかったのですが、雨をもたらしました。
ここでは雨ですが北では雪が降っていました。

なので来週のスキー場の雪は、物凄く良質で、とてもラッキーと思っていました。
カリフォルニアの山の雪は、通常湿っぽいのです。海が近いのもあるかもしれません。
気温がそこまで下がらないと言うか、新潟の雪を彷彿しますが、新潟程雪が降らないので、
たまにどかんと降って、高い山で雪が残っている、溶けては凍って的な雪が主なのです。

どうやら、マンモスまでの道中、殆ど雪道の様です。
私は、雪道を運転した事がありません。東京生まれは、車が無くても生きていけますし。
日本では、スキーはほとんどスキーバスか、電車、飛行機で行っていました。
車で行った時も、運転は免除されていました。今回は、皆で運転を交代するので、
私にも雪道運転が回ってくるかもしれません。大丈夫かなあ。
何か秘訣があったら教えて下さい。チェーンは履きます。

スキーウエア―はいまだに90年代後半に買った、赤いスキーウエア―を着ています(笑)。
アメリカ人のスキーウエア―もボーダーのウエアーも、とても地味なのです。
黒やグレーが凄く多い。。ので、ゲレンデで目立ちます。リフトのお兄さんにも直ぐ覚えられます。
アメリカではスキーもスノーボードも皆ヘルメットをしていますが、私はしません。
大嫌いなのです。ヘルメットが。。自転車に乗る時も、つけません。
危ないのでしょうが、死ぬ時は死ぬ。ヘルメットしていても、首はプロテクトできない。
と言う変な持論で、ヘルメットはしません。今まで何とかなっていますから、
これからも何とかなるでしょう(能天気)。

今回どうしても実行したいと思っているのは、マンモスまで行く途中に、第2次大戦中に、日系アメリカ人が収容された強制収容所の一つ、マンサナール強制収容所があります。日経アメリカ人は、農家もそうですが、ビジネスで成功している人達が多かったのですが、全財産を没収され、全米の何か所かに作られた強制収容所に入れられました。これは日系人のみで、イタリア人やドイツ人には行われていません。今では国定史跡に指定されて残されています。
マンモスにスキーに行く度にここの前を通っているのですが、たくさんのアメリカ人の友人と
一緒にスキーに行くので、いつも遠慮して言えませんでした。今回は勇気を持って言ってみようと思います。ちょっと寄って欲しい、と。。

と言う訳で、来週は、このブログをお休み致します。

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アメリカのコロナ的生活 ⑦ Black Lives Matter Movement その2 [亜米利加生活]

6/29/20

Vienna State Opera(Wiener Staatsoper) がFree online videoをオファーしている事を見つけてしまい、今、Rigolettoを見ています。
(お陰で何もできない・・笑)
字幕がドイツ語で、私には、さっぱりわからん、のですが、話を知っているから良し。

以前も書きましたが、今回のBLM Movementで、私のアメリカにおける

人種差別の問題の理解が間違っていた事、無知さを思い知りました。
Youtubeで期間限定で無償で見られる、もともとNetflixで放映された
Documentary 13thと言うのを見て、衝撃を受けました。

13th Amendment、これはリンカーン大統領の時、奴隷制度廃止の為の
憲法の改正条項ですが、これに、例外の記載があった事を、
このDocumentaryを見て、初めて知りました。

“奴隷制度は廃止される、が、犯罪者を除く”、と言う例外。

この例外条項を、南部州で利用されて、白人警察が黒人を取り締まり、
犯罪者として逮捕された黒人が奴隷として売買される時代が、
奴隷制度が廃止された後も暫く続いていた事を知りました。

そして、それが、未だに現世まで尾を引いている、と言う事実。

アメリカは世界人口の約4%ですが、アメリカの刑務所収容の人口は
世界の25%を占めるそうです。逮捕者が多い国。

うち、白人は7人に1人が刑務所の経験があり、それに対して、黒人は3人に1人。
黒人男性はアメリの人口の5%ですが、刑務所人口の40%が黒人男性。

これを私は、黒人男性に犯罪者が多いから(悪い奴らが多い)と理解していましたが、
違うのです。制度がそうさせている、そうなってしまうと言う、恐ろしい事実。

こちらは、たまたま日本のWebで見つけた、文春オンラインの記事。

非常に簡潔にアメリカの黒人に対する制度的人種差別を説明されていると思います。

https://bunshun.jp/articles/-/38583

是非、読んでみて下さい。

私は、アメリカに20年以上住んでいますが、この言葉を今回のBLM Movementが起きるまで
聞いた事もありませんでした。

制度的人種差別。

この記事では、Institutional racism と書かれていますが、
こちらでは、Systemic Racismと言う言葉を良く目に致します。

そして。たまたま自分の本棚を整理している時に、この本がある事に気づきました。

人種差別の帝国 by 矢部武
 アメリカ人の醜い白人至上主義 日本人のおぞましい外国人差別

忘れ去られた過去の本。
出版年を見ると、2004年、とあるので、私がマイアミ、フロリダ州から
ノースカロライナ州に移動した年です。

ノースカロライナ州は、南部ではあるものの、Deep Southと違い、
未だLiberalな方が多い方だと思います。が、それでも住んでいる間に、
何度か経験した人種差別。このブログでも書きました。

その時に、この本を買い求めたのだろうと思います。
どこでどう買ったのか覚えていないのですが。
突然出てきたので、今また読み始めています。

学びはまだまだ続きます。これからもずっと。
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アメリカのコロナ的生活 ⑥ Black Lives Matter Movement [亜米利加生活]

2020年6月6日

ちょっと時間が空いてしまいました。余りにも変化が激しく、
書こうと思っている事を直ぐ書かないと、それが既に過去になり、
状況が変化して、また新たに書きたい事がある。。その繰り返しでした。

題名を英語から日本語に変えました。
私は、このCOVID19の伝染病が広がった時に、このウィルスと共存する事が必要だと思い、
親しみが込められる様に、日本語でコロナ的生活、と、
英語でスペイン語の造語、Mi Vida Coronativaと、親しみ込めて呼んで
フェースブックで投稿していましたが、日本人の友達から、
コロナ的生活と呼ぶのは嫌だ、と言うコメントを頂き、
自分のブログで使う事をためらってしまった、と言う背景があります。

なので、 Living now and hereと言う英語を、私の日本語のブログに使った。
我ながら、慎重になってしまった。。笑

この日本人の友達には不評だった、コロナ的生活、をここで使い始めたのは、
ウィズコロナと言う言葉を聞いたから。。

最近 NHK Newsでよく聞く、東京アラートとウィズコロナ。最初、意味不明。(笑)
東京アラート宣言、と小池都知事が言って、都庁や、レインボーブリッジ、
スカイツリーが真っ赤に照らされているのをNHKニュースで見て(大阪の真似?笑)

コロナウィルスの新感染者が増加傾向にあり、その警告なのだと理解。
ウィズコロナは理解する迄に時間がかかりましたがね(笑)
コロナと共に生活、と言う意味ですね? コロナと共存。

サンディエゴは、色々開いて来て、元の生活に戻りつつあります。
全ての小売店、ショッピングモールがオープンし、レストランも着席で食事が許され、
ヘアサロンや床屋が開いて、一部マッサージセラピーも開き、ほとんどの公園、
ビーチが開き、来週金曜には、バーやジム、観客無しのプロスポーツが開く様です。

でも、なんと言うか、開いている基準が良くわからず、コンシステンシーも無く。
何で、これが良くてあれが駄目なのか、もわからず。なので、
開いたからと言って、のこのこ出かけず、未だ自粛中。

今は、来週月曜に、2月末以来、3ヶ月ぶりのマッサージを受けるのと、
美容師さんからの予約確認の連絡を、首をながあああくして待っている所。

とは言え、ヨットは、同じ家に住む人としか乗れないので、
ヨットレースは未だ始まっておらず。演劇やコンサート、映画等、
大勢が集まる場所のイベントも開催されず。
海外旅行も、行って帰って来るだけで、行き先と戻った時に、
14日間の隔離がそれぞれ求められるので、実質行かれず。
私の大好きな事が、まだできずにいる状態は変わらず、です。

外出できるとは言え、基本的には、未だStay-at-home order中な訳で、
家篭りは続き。外にでる時は、マスク着用、ソーシャルディスタンシングが要求され、
今、Phase3ですが、学校は新学期が始まる9月頭まで無いので、
企業も、それまでは自宅勤務が続いています。

今年に入って、早6ヵ月。コロナウィルスによるパンデミックが3月に始まり、約3ヶ月。。
一体、コロナはどこへ行ったか?と思う位、TVはプロテストの状況を報道している。
ソーシャルディスタンスって何だっけ?と思う位、人、人、人の波。

このBlack Lives Matter Movement.既に1週間過ぎるが、
全米各州、世界各国に広がる。日本でも渋谷でプロテストが行われているのをCNNで見た。
アメリカは残念ながら大統領選挙の年なので、これを政治的に有利に使おうと言う
魂胆が見え見えのトランプとその支持者達。

COVID19もそうだけど、何が真実で、何が人の”意見”なのか、
見極める力がますます大事になってくる。人の意見は、バイアスがかかったり、
事実を把握せずに意見を述べている可能性があるから。
真実を見極める力を刃物の様に研ぎ澄ます能力が要求されている。
この真実を見極め、コミュニケートする方法は、ニューヨーク州の
クオモ知事から私は学んでいる。

コロナウィルスは、人間を媒体にして、あっと言う間に変化を起こし、
人々の本性をあらわにしていると思う。私も、自分にとって何が大切なのか、
毎日考える。Go  Nowhere - live now and here なので、毎日、その繰り返し。
そしてふと気づくと、物凄い変化が周りで起こっている。

しかし、コロナはいなくなっている訳ではなく。アメリカのメモリアルデーの
3連休の週末の結果が、2週間後の今、感染者の増加として現れている。
今全米で起こっているプロテストで、感染拡大が起こっているなら、
2週間後位にに見えてくる。
アメリカの感染者は、2百万に近づく。

昨日は、北朝鮮拉致事件で、横田めぐみさんのお父様がお亡くなりになったと知り。
42年間、ずっとお嬢様と再会する事を願い、
活動を続けていた姿が目の裏に焼きついているゆえ、
その無念の思いに、涙しました。 日本政府。。情けない。恥を知れ。

今アメリカで起こっているプロテストは、黒人に対する差別と、
警察官による黒人に対する職権乱用、そして、基本的人権が、
黒人には守られていない事に対する抗議運動。
これを機会に、真の変化が起こるよう、その変化に少しでも貢献したい。

なので、この機会に、もう一度、アメリカの歴史、黒人の歴史を勉強し始めている。
幸い、私には黒人のお友達や、会社の同僚がいるので、
薦められた本やWebsiteを読んでいる。。。学びの機会。

学びは、死ぬまで一生続きますがね。。。
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Living now and here ⑤ Mi Vida Coronativa トランプ大統領と安倍首相 [亜米利加生活]

2020年4月23日

暫く、このコロナウィルスと共存をしなければいけなくなりそうなので、
この生活に少し親しみを持てる様な名前にしてみようと思い、 

Mi Vida Coronativa(スペイン語の造語・笑)日本語だと、コロナ的生活。。

3月19日に、外出禁止令が出たカリフォルニア州では、既に一ヶ月以上が過ぎました。
仕事もOnline、DanceクラスもOnline, WorkoutもOnline, 演劇も映画もコンサートもOnline,
これだけVirtualで何もかも過ごしていると、今では、好きに外出をしていた時が、
幻だった様な感じがする位、この自宅待機が、当たり前、New Normalになりつつある
恐ろしさを感じています。と同時に、私達人間の適応能力の高さに驚愕。

アメリカの失業者は2千6百万人に上るとの報告。実際はこれ以上いると思いますが、
全労働人口の16%位。前回私がこれを書いた時より6%悪化しています。

日本は国民全員に一律10万円を配布すると決まった様ですが、
アメリカは1200ドル、が既に、4月15日に配布されました。が、
まだ受け取っていない人もいる様です。
ただ、支給の対象は、国民全員ではなくて、年収が7万5千ドル以下の人が
対象です。1ドル100円で換算すると年収750万円以下の方に援助が支給されます。
プラス子供一人につき500ドル。アメリカの世帯の平均年収が、
6万3千ドル(630万円位)ですので、給付対象は、平均以上と言う事になります。
アメリカは源泉徴収がありませんので、会社勤めのサラリーマンでも
税金を自分で申告する必要があり、その時に、もし税金の返金がある場合は、
銀行口座をIRS(アメリカの国税庁)に登録しますので、
そこに直接現金が振り込まれるか、チェックで受け取る様に手配している人は、
郵送でチェックが送られた様です。日本は、国民にお金を配るシステムがないとか?
私は住民票がないので持っておりませんが、
マイナンバーは銀行口座と対になっていないのでしょうか?

さて。。。前回書いた時よりも、更に進んでしまって何から書いて良いやら、と言う感じですが。
流れにまかせて、書いてしまう事に致します。

アベノマスクの皮肉記事の後。アメリカでも話題になっておりました。

犬と戯れて、お茶を飲んでいる安倍首相のツイッター。

それがどうやら、緊急事態宣言後の、安倍首相から初の国民へのメッセージだったとか。

他国の国家元首は、国民に向けて、エリザベス女王でさえ、メッセージを送っている中。

私自身、そのツイッターを見ました。言いたいメッセージもわかりました。
皆様も外出はせずに、こうして、私の様に、家にいてくつろいでください、と。 

私が、そのツイッターを見て思ったのは、

パンが無ければケーキを食べれば良い、と言ったマリーアントワネットの様だ、と。

日本語で、空気が読めない、と言う言葉がありますが。

私は、いわゆるEmpathyで、空気と言うか、子供の頃から、他人の感情を感じてしまうので。

後でわかったのですが、他人が発するエネルギーのメッセージを感じてしまうので、

実際の言葉とエネルギーの差異があると、それが嘘だと見破れてしまう。

私には嘘はつかない方が良いですよ。。

と、ちと脱線しましたが(笑)。

空気が読めないのは凄く羨ましいと思っておりました。

しかし。安倍首相の犬と戯れるツイッターを見た時に思ったのは、

空気が読めなくて、他人の立場に立って物事を考えられない様になると、

他人の気持ちもわからず、リーダーとして成り立たないのではないか、と。

チームの空気が読めないと、リーダーではなくて、独裁者になってしまうと思うのです。

自分が、よかれと思う方法で、皆の為によかれと思う事を、やってしまう。

ツイッターで、自宅で犬と戯れ、お茶を飲んでいる姿を流した安倍首相は、

コロナウィルスに感染した患者さんと格闘している、最前線の医療関係者の事は、

全く頭になかっただろう、とか。休業自粛で不安になっているレストランの経営者や、

中小企業の社長さん達の事は、これっぽっちも頭になかっただろうなとか。

ただただ、外出自粛をして欲しい、と言う一心で、あれを流してしまったのかな、と。

だとすると、余りにも、視野の狭い、国民に寄り添っていない首相の像が浮かび上がります。

ただ、安倍首相のおかげで、空気が読めない、と言う英語が、初めてわかりました。

Tone-deaf 直訳すると音痴ですが。。
微妙な音感がわからなくて、チューニングできない人の事を指すのが本来の意味の様ですが。
言葉のニュアンスとか微妙な状況を感知できない人にも使える様です。

一方、アメリカのトランプ大統領。

安倍首相は、少なくとも、嘘をついたり、責任逃れをする為に、全てを他の人のせいにする、
と言う事はされていないと思うので、未だましかな、と思います。

トランプ大統領は、ほんとうに、やばい、と思います。嘘をつく。そして責任逃れの為に、
全てを他の人のせいにする。

話をそちらの方に持って行くと、ただでさえ長い私のブログが収集つかなくなりますので(笑)、

ここでは、最近の話題である、自宅待機命令を解除したい、と言う所にフォーカスして書きます。

トランプ大統領が、先に述べた通り、失業率の高騰や、ガソリンがマイナス価格になったり、と
大変な経済状況の中、ビジネスをできるだけ早く再開したい、と言う意向があり、
それを記者会見で表明した時に、各州が、いつ、自宅待機命令を解除するかは、
アメリカ合衆国の大統領である私が決める、私は全権を持つ、
決めるのは州知事ではない、と言う事を言ってのけたのです。
因みに、この発言自体が、憲法に違反しています。

その直後、何が起こったか、と言うと。最も最悪の状況である、ニューヨークの州知事が、
北東部の他の7州とアライアンスを結んで、一緒にワークして行く、と発表しました。
そしてここカリフォルニア州の州知事は、オレゴン州とワシントン州とで、
西海岸州同盟を形成する、と発表しました。

俺が決める、と言ったトランプ大統領に対して、各州が連携を取って、
自分達が決める、と宣言したのです。

その翌日、トランプ大統領は、連邦政府の自宅待機命令を段階的に解除する、
そのガイドラインを発表しました。そして、それをいつ、どうやって解除して行くかは、
各州知事が決める事だ、と、前日とは全く反対の表明をしたのです。

その舌の根も乾かないうちに、トランプ大統領が何をしたか、と言うと。
”Liberate Minnesota, Virginia, Michigan" ミネソタ州、バージニア州、ミシガン州、
自由になれ、と言う、ツイッターを流しました。

州知事の責任で自宅待機解除のタイミングを決める、と記者会見で言った矢先に、
国民、自由になれ、とあおった訳です。

それで、トランプ大統領を支持する人々が、州庁舎の周辺に集まり、デモを始めました。
”自宅待機命令を解除しろ!”と。

このデモは、全米のトランプ大統領のサポーターに広がり、ここサンディエゴでも、
先ほど申し上げた、空気を読めない人達が、Social distancingも守らず、集団で、
マスクもせず、デモ行進を繰り広げていました。

それに対して、カリフォルニア州とニューヨークの州知事は、
”私達は政治では動きません、科学で動きます”。と言ってのけた。

因みに、カリフォルニア州、ニューヨーク州の州知事の政党とトランプ大統領の政党は違います。

そして、ニューヨーク州は、3000人をランダムに選んで、免疫テストを実施。
その結果、14%の人が、すでにコロナウィルスに感染して免疫がある事が判明。

一方、カリフォルニア州知事は、トレーシングシステムを導入すると昨日発表。

これは何かと言うと。

その前に。。科学的に。この様な伝染病が制御されるのは、以下の二つ。
人口の70から80%が感染し、集団免疫を獲得する、か。
ワクチンができて、集団接種が達成する、か。 のいずれか。

ワクチン開発には少なくとも3年かかる、と言われています。
そのワクチンを集団接種が達成できるのに、どれだけの時間が必要なのでしょうか。
地球規模の人口の話ですからね。。。5年、10年。
その位の時間はかかって、やっと地球上からコロナウィルスが終焉を迎えるのでしょう。

それまでの間、私達は、人口の7割から8割が、集団免疫を獲得するまで、
生き残らなければなりません。その為にどうするか。。

それが、先に申し上げた、カリフォルニア州の、トレーシングシステム、だと思います。

これは、新しい事ではなくて、既に韓国が導入して、成功しています。

ニューヨーク州が行った、免疫者のテストは、この集団免疫が
どこまで進んでいるかの数値だった訳で、今は未だ14%位。
70-80%達成まで、かなりの時間が必要だと、ニューヨーク州は
実感したのではないでしょうか。

カリフォルニア州が、導入するトレーシングシステムは、
感染者の行動範囲を把握して、濃厚接触者を特定し、濃厚接触者に、
テストを受けてもらい、感染者は2週間のQuarantine

これを、草の根的に地道に続けて行く。

このシステムが可能なテスト機能が確立できたら、
カリフォルニアは、自宅待機を徐々に解除すると言っています。

そして、まずは、州で働く公務員を1万人、
このトレーシングができる様にトレーニングする、との事です。

そして、このプログラムの為に、アップルとグーグルが、ワークしているとの事です。
どちらもカリフォルニアにある会社ですしね。スマートフォンが使われるのでしょう。

つまりは。。いずれ自分の行動が、州に把握されて、万が一、
私が感染者に接触した場合は、テストを受ける様に言われ、
感染していた場合は、自宅なり、どこかの施設なりで2週間隔離される。。

自宅待機が解除される代わりに、全ての行動が把握され、トラックされ、トレースされ。
感染したら、どこで2週間、隔離される。と言う事があり得る。
それは自宅かもしれないし、どこかの施設か病院かもしれない。。

と思うと、冷蔵庫には常に2週間の食材を常備しないといけないのかな、と
思う次第です。







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