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アメリカカリフォルニア生活 ② ヨット [亜米利加生活]

2021年6月11日

最後の投稿から再び1か月開きました。 
1週間に1度のペースは保てずとも、1か月に1度は書き続けている事を良しとしましょうね。。。

本当は、(自分の為にですが)、コロナ禍に対する、アメリカと日本の比較をいくつか
書こうとずっと考えているのですが。書きたい事が余りに多すぎて、
ただ書きなぐると長いだけの、まとまりのない文章になりそうなので、
少し、考えを整理しているうちに、時間が過ぎてしまったと言う状況。

次回こそは書きたいと思っています。と言うのは、書かないでいるうちに状況も
どんどん変化してしまうからです。

昨年3月に宣言された、このコロナのパンデミックは、私達の生活を変えたと同時に、
本当の姿をも炙り出し、そして、私達にとって、何が大切で、何が大切ではないか、を
見極める貴重な体験だったと思っています。

アメリカは、カリフォルニア州を含む、11の州でワクチン接種者が人口の70%を超えて、
もう直ぐHerd Immunity(集団免疫)の実現が達成できる所まで来ています。
カリフォルニア州は6月15日に、Lockdown のTier制度(紫、赤、オレンジ、黄色の4段階が、様々なデータポイントの数値で、決められていて、何がどこまで、できるかできないか、が詳細に記載されている)が撤廃され、マスクの義務化も取り払われると州知事が発表しています。

未だ外出時にはマスクを着用している事と、家で仕事をしている事を除けば、
今でも既に、昨年のパンデミックは無かったかの様に、普通の生活に戻っています。

ハイウエーの交通量も以前の様に戻りつつあり、逆に、パンデミックの時の車が数台しか
走っていないハイウエーが懐かしいです。できればそれだけが戻って欲しい(無理だ)。

普通の生活に戻ったとは言え、先ほども書きましたが、
私にとって何が大切で何が大切でないかを見極めて、必要のない人間関係は終わらせ、
続けたくないと思う事は辞める、そんな感じの断捨離や身辺整理が少しずつ続いています。

昨年は、3月中旬から、WHOのPandemic宣言以降、全てのヨットレースが中止になりました。
ヨットレースが再開したのは9月の終わり。

今年に入って、一昨年以前の年間スケジュ―ルで、年頭から当たり前の様に、
ヨットレースが開催されています。

私は、過去10年間、同じキャプテンの船(ベネトー36.7)のクルーをして来ました。
この艇種は、ワンデザインのレースがあるので、とてもコンペティティブなフリートで
チームメートも皆良い人で、レースをとてもエンジョイしていました。

キャプテンは、昨年一切レースをしたくないとの事で、私は昨年10月以降、
他の船に乗せて頂いておりました。今年は、今まで乗っていたキャプテンが
レースを開始するだろうと楽しみにしておりましたが、彼からは、
今年は自分の船でレースをするかどうかはわからない、と言われてしまい。
今年、乗る船が無くなってしまいました。
パンデミックの間に乗せて頂いていた船のキャプテンから誘われてはいたのですが、
どちらかと言うとクルージング船で、レースと言う観点からは面白くない船なので、
私は、もっと競争力のある船のレースに参加したいと望んでおりました。

天は我の望みを常に聞く。。。笑

本当に、思いがけず、随分前に一度だけ一緒にレースをした事のある女性のセーラーが、
私に突然コンタクトをして来て、彼女がレースをしている船が、経験のあるヘッドセールの
トリマーを探していると言われて、悩んだのですが、乗せて頂く事にしました。

何故悩んだのかと言うと、その船は、ベネトー44.7で、45フィート。
私は今までレースした中で一番大きな船は、40フィートでしたので、大きな船の経験が無く、
自分は非力すぎるのではないか、と言う点と。私はワンデザインレースか、マッチレースが
好きなのですが、この船は、PHRFと言う、ハンディキャップレースのみと言う点。

でも、自分にとって新しいチャレンジなので、受ける事に致しました。
5月の終わりから、夏の間だけ10週間、毎週水曜の晩に行われるBeercanレースも始まり、
かれこれ、5回、この船でレースに参加させて頂きました。キャプテンが物凄いレース必勝志向で、
チームの皆も素晴らしく、レースを大変楽しんでおります。5回目にしてやっと慣れて来た感じ。

もう一つ、特筆すべきは。南カリフォルニアとは言え、セーリング界は、まだまだ白人社会です。
今まで幸いに、実力があれば、人種は関係ないと言うキャプテンに巡り合えて、
一緒にレースをさせて頂く事が出来ていましたが、サンディエゴヨットクラブに船を置いている、
キャプテンの方々の中には、白人しか乗せない、と言う方が多く、私の様な、有色人種で更に女性、
の2重マイノリティーは、なかなかチャンスはありませんでした。

今のキャプテンは、サンディエゴヨットクラブに船を置き、彼のクルーは、私以外は皆白人です。
女性は私を含めて2人しかいません。私を誘ってくれた、もう一人の女性は白人。

ここサンディエゴに住んで、いわゆる、アメリカ人の典型的名前の人しかいない場所と言うのは、
殆どありませんので、その事自体が新鮮でした。が、私にとっては、大変名誉のある事だと
思っています。外見ではなくて、実力を見てくれている証。有難いです。
なので、その中で実力を認められて、アメリカ人と対等にチームメートとして渡り合う。
それが、私の新たな挑戦となっています。

何はともあれ、人生と言うのはどう転ぶかわからないものです。
私がヨットを始めたのは、日本ですが、その時にはまさかアメリカにこうして在住する様になるとは
夢にも思いませんでしたから、ヨットを知っていて本当に良かったと思います。

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コロナワクチン第2回目 接種完了 [Covid19]

2021年5月12日

1週間に1度の投稿を続けていたのですが、最後の投稿から1か月開いてしまいました。

理由は色々ありますが。一つは、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開設するOnlineクラスに、3月末から行かせてもらっていた事。会社スポンサーなので、優秀な成績を収めないといけませんので、この私が、まじめに取り組んでいます。このクラスは週に6時間から8時間費やす必要がある、との説明でしたが、実際はもっと必要で、毎週火曜日に宿題の提出があるので、これが負担になっています。平日の仕事中はできないので、仕事が終わってからと週末しか時間がとれず、他の事をする余裕がありませんでした。今週が最後なので、心に少し余裕が出てきました。

もう一つの理由は、特にカリフォルニア州は、6月15日から正常化を目指していて、段々色々な場所が開いて行き、4月中旬以降、家にこもり切りから1年以上ぶりに開放されて、ディナーや週末の活動予定が一気に入り始めて、去年は何だったのかと思う位、普通に戻りつつあります。

先週の水曜日に、2度目のワクチンを接種し、これで今回のコロナワクチンの接種は完了しました。2度目は、既にワクチンが潤沢に出回っているので、並ぶ事も無く、薬局の外の駐車場に作られた仮設テントで、受付と接種が簡単に完了しました。接種後は、外に、適当に椅子が並べてあるので、そこに座って15分待ってから帰ると言う仕組み。
接種場所によっては、車の中にいるままワクチンを接種する場所や、
ポンポンを持ったボランティアーが、ワクチン接種が完了した人にエールを送る場所、
そしてサービスにドーナツを1個プレゼントする場所等、色々な特徴があります。
私が接種した所は接種完了のステッカーと、薬局の割引券をくれました(つまらん)。

2度目に接種した後に、副作用が出る人の割合が多いので、1度目がひどかったので、どうなる事やらと思いましたが、2度目は、1度目に出た、接種直後の倦怠感、発熱、鼻ずるずる、喉のいがいが、
接種した腕の上げられない位の痛み、は出ず、腕の多少の痛みはありました。
今でも、くしゃみが時々、5-6回立て続けに出るのと、運動すると、鼻水や痰が体の奥から出て来ると言う感じはあります。

接種翌日も、体が重くて起きるのが辛い、と言う事もなく、早朝から運動しました(極端)。
が、前回もあった、体がぎんぎんに冴えてしまった、と言う様な、体の中の違和感は、翌日に感じました。体の中の細胞が踊っている感じ。興奮しきって、ハイパー的な感じ。

ところがですね。。今回は、接種してから、3日後から、下痢が始まりました。下痢と言っても、食中毒の様な、苦痛が伴って下から上から止まらず、と言う様な激しいものではなく、便意を催しトイレに行くと、水状のものが出る、と言った感じ。これが毎日ずっと続いています。下痢が始まって5日目の今日、若干、水から物体に成長しましたが(汚い話ですみません)、それでも未だゆるいです。

これは何だ、と思うのです。免疫が爆走して、大事な大腸菌まで殺してしまって、消化不良を起こしているのでははないか、と思いました。もしくは、肝臓が弱っていて、肝炎的な症状なのか。。

特に、具合が悪いと言う感じではないのですが、内臓が調子が悪いと言う感じです。

因みに、どの位の副作用が、臨床試験で出たかが、アメリカのCDC、アメリカ疾病予防管理センターが発表していますので、こちらをご参照になさって下さい。英語で書かれていますが、文章は読まずに、表を見れば、情報として十分と思います。この表で重要なポイントは、Grade4の、症状がひどくて救急車で搬送されて入院した人が、ゼロと言う点。いくら症状が出ても、命に別状は無し。

https://www.cdc.gov/vaccines/covid-19/info-by-product/pfizer/reactogenicity.html

これによると、下痢(マイルドから深刻)の症状が出た方が、臨床試験に参加された方の10%位は、いるとの事です。割と多いですよね。。。私の周りには全くいませんが。

ここカリフォルニアは、リベラルな州。ワクチンを打つのが当たり前、と言う風潮ですが、アメリカでも、共和党支持者の保守派が多い州では、ワクチン接種を拒む人も多く、ワクチンが余って、カリフォルニア州やニューヨーク州に転送されてきているとの事。ニューヨークでは、タイムズスクエア―で、旅行者も打つことができる、とニュースでやっていました。ファイザーは、東京オリンピック参加者全員分のワクチンを寄付すると表明しています。ここサンディエゴでは、企業が薬局と協定して、
会社のファシリティーを使って、社員と家族に、ワクチン接種を提供し始めました。最初からそうしてくれれば、予約に苦労しなくて済むものを、と思いましたが、2か月位過ぎれば簡単に打てる様になるから、それまで待とうかなと思っていた私は正しかったのですが。。周り中がワクチンを打ち始めた事に焦りを感じて行動してしまいました。

大きく取り上げられておりませんが、アメリカでは、ワクチンを打った後、亡くなった方が、4000人以上いるとの事。これは、ワクチンを接種した全体の人数の0.0017%。政府は、亡くなった方とワクチンとの因果関係は証明できていないと言って、ワクチンが死因と断定する事を否定しています。
この0.0017%の数値が大きいか小さいか。ワクチンにより、死者数も重病人数も減少しているアメリカでは、この確率の方が、コロナに感染して死亡する確率よりもかなり低いと言えるでしょう。

ワクチンを打つか打たないか。

私は打ちたくありませんでしたが、前にも書いた通り、ワクチンを打っていないと、
行動に制限が出て来たので、それは嫌なので、接種したのと、
ワクチンを打っていると、皆が安心して集まれる、その二つが理由です。

このコロナワクチン、mRNAについて、色々な事を言っている沢山の科学者達がいます。

冷静に考えると、このワクチンは薬として初めて人体に使うので、誰にもわからない、と言うのが
一番正しいのではないか、と思います。

自分なりに、このmRNAを理解して、わかったのは、このワクチンにより、液性免疫(抗体の産生を誘導する)と、細胞性免疫(直接攻撃する免疫を誘導する)の二つ免疫の方法が誘導される、と言う事。

しかし。どこを読んでも何を読んでも答えが見つからなかったのは。私の細胞を使って、このmRNAで産生されたコロナウィルスのスパイクの部分は、体の中でどうなるのか。細胞性免疫が誘発されて、この細胞を攻撃しないのか。この細胞は私の細胞なのに、私の細胞を攻撃するとは免疫暴走にならないのか。

この点については、mRNAは体の中に長くい続けない、と言う記載は見ましたが、私の細胞を使って作ったコロナウィルスのスパイクの部分がどうなるのか、どこにも説明がありませんでした。

そしてもう一つ。mRNAによって、私の細胞で、コロナのスパイクたんぱく質を作る様にプログラムをされた事は、長期的に体に影響を与えないのか?と言う点。
この点に関しては、真っ二つに分かれた意見を見ました。

一つは、mRNAは、ひと細胞に対しスパイクたんぱく質を作る様に、遺伝子を作り変えているので、
将来的にどんな障害が起きるか全くわからない、と言う科学者の見解と。

もう一つは、mRNAは、遺伝子情報をつかさどる物質ではあるが、mRNAは壊れやすく、遺伝子導入は殆ど行われず、遺伝子とは別物として扱う。

どちらが正しいかは、わかりません。私は最初の見解が正しいのではないか、と思っています。

薬として初めて人体に使うので、誰にもわからない。

私が30歳以下だったら、多分打たないです。未だ先の人生が長いです。子供も産むと思います。
でも、自分がワクチンを打たないと、コロナにかかって重症化しやすいお年寄りがワクチンを打ち終わるまで、自粛をし続けないといけませんね。

アメリカでは、今は16歳以上の接種ですが、12歳から15歳のワクチン接種も許可がおりました。
私は、これ(12歳から15歳にワクチン接種)に対しては、反対意見です。

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コロナワクチン第1回目接種 [Covid19]

2021年4月11日

4月7日に、第1回目の、コロナワクチンを接種しました。
Pfizer-ファイザー製のワクチンでした。
2回目は、1回目を予約する時に併せて、28日後以降に予約をするので、5月5日に打ちます。

私は、4月1日から、接種できる対象になったのですが、数日間特に何もせず、
まあ、何とかなるだろう、的に考えていましたが、これが出遅れでした。
あれよあれよ、と言う間に、周りがどんどん予約を取り、ワクチン接種をして行きました。

焦りました。

が、出遅れた私は、なかなか予約が取れませんでした。どこも予約一杯になっていたのです。
自宅より車で1時間以上離れた所まで範囲を広げて調べてみましたが、見つかりませんでした。
仕方がない、皆が殆ど打ち終わった頃に、打つとするか、と半分あきらめかけた時、
神の思し召し。
たまたま、Googleで探しているうちに、郵便番号を入れると、近くで未だワクチン接種の
予約を取っている場所のリストアップをしているウエッブサイトを見つけました。

そこで、El Cajonと言う、私の家から約30分位南東に行った所にあるWalgreensで
簡単に予約が取れました。

アメリカでは、これらの薬局(ドラッグストアー CVS,Walgreens, Rite-Aid 等), 
病院、そしてワクチンの為の特設会場(スタジアムや駐車場、閉店されたデパートの空きビル等)
等にて、予約をし、ワクチンを接種する事ができます。
日本の様な、郵送による紙のワクチンクーポン(なんだそれ?)などは存在せず、
電話予約も無く。自分でウエッブサイトを探して、予約をする必要があります。

私が加入している医療保険は、CVSと提携している、と散々メールを送って来た割には、
私が接種可能になっても音沙汰も無く、まずは、そのCVSでの予約を試みた所、
全く空きがありませんでした。聞くところによると、朝の3時にその日の
ワクチン接種可能な時間がアップデートされるそうですが、朝3時に起きてまで
予約するのも何だかなあ。。と思っておりました。
カリフォルニア州が開設しているWebsiteからも、郵便番号を入れて予約ができる様には
なっているのですが、全く空きがありませんでした。唯一見つけたのは、私の自宅から
1時間半位北東に行った内陸地。

なので、Walgreensで予約が取れて一安心。
持って行く必要のある物は、写真付き身分証明書(運転免許等)、医療保険のカード、そして、アメリカでは必ずサインする同意書(何があっても自分の責任)のみでした。
そして筋肉注射なので、肩の近くの上腕部の高い所に接種する為、短い袖の服を着て来る様に
との注意書きがあります。

当日、私は午後6時の予約だったのですが、30分位早く到着しました。
さて、早すぎで断られるかな、と思いながら、まずは、チェックインする所に並びます。
私の前には、二人並んでいました。待つ所、5分位。窓口に行った時、
予約午後6時からなんだけど、と言いながら書類を渡すと、問題なくチェックインが終了。
”あそこのドアから看護婦さんが名前を呼ぶからその辺で待っていて”と言われて行ってみると、
椅子が、3,4脚位、6フィートのソーシャルディスタンスを保って並べられているものの、
それ以上に待っている人達がいる。取り合えず、誰が何を待っているのか良くわからないまま、
同じエリアで待つこと5分位。私の名前が呼ばれました。

看護婦は、アジア人系女性。安堵感があります。
通常は事務所か従業員の休憩室か何かを利用して、臨時に接種場所にしている感じの小さな部屋。
椅子が一つおいてあって、そこに座って、左側の腕を差し出すと、”はい、終わり”。
えっ?何も感じなかったけど、ほんとに打ったの?
筋肉注射は、針を刺した瞬間にちくんとして、その後、液体が入って来る何とも言えない感覚がありますよね。何も感じず、でした。接種は、1秒位でしたか。細い針から、少ない液体を接種する様です。

前にも書きましたが、私は薬は飲まず、医者にもかからず、インフルエンザの予防接種も
打った事がないので、私の体は、このワクチンにどう反応するのか、興味がありました。

結果は。。。副作用で大変でした。

まず打った日の夜、妙にだるくて眠いわりには、体がぎんぎんに冴えてしまって、
なかなか寝付けませんでした。そしてくしゃみの多発、鼻ズルズル、喉のいがいが、
そして時々肺の奥から出て来る様な、空の咳。そして、発熱。まるで風邪を引いた時の様な
反応でした。朝起きた時、寝汗でぐっしょりでした。

ほんとに打ったのか?と疑う位だった接種した方の腕は、痛くて持ち上げられず、その痛みは
肩や首の辺りまで達していました。

周りの接種済の友達に色々聞いてみた所、私の様に、1回目の接種で、
風邪の様な症状を訴えた人は1人もいませんでした。
2回目の時に、この様な症状を訴える人は多い様です。

接種した腕が、私と同様に痛かった人は、数人いましたが、殆どが触ると痛い程度、との事。

この副作用、日を追う毎に良くなって行きましたが、完全に戻るまでに3日かかりました。

何故、これほど、リアクションが違うのだろう。私は、日頃から薬を体に入れないので、
恐らく異物が入って来た体がびっくりして、私の免疫が活発に活動して、アレルギー的な反応をしたのだろうか、と思っています。

1度目にこれだけ反応したので、2度目は何でもない事を祈ります。

日本もやっと65歳以上の方が接種始まったそうですが、まずは医療従事者からワクチン接種では
ないのでしょうか、と思いました。

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アメリカの銃規制 [2分割のアメリカ]

2021年3月26日

今回は、コロナに関して日本とアメリカの比較を書こうと思っていたのですが。

アメリカ人のトランプサポーターと、アメリカの銃規制に関しての意見の不一致があり、
その事を書こうと思います。

トランプのサポーターとは、永遠に意見が平行線をたどる、と言う事は
以前書いた通りです。

私は共通の趣味(セーリング)の友達が、トランプの支持者が多い関係で、
その方達を自分の人生から、セーリングを辞めない限り、葬り去る事ができないので、
残念ながら、こういう意見の不一致と言う、気分の悪い状況に陥ります。

セーリングの世界は、依然として白人の社会なので、トランプの支持者が多いのは
仕方がない事なのだとは思います。

前回、アトランタの、アジア人アメリカ人女性が経営しているネイルサロン3件に、
白人の男性が射撃して8人を射殺した事を書きました。

今週、スキーリゾートで有名な、コロラド州ボーダーで、スーパーマーケットで、
銃を持った21歳の中近東系の男性が銃を乱射し、警察官を含め10人を射殺した、と言う
痛まし事件がありました。

Copy catと言いますか、銃による事件が起きると、それに連鎖した様に、銃による射撃事件が起きます。(ので、私は先週末ネイルサロンに行きませんでした。)

アメリカでは、この様に、銃による射撃事件と言うのは、毎年当たり前の様に起こっていて。
それが教会だったり、映画館だったり、学校だったり、会社だったり。今年はネイルサロンに、
スーパーマーケット。普通に生活して、普通に訪れる場所で、ある日突然命を絶たれる。

これが毎年、毎年、毎年、毎年、続いているのです。 
オバマ大統領の時に、小学校の射撃事件が起きて、幼い子供達の多くの命が奪われました。
銃規制の法令を発令しようとしましたが、議会(共和党の議員)に阻まれて実現しませんでした。

今回の襲撃事件を受けて、バイデン大統領は、銃規制を発令できる様に議会に働きかけています。

が、この連邦政府の動き自体が、トランプの支持者にとっては、受け入れられない様です。

色々な情報を使って、私には理解できない色々な事を言っていますが、突き詰めると、
私が理解しているのは、アメリカ政府が、銃を自由に持たせない様な規制をする事が、
許せないらしいのです。これは、マスクをつける事を政府が義務づける事に抵抗していた姿勢と
同じに見えます(これは後で追々)。

私は、これらのトランプの支持者に、これを使って私の意見を述べました。

Screenshot_20210325-055217.png


こちらは、ニューヨークタイムズに掲載されたグラフです。
縦軸は、100万人の住人に対して、銃で亡くなった方の数を表しています。
横軸は、100人の住人に対して、銃を保有している率です。

アメリカだけが、突出しています。銃の保有者も、銃で亡くなる方の人数も。
このグラフだけでも、銃を保有している人が多いと、それだけ銃で亡くなる人も多いと言う事が
言えると思います。

因みに日本は、ゼロです。。銃を保有する人も、銃で亡くなる人も。
先進国の中で、唯一、だと思います。これは世界に誇れる日本の安全性だと思います。

日本の安全、世界に誇るべし。

このグラフを使って、トランプ支持者の友達に、
私達の日常生活で、スーパーや、ネイルサロンや、学校や、教会や、会社や、映画館や。。
ごく普通の日常生活で当たり前に行く場所に行く時に、
これがもしかしたら最後かもしれない、と思うのは、アメリカだけだ、と。
それが如何に狂った状況なのか、わからないのですか? と訴えてみました。

トランプ支持者に何を言っても理解できないから、無駄な努力はするな、
と言う私の友達は多いのですが。私は、それでも、時々こうして挑戦してしまいます(苦笑)。

結果。。玉砕。。。チーン。

同じテーブルに座っていないので、議論にもなりません。
政府が、何も規制するべきではない、と思っている方には、何を言っても無駄でした。

言って気分が悪くなるだけなので、辞めれば良いのですけれどね。。馬鹿な私です。




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ヘイトクライムーアジア系アメリカ人 [差別。いじめ。]

2021年3月21日

春分の日が過ぎ、少しは春めいて来ましたが、サンディエゴは例年より寒い日が続いています。
とはいえ、 お花が色々と咲いて来て、鳥さんのさえずりも活発になって来ました。

ソメイヨシノが見たいですねえ。(しみじみ)
ここサンディエゴは、冬が暖かすぎて、ソメイヨシノは咲きませんので、ピンク色の濃い違ったタイプの桜が咲きます。カリフォルニアも北に行けば、ソメイヨシノが見られます。サンフランシスコで見た時は、桜の木の下で暫く立ち止まって動けませんでした。いつかアトランタに出張に行った時に、
宿泊したホテルの庭にソメイヨシノがあって、既に散り始めていたタイミングでしたが、暫く桜の木の下で眺めていたのを覚えています。

そのアトランタで、3月16日、悲惨な襲撃事件が起きました。
21歳の白人の男性が、アジア人の女性が経営するマッサージ・ネイルサロンを3件、銃で襲撃し、
8人が死亡、そのうち6人が、アジア系アメリカ人でした。

アメリカでは、昨年より、アジア系アメリカ人を無差別に攻撃する事件が多発していて、
その増加率は150%との事で、ロスアンゼルスにある日本領事館からも、注意喚起のメールが
何度か配信されましたし、バイデン大統領も大統領就任後、アジア系アメリカ人に対する差別、
暴力行為を禁止するエグゼクティブオーダーを発行しました。

アトランタ襲撃事件の犯人の、犯行に及んだ動機は未だ捜査中ですが、この事件をきっかけに、
アジア系アメリカ人に対する、いわゆるヘイトクライム(他人種に対する憎しみによる犯行)や、
特にアジア系アメリカ人女性に対する偏見や差別が、マスコミで取り上げられています。

一連のアジア系アメリカ人に対する攻撃は、トランプが、COVID19の事を、チャイナウィルス、
カンフルー(カンフーフルー、Kunfu Flu)と呼んだ事が発端と私は思っています。
他のアジア人にとっては、とんだとばっちりな訳ですし、中国人系アメリカ人にとっても、
とんだとばっちりです。逆恨みも甚だしいですよね。

が、COVID19が中国の武漢で発生した事は事実なので、昨年のパンデミックが宣言され、
ロックダウンが宣言された当初は、サンディエゴのアジア人街にある中華レストランは、
閑古鳥が鳴き、風評被害にさらされていました。私も、昨年の3月末に眼医者に行った時に、
2人いた受付の女性の一人(白人)に、完全に無視され、もう一人の女性は他のお客様を相手にしていたので終わるまで待たされ、私が用を済ませて外に出た瞬間に、私を無視した女性は外に出て来て、
私が外でコートを着る為にお店の前に立っていたので、わざと見える様に、ドアのノブを狂った様に、消毒しまくっていた、と言う偏見を受けた事がありました。

一方で、アジア系アメリカ人、とひとくくりにしても、ひとくくりにはできない事情があります。
皆、連携を取っているかと言うと、そんな事は全くなく、
それぞれの同じ出身国の人同士で固まっているのが現状だと思います。
私も、正直申し上げますと、他のアジア人と一緒にされるのは複雑な心境です。
私は日本人とも打ち解けられませんので、他のアジアの国の方々はもっと遠く感じます。
日本人の私達にとっては、他のアジア人はとても遠い存在とは思いませんか。
しかし、白人の中に入ると、アジア人は皆”アジア人”なのです。アメリカの場合、
パシフィックアイランダー(サモアやパブアニューギニア島の出身者)も同じカテゴリーになります。

そして、アジア人女性に対する偏見(ステレオタイプ)ですが、
私の経験から言うと、アジアの女性は、白人男性に下に見られていると思います。

従順で大人しい女性。男の言う事を何でも聞く女性。現在の状況はわかりませんが、
以前は、東南アジアでは観光客に対して売春も行われていたそうなので、そのイメージも
無いとは言えません。そのイメージで対応してくる白人男性に、とてもひどい扱いを受けた事が
何度もあります。

この問題は、今に始まった事ではないので、こうして表出して来た事は、良い事なのだと思います。




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