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アメリカの決算ー盆と正月 [亜米利加 仕事編]

10月2日(月)

今週は、スティーラーズがオフなので平和な日曜、月曜の晩。とは言え、何だかんだ言って結局ゲームは見て寝不足ですが(苦笑)。ディープインパクトは3位だったそうで、ちょっと惜しかったですね。

実は昨日、10月1日は、私が勤務している会社の創立5周年記念日でした(私の誕生日と2日違いです)。日本の会社と北欧の会社の50:50合弁会社で、最初の数年間は業績も芳しくなく、ボーナスも昇給も昇格も無く、セルフモーチベーション(日本語だと、自分で自分自身に意欲を与え奮い立たせる、みたいな感じでしょうか)の方法を骨の髄まで学びました(笑)。

何と言ってもこの5年間を振り返って一番嬉しいのは、合弁会社をご経験された方はご存知だと思いますが、2社(時には数社)のコーポレートカルチャーの違いを統合して行く段階で、色々な場面で対立、亀裂が会社中で起こりましたが、その障害を乗り越えて、パートナーシップが5年間も続いた、と言う所です。時には全くの孤立無援、孤軍奮闘、と言う時もありましたが、自分が会社の為に正しいと信じる信念だけは絶対貫き通す為に周りを説得する勇気や根気強さと、新しい物を受け入れて変えていく柔軟性のバランスに苦しみ貫いた時もありました。今振り返れば、私の人間としての成長にとても良い経験をさせて戴く事ができたと思っています。

今週は、もう少しお誕生日モードで祝福気分に浸っていたいのですが、仕事が滅茶苦茶忙しい。毎年の事なんですけど、いつもすっかり忘れていて、これがやってくると今年もそろそろ終わりだなあ~と気づきます。更に多忙の中、今週金曜に1日お休みを取って遊ぶので、自業自得なのですが、それ故、どうしても木曜まで終わらせなければいけない仕事が山積み。。。

これはアメリカの決算に関連している、と個人的には思うのですが。

日本の会社の殆どは、4月に始まって翌年の3月がその年の年度末決算だと思います。欧米の会社の多くは、カレンダー通り運用されているので、1月に始まって12月末が年度末決算となります。なので、会社の経営的観点で見ると、日本の会社と私の会社とでは、スケジュールが3ヶ月微妙にずれています。

と言う訳で、日本だと恐らく9月末を終え今が丁度上半期の決算期、だと思いますが、こちらだと既に第3四半期決算、残す所後3ヶ月で年度末決算、と言う感じで、今年の業績見込みがほぼ立ちます。

これはあくまで私の担当業務のマーケティングの観点から述べてますので、職種によっては忙しさのタイミングの違いはあると思いますが。

まず、1年に一度の恒例行事の、今年度の落ち着き見込み(売り上げ、経費両方)、そして来年の販売計画立案が、9月位から始まって、10月から11月の頭にピークを迎えます。それと同時に、この9月から12月にかけては、年末商戦の準備、対応で1年で一番忙しい時期。これは日本の皆様と同じ時期だと思います。

このカレンダー通りのスケジュールで働き始めて、つくづく日本のスケジュールは凄いと感動しています。それは何故かと言うと、私の経験からではありますが、日本の場合は、この年末商戦の準備・対応、と来年の販売計画立案のスケジュールが重ならない様になっているんですね。年度末が3月末のお陰で、販売計画は来年の1月末から2月末位に確定、と言うスケジュールになるから、です。

他にも、例えば、年末商戦の為に商品を発注して準備をしていたけど、販売が芳しくなく在庫を積み上げてしまった、とか言う話になっても、日本のシステムであれば、来年1月から3月に販売できれば、一応同じ年度内の販売、と言う事になりますが、こちらだと、帳簿上年度をまたいでしまうので、大変な事になります。経費も同じです。クリスマスや年末商戦に使った販売促進費の殆どは来年に請求が来ますが、今年度(12月末まで)に全部計上して置かないといけません。

このたった3ヶ月の違いが、ビジネスを運用する上でこれ程の違いを生む事になろうとは、こうして両方を経験するまでわかりませんでした。まあ一度に一遍に来るのと、次から次へと来るのでどちらが良いか、はわかりませんけれど。

盆と正月、とは良く言ったもので、ほんと今は猫の手も借りたい程忙しい。でもね、盆と正月、とか言うと、つい私は、飲んだ暮れの踊りまくりをする時期って感じがしてくるんですよね~。一生懸命働いた時こそ、遊ばないといけまへん♪ と言う事にしておきましょう。 えっ、いつもの事でしょって? はい、その通りでございます(笑)。でも忙しい時こそパワー全快。今週末のNYCが思いやられるね。

 

 


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アメリカ移住④ -グリーンカード [亜米利加 仕事編]

8月21日(月) 

夏の高校野球決勝、素晴らしい試合でしたね・・。私はNHKでダイジェスト版を見ただけなのですが、感動して胸が熱くなりました。

さて。暫く書いていなかったアメリカ移住の話。今日はグリーンカードについて触れておこうと思います。そうしないと何となく仕事の話に行きずらい気がして。

今まで私は、’前例が無い’と言われる事を色々達成して、密かにそれを自分を励ます勲章の様に考えて来ました。今回私が、グリーンカードを取得して現地の会社に移籍したのも、私が勤める今の会社では名誉ある日本人第1号(最初で最後との噂も・笑)。

前例が無い事をするのは、道を作りながら進むような物なので、試行錯誤と言う言葉がぴったりの様に思われるかもしれませんが、実は案外そうではなくて、絶妙のタイミングで絶好の助っ人が現れたり、予想もしなかった絶好の事が起こったり。自分がそれを絶対手に入れる・達成する、と言う確固たる信念を持ち続ければ、その信念が方向付けをして、方法は自然と示されて行く、と言う感じでした。夢を叶えて行くとは、こんな感じなのかもしれません。

グリーンカード=永住権は、免許証みたいなプラスチックのカードなのですが、以前は緑色だった事からグリーンカードと呼ばれる様です。今はクリーム色で、以前の様に斜め横を向いて取った写真では無く、パスポートと同じ、両耳出した真正面からの写真が貼られています。10年毎に更新で、これを取った途端、永住権を放棄するまでアメリカへの納税義務があり、どこに住もうとアメリカの税務署が地の果てまで追って来ます。選挙権はありません。

私が理解する限り、グリーンカードの申請方法には大きく分けて3つありまして(専門家ではないので間違ってたらごめんなさいね♪)

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