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COVID19のワクチンに関して [Covid19]

2021年3月12日

昨日は、東北大震災から10年。アメリカでもニュースになっていました。
日本のニュースでは、10年の節目、と、節目と言う言葉を使った報道が目立っていましたが、
自分が両親を4年前に亡くして思うのは、命日に、節目もへったくれもない、と言う事。
毎年の命日が特別であり、気づいたら何年も過ぎていた、と言うのが本当の所なので、
節目、と言う言葉をを使っている事自体が、他人事になっていると言う証拠、と思いました。

そして昨日は、COVID19がWHOによりPandemicと宣言されてから1年になります。
私の会社が、家から仕事、命令が出て、明日で1年となります。

もう1年。未だ1年。。もう1年、と言う気持ちの方が強いかな。

アメリカは、COVIDによる死者が、53万人に上り、第1次、第2次、ベトナム戦争の戦死者を合計した数を超えて過去最高の死者数となりました。が、ワクチン接種が順調に進んで、患者数は18%減、入院者数は28%減、死者に至っては、32%減と、ワクチン接種の効果が出始めています。

そしてバイデン大統領によると、6月末までに全員ワクチン接種が可能になるとの事です。

それよりも。。アメリカは、40%がCOVID19に感染済と言われていて。10%の人口がワクチン接種完了なので、50%が免疫獲得と言える様です。COVID19の基本再生生産数が、2と言われているので、人口の50%以上が免疫獲得できれば、集団免疫が獲得できて、これ以上COVID19が流行しなくなるのではないか、と思っています。

そろそろ、巣ごもり終焉が見えてきた感じです。

さて、このワクチンですが。現在の所アメリカでは、2度接種必要な、ファイザー製、モデルナ製、
そして、1度接種のジョンソン&ジョンソン製が、接種されています。
最初は、医療関係者、65歳以上、老人ホーム在住者、勤務者が第1次接種グループ。
州によって若干違うのですが、次は、フード業界勤務者(スーパーとか)、先生等の、人と接する仕事の従事者、農家、疾患(糖尿病、心臓病等)のある人が第2次接種グループ。
サンディエゴは第2次グループに、低所得者が居住するエリアの人達が含まれています。
そして、最後に、私の様な一般の人々、となっています。

私は、アメリカでは当たり前の様に毎年打つ人が多い、Flu shot,いわゆるインフルエンザの予防接種も一度も打った事がありませんし、抗生物質等、薬も、漢方薬以外は絶対飲みません。お医者さんに頂いても、捨ててしまいます。化学物質をできるだけ体に入れたくない、と言うのと、自分の免疫力は凄いと、根拠もなく信じているからです(これをあほだと呼ぶ人もいます・笑)。
でも、風邪も滅多に引きませんし、いたって健康で、怪我以外では全くお医者さんに通っていません。

コロナのワクチンも打たなくて良い物なら、打ちたくない、と言うのが本音です。

が、コロナのワクチンは、打とうと思っています。なのでワクチンの事を色々調べました。

コロナワクチンは、生ワクチンと違って、コロナのウィルスを接種するのではなくて、とても新しい技術で作られた核酸ワクチンと呼ばれるもので、簡単に言うと、ウィルスのたんぱく質のどの部分が、
人間の細胞に侵入する際に使われるか、を理解し、その設計図を作って体に打ち込み、ウィルス自体を人の体に作らせて免疫力を得る、と言うものだそうです。コロナのウィルスは、SARSが流行った時の研究があった為、割と早くにウィルスの分析ができていて、あの、嫌なコロナウィルスの姿を見た事の無い方は、いないのではないかと思いますが、赤い突起状のスパイクたんぱく質がヒト細胞の受容体ACE2にくっつく事は、割と早くからわかっていました。ので、これほど早いワクチン製造の実現となった様です。

因みに、このワクチンを打ったからと言って、コロナに全くかからなくなる訳ではないそうです。
万が一かかっても症状が重くならない、重症化しない。入院や死に至らない、と言う事です。
ただアメリカの感染者、入院者、死者の減少を見ていると、感染も減っているのではないかと思います。

私の周りには、ワクチン接種済の人がたくさんいますが、2度目を接種した時に、熱を出したり、具合が悪くなったりした人はいますが、直ぐ回復して、皆、元気に過ごしています。

設計図を接種して、私の体がコロナウィルスを製造するねえ。。

想像しただけで嫌ですが、自分がどんなコロナウィルスを製造するのか興味もあります(笑)
人体実験の域ですね。。

私がワクチンを打とうと思ったのには色々な理由があります。

ワクチンを接種すると。
〇自分がコロナにかかっても、人に移さない事が科学で証明され始めて来た。
自分の為、と言うよりも周りの方の為。
〇イスラエルがコロナパスポートなるものを始めて、ワクチン接種の証明があれば、レストランの食事、コンサート等、できる様になった。ドイツやイギリスもこのワクチンパスポートを検討中との事。
いずれ、ワクチン接種証明が無いと、海外に旅行できなくなるのではないかと言う懸念。

が主な理由です。

一方の日本ですが、テレビのニュースを通じてしか知りませんが、何というか。
大げさにとらえすぎていると言うか。ワクチンも接種の訓練をしたり。
感染者が増えた減った、だけで、右往左往している印象を持ちます。
緊急事態宣言も延長されてしまいましたしね、東京。

更にコロナ変異株の出没ですが。専門家なら、ウィルスは変異をするのが当たり前とご存知だし。
今までもコロナは変異を続けて来ているのに、今回何故大きく取り上げられているのでしょうか。
ウィルスは、人を殺すのが目的ではなく、生き物と同じで子孫を残す事が目的なので。
人に感染して殺してしまうのが本来の目的ではないはずですから、変異してより感染力の高い
ウィルスになるのは、当たり前の事なのではないかと思ってしまいます。感染力は高いが
致死力は低い。。危険ではないのでは?

今日、ロスの日本領事館からメールが来て、厚生労働省の通達ですが。
3月19日から、日本人でも、出発前72時間以内のコロナテスト証明が無いと、
日本へ入国できなくなるそうです。そのテスト証明も、厚生労働省が指定する内容を
全て網羅していないといけない。ますます、日本帰国が遠のいて行きます。

アメリカは、6月末までには終焉を迎えそうと言っているのに、日本、まだまだ駄目ですか。

東京オリンピックは未だやる予定みたいなのに。なんだか、ちぐはぐしていますね。

IOCが昨日発表していましたが、中国が、中国で作ったコロナのワクチンを、東京オリンピックの選手や関係者に接種できる様にとオファーがあったそう。IOCがお金を払う様です。
私東京オリンピック、行きますが、中国製のワクチンは正直、私は信用できませんので、
そのオファーは有難く辞退致します。それまでに、アメリカで接種済である事を祈ります。
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2分割のアメリカ - ④ 仮想世界  [2分割のアメリカ]

2021年3月5日

はやいもので、3月になりました。この1週間に1回ペース的な投稿も、何とか続けています。

サンディエゴは立春が過ぎると春めいて来て、花々が先始め、新緑が出始め、鳥のさえずりが大きくなります。来週の日曜には、夏時間へ移行します。もう?
せめてヨーロッパの様に、春分の日以降に、時間を変えて欲しいものです。

この2分割のアメリカ、もっと色々書こうと思っていたはずなのですが、選挙が終わって、
バイデンが大統領に就任し、トランプが過去の人になった今となっては、今更
トランプの事を書くのは、気が進まないのです。なので、トランプの事は、別の角度から、
違うテーマで追々書こうと思います。

日本のお友達に、アメリカの分裂の状況を聞かれる事があるのですが、私の答えは、
恐らく、二度と統合する事はないでしょう、と言うもの。統合しなくても、国として
存在して行くでしょうし、誰が大統領になろうとも、私達の生活は続きます。

何故統合する事が無いと思うか、と言うと、仮想世界、英語でVirtual Worldと言いますが、
が、存在し、そこに生きている人達がトランプの支持者だから、です。

少し前に、アマゾンプライムで、The Man in the High Castleと言うドラマをやっていました。
(日本で見られるのかな?)これは、第2次大戦が、日本とドイツが勝利して、
アメリカ大陸の西海岸が日本軍に、東海岸がドイツのナチスに占領されて、
アメリカの真ん中がニュートラル地区となっている世界と、
実際の連合軍が第2次大戦に勝った世界の、二つの世界が同時に存在し、
そのどちらへも移動できる人達はトラベラーと呼ばれていました。

私は結構はまって、最後まで見たのですが(しかも2度・笑)、ここで描かれる日本軍と日本の憲兵隊や、日本人の政治家の特徴、ナチスの特徴が実に良く描かれていて、もし本当に日本とドイツが
勝っていたら、こうなったかもしれない、と思わずにはいられないドラマでした。


アメリカに存在する仮想世界も、現実とは違う世界。それは、トランプが、昨年11月の選挙に
勝ったのに、選挙に不正があり(票が盗まれた)、大統領になれなかった、と言う世界。

これを信じてトランプを支持し、次の大統領選挙、2024年にトランプを再び大統領にする、
と言う使命に燃えている人達が、この仮想世界に生きています。

現実は、選挙に不正があった事を証明する証拠は全くなく、裁判所に訴えたトランプの訴訟も、
証拠不十分で全部却下されています。バイデンとトランプの票が接戦だった州は、票の数え直しをしていますが、結果に変更はありませんでした。

トランプは、最初は、メールによる投票は不正(移民者が投票、死人の名前で投票等)、
投票箱が盗まれた(これが何故トランプの票だけ盗める?)、
投票を数える機械が不正確(のち、この機械のメーカーがトランプ陣営を訴訟)等、
色々な難癖をつけ、どれもうまく行かなければ、根拠の全くない”票が盗まれた”と言い、
ジョージア州の州政府に電話して、”私の票をもっと見つけ出す様に”と支持をした。

これらの不正に対する、全く証拠の無い嘘の告発は、各州の選挙に携わっている公務員を
冒涜するのみならず、裁判所の判断も尊重していないと言う事です。
三権分立や、選挙によって選出された国民の代表に政治を委ねる、
と言う民主主義の根本が、覆される程の、悪質な発言だと私は思っています。

でも余りにも馬鹿げていて、これを本気で言っているのだろうか、と逆に疑ってしまいます。
選挙に勝つ為に言っているだけで、本当は嘘と知っているはずだ、と。
もし本気で、自分が選挙に勝っているのに不正があって負けたと思っているなら、
狂っているとしか思えません。

トランプは、2016年の大統領選挙のキャンペーンの時から、こうした虚偽の発言をし、支持者をだまして来たのです。そして、トランプが話す内容とは違う大手のメディアが報道する内容は、”虚偽のニュース”として、位置づけました。トランプを支持する限られたメディアの情報しか”信用できない”としたのです。

そして4年後。トランプの不正選挙の告発を証明する証拠はありませんが、一般人が、ソーシャルメディアに投稿している虚偽の情報は、腐る程あふれています。

この仮想世界に住む方達は、現実の世界に住んでいる私を、”洗脳されている”、
”大手メディアの言っている事しか信用しない、あさはかな人間” と、呼びます。

私にしてみれば、トランプが主張する、証拠の無い不正選挙があった事を信じて、
トランプの大統領選挙を勝利を信じて疑わない人達こそ、仮想世界に住んで、
知識も知性も理解力も無い、可哀想な人達、となる訳です。

だから、この二つのグループが一緒にいても、話し合いにもならず、平行線をたどるだけ。

この仮想世界、いつまで存在するでしょうか。

既に、ツイッターがトランプを永久追放した後、以前に比べて勢いを失っているとは思いますが、
2024年の大統領選挙に向けて、別の政党を作るとか、新しくテレビチャンネルを作るとか、
色々な噂は飛び交っています。

私が望んでいるのは、トランプが、脱税か、選挙の不正を働きかけた罪で、有罪になる事。

そうすれば、この仮想世界もいずれ、消えてなくなるのではないかと説に願っています。


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2分割のアメリカ - ③ トランプのAmerica First & MAGA [2分割のアメリカ]

2021年 2月23日

今回、アメリカの2分割を書こうと思ったきっかけは、アメリカに住む日本人の友人(2名、いずれもアメリカ人と結婚している女性、一人はカリフォルニア州在住、一人はテキサス州在住)が、トランプを熱狂的にサポートしている所までは個人の自由ですが、私に個人メッセージを何度も送り、如何にトランプが良いか、選挙が不正に行われたか、の意見を述べて、トランプを全くサポートしていない私が、如何に了見が狭く、嘘だらけの大手メディアを鵜呑みにして、民主党をサポートする狂った左党であるか、を訴えて来て、不快な思いをした事がきっかけです。更に一人の友人に至っては、フェースブックに、虚偽のニュースを載せて、今回の不正選挙を訴えていて、その意見に賛同する、日本に住む日本人がたくさんいる事を知りました。

アメリカ人のご主人が恐らく民主党をサポートし、トランプをサポートしているから、トランプをサポートしているのではないかと思いますが、どの政党をサポートするか、はその方の自由なので、私は全く関知しませんが、その考えを私に押し付けて来るのは違うと思いますし、更に私がメディアを鵜呑みにしている狂った考え方の持ち主と決めつけるのは大変失礼な話だと思います。まっ、あのトランプをサポートする方達と言うのは、私の常識を超えた考え方の持ち主なので、特に日本人は、私のお友達として、2度と考えられないのです。

アメリカ人も、今回の選挙で、沢山の友人や親せきとの繋がりを切ったと言う方が沢山います。私の趣味である、サンディエゴのヨット界には、沢山のトランプサポーターがいますが、ヨットと言う共通の趣味がある友人達は、政治の話題を避けて、何とか趣味で繋がってはいますが。

以前、何故トランプが2016年に大統領に選ばれてしまったか、を書きました。

トランプに関して

既に、その時に、私は予言をしてしまっていました。

” いずれ、何が真実で何が虚言なのか、わからなくなるかも、ですね・・・。”

その事を書く前に、今回は、トランプが打ち出した、America First (アメリカ第1主義)や MAGA-Make America Great Again(アメリカを再び偉大にする)と言うキャンペーンで言われる、このアメリカとは何か。

このアメリカ、とは、トランプが選挙に勝つ為にフォーカスした中流階級の白人層。

主に、保守派と呼ばれる、共和党支持者で、地方や中西部の州に在住する白人で、キリスト教信者。

昔、特権階級のWASPと言う言葉が使われていましたが(アングロサクソン系プロテスタントの白人)
今は、アングロサクソン系に関わらず、白人であれば、ゲルマンやラテン等も含まれると思いますし、宗教もキリスト教プロテスタントに限っていないとは思います。

これだけ、沢山の人種が住むメルティングポットと言われるアメリカで、大胆にも白人のみフォーカスして、アメリカと言う名を使っていますが、白人第1主義、白人層を再び偉大にする、と言うキャンペーンを打ち出し、トランプが大統領就任中の4年間は、この姿勢を貫き通しました。
そうトランプは、皆の大統領ではなかったのです。
私の様な移民にとっては、末恐ろしい事ではありますが、もし私が白人だったら、
その気持ちもわからなくはない、と思ったりします。これはまた別の機会に。

ここまで書くと、何故日本人がトランプを支持するのか、ますますわからなくなりませんか?
日本人は、アメリカ人と結婚しているからと言って、白人ではありませんのでね。。。

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わきまえる [差別。いじめ。]

2021年2月13日

マンモスから戻る時、やっぱり、マンサナールに寄って欲しい、と言えませんでした。。涙

やはりね。アメリカ人には言いにくい。余程仲が良くても言いにくい。ほんとに何もない所に、
ぽつんと立っている、慰霊塔と書かれた石碑がある日系人強制収容所跡のミュージアム。

夏の酷暑になる前に、自分で運転して行ってみようと思います。

話が飛んでいますが、今回は、東京オリンピック組織委員会の森会長の、女性蔑視発言に関して、
書こうと思います。いずれ、アメリカの差別意識や、いじめ等も書きたいと思っていたので、その書き始めになりますね。私は、日本を離れて20年以上経ちますので、私の戯言は、今の日本の現状や価値観を全く反映していないかもしれませんが、ご容赦下さい。

私が、この森会長の発言、”女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります”、
が書かれた記事を見た時に、最初に思った事は3つ。

一つは、全くその通り、同感!(失礼ながら)
私は女性ですが、男性社会の中で社会人として育ちましたので、男性を見本に学んだからでしょうか。もともと、おんなおんなしていない、さっぱりした性格なので、話も早いのですが、女性の中には、
だらだらと、自分の話から始まり、誰がああ言った、こう言ったと、話が長い女性がアメリカでも多いです。もっと要点をまとめて、簡潔に話せないのか、と、聞いていて、いらいらする事があります。

二つ目は、日本は、偉い人が、更に言うと、東京オリンピックの様な国際的組織のトップの方が、
未だにこの様な、女性が、男性が、と言う性別に関するコメントを公然と言い放てる環境なのか、
と言う事と、その様な方が、未だに、組織のトップでいられる環境なのか、と言う事に、
衝撃を覚えました。

アメリカでは、あらゆる差別的発言は許されておりません。特に政治家や、企業のトップ等の著名人にはありえない発言です。法律で禁止されているのみならず、企業も禁止しているので、
アメリカで働いていて、女性が、男性が、と言う発言は全く聞きません。
なので、久しぶりに、”女性が云々”と言う発言を聞いて、化石だ、と思いました。

3つ目は、今の世の中、日本の著名人が何か日本語で失言をしても、そのニュースが、
世界中に即座に一気に広まる、と言うご時世なのに、軽々しく、女性蔑視と取られる様な
発言をされる事自体、とても衝撃的でした。ひと昔前の、インターネットの無い時代ならともかく。
そう言う自覚がないのかと思える発言が衝撃的でした。

海外で話題になっていたのは、この、”女性が多い会議は時間がかかる”、発言よりも、
その発言の中で言われた、’組織委員会の女性は、わきまえている”、と言う発言の方でした。
つまりは、日本は、女性蔑視されている社会、または組織で、女性はそれを受け入れて行動している、と言う事自体が、日本は女性蔑視の国である証、との論調でした。

わきまえる。。立場をわきまえる、とか、道理をわきまえる、とか、で使っていますが、
思わず、国語辞典を引いて、意味を調べてしまいました。

わきまえる。。。なる程、と思いました。女性としての立場をわきまえる、と言う意味ですよね。

私は、東京で、日本の企業で働いておりましたので、当時、男女機会均等法が施行されておりましたが、女性差別は、経験があります、私の勤務先は、未だ恵まれていた方で、
私は、幸い、女性として、海外出張に行ったり、海外赴任したり、男性と同様に扱われて来ました。

が、昇格が男性と同様だったか、と言うと、そうではなかったと思います。
また、一方で、女性としての仕事の限界も認識しておりました。
男性の様に、世界中のどこの国へも出かけていける、と言う訳ではありません。
特に、中近東や、発展途上国で経済や治安が安定しない国へは、
私の会社も女性は派遣しませんでした。
また、結婚して子供を産んだりすると、産休、育児休暇と職場を離れる事もあり、
本当の意味での、男女均等と言うのは、不可能ではないか、と、私は思っていましたので、
そう言う私の考え方も、女性としての立場をわきまえていた、と考えられていたのか、
と今回、森会長の発言で気づかされました。

一方、アメリカの職場環境では、まず、性別によるカテゴリーが撤廃されます。
アメリカでも、未だグラスシーリング(ガラスの天井)と呼ばれる
昇給昇格の男女差があると言われていますが、少なくとも表面上の年齢や性別による差別は
ありません。ので、逆に言うと、女性は、女性だから、と言う甘えは許されません。

今回の森会長の発言で、東京オリンピックのボランティアが700人以上、辞退されたと聞きました。
ボランティアを辞退した方々のお気持ちは察しますが、恐らく、本当の意味で、性別による差別をされた事がないのだろうと思いました。もし、性別による差別の経験があれば、森会長の発言位で、怒りをあらわにしたり(変化は生まれない)、抗議をしたり(無駄な事)、しないと思うからです。

さて、この私も、3年前より準備をしておりまして、東京オリンピックのセーリング競技に、
オフィシャルとして、サポートさせて頂きます。森会長の発言を聞いた後も、
この気持ちには変わりありません。私の森会長への反応は、二つ。
上にも述べましたが、日本は未だ化石の様な男尊女卑がまかり通っているのだなあ、と言う理解と、
女と思って馬鹿にするなよ、この野郎、見てろよ、と言う決意(笑)でしょうか。

今の所、東京オリンピックやるみたいですが、どうなるでしょうか。
どうやら、ホテルと会場との往復以外は、オリンピック期間中は隔離されて、
何もできなさそうな感じです。それでも、アメリカからはるばる参上して、参加致します。
少しでもお役に立てればと思っています。

追伸。=======
この投稿を書いて、一晩寝て、ふと思い出した事があります。すっかり忘れていました。

私は、東京オリンピックのセーリング競技のサポートをする為に、2018年から準備に参加していました。結果的に、オフィシャルとして運営に入り、ボランティアとしてではなくなったのですが、
当初は、まずは東京オリンピックのボランティアとして登録してほしいと、日本セーリング協会から言われ、ボランティア登録を致しました。私は、日本でのボランティアを集めたミーティングには出られないので、オンライン会議が設定されました。このミーティングは、パスポートの写真のページを画面に移して、募集したのが、私である、と言う本人確認の為でした。

ミーティングに出てきたおっさんは、髪の薄い、如何にもお役人と言う感じの、
東京都の職員の方でした。恐らく東京都から、組織委員会に出向されている方なのでしょう。

順調にミーティングは進み、私は、他のボランティアにも興味ありますか、聞かれたので、
セーリング競技以外のボランティアには興味がないので、もし他の競技のボランティアにあてがわれたら、辞退致します、とはっきり申し上げました。恐らく、このきっぱりした言い方が、気に入らなかったのでしょうか。最後に、そのおっさんは、こう言い放ちました。

”あなた、ボランティアは、体力勝負ですが、大丈夫ですか。僕より年が上じゃないですか。”

私の噴火が爆発した事は、簡単に想像できるでしょう。この、くそじ〇い。。。
100万倍にして言い返したいのをぐっとこらえて、”大丈夫です。体力にだけは自信があります。
日頃から鍛えています。”と言って、その場をしのぎました。

オンラインミーティングを終えて、しばらく私は、荒れ狂いました。
年齢で差別するなよ、このくそじ〇い。怒りがなかなか収まりませんでした。

ミーティング中、良くこらえたと思いますが、こんな奴らが偉そうに、
オリンピックの組織委員会の幹部にいて、あごで使われるのかと思うと、
オリンピックのサポートを辞めようかと、本気で悩みました。
が、ぐっと堪えて、今に至ります。というより、すでにすっかり忘れていた。。笑
これも、わきまえる、と言う態度なのですね。

私は、声を上げて抗議するよりも、実践で実力を示して、女だ、年寄りだ、と言う理由で、
何も言わせないようにする、という方法を選んで来ましたので、その姿勢には変わらないと思います。

それにしても。画面に出てきたそのおっさん、ほんとに行けてなかったです。
そのおっさんが、私より年下と聞いた時には、信じられませんでした。

お前の方が年下かもしれないが、よっぽど年寄りに見えるわ。と言ってやりたかった(笑)
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アメリカカリフォルニア生活 ①スキー [亜米利加生活]

2021年 1月29日

2回書き始めたアメリカの2分割。今回は箸休めをして、カリフォルニアのスキーの事を書きます。

昨年の1月26日から2月2日まで、出張で東京に行って以来、1年が過ぎました。
それ以降、アメリカ国外に出ていません(涙)。

スキーには、マンモスに、昨年の3月の1週目に行ったきり、スキー場が閉鎖されてしまったので、
それ以降、どこにもスキーに行っていません。

12月の頭から、カリフォルニアは外出禁止令が出ていたので、折角の年末年始も、どこにも行かれず。殆ど家に籠りきりです。

何と言うか、人間の適応力の凄さを、日々感じています。この、家に籠りきりの状態が、
当たり前になっているからです。外出が億劫になって来ています。

自画自賛になりますが、自宅に設置したオフィスが、余りにも快適で、長時間労働をしても、
苦痛を感じなくなってしまいました。やばいのです。

外出は、せいぜい、スーパーに買い物に行くのと、外で運動をする時位。

2月中旬には、用事を済ませる為に、東京に戻ろうと思っていたのですが、
コロナの状況が芳しくないので取りやめにしました。到着して2週間の隔離に加えて、
出発前72時間以内の、PCR検査の陰性証明書が求められています。面倒臭いです。

コロナが最初にレポートされてから1年が過ぎて、これは何とかしないといけない、と思い、
一大決心して、マンモスマウンテンまで、スキーに行く事にしました。明後日出発します。

マンモスマウンテンは、カリフォルニア州にあり、ここサンディエゴから車で7時間位、
北東に上がって行った所のシエラネバダの一部にあります。
ヨセミテ国立公園の近く、デスバレー国立公園より更に北に1時間位。
緯度にするとサンノゼ辺りです。

カリフォルニアでは、12月頭から外出禁止令が出ていたので、
どこの宿泊施設も予約は受け付けていなかったのですが、
友達が、コンドミニアムをマンモスに持っていて、それを借りて行く事にしました。

通常は、1年間のリフトパスがあって、それを購入すると、カリフォルニアやユタ、
コロラド州の指定されたスキー場のリフトで使えます。5万円位から購入できます。
定期券みたいなもので、1年どこでも何回でも使えると言うメリットがあります。

が、この1年間のリフトパスは、シーズンが始まる前の夏頃に購入しないといけないので、
私は、今シーズンは購入しませんでした。なので、スキー場のリフト券売り場で、
リフト券を購入しないといけないのですが、これがね。物凄く高いんですね。
日本はどの位でしたか。すっかり忘れてしまいましたが。1週間で年間パスより高いです。

なので、行こうかどうしようか迷いましたが、行く事にしました。
そして、滞在中、1日働きます。リモートワークになったお陰で、どこにいても仕事ができるので、
こうして、休暇と仕事を混ぜる事ができる様になったのは、コロナ禍のポジティブな点かもしれませんね。

行くと決めてから、低気圧が2度経過して、サンディエゴには暴風豪雨の嵐が来ました、
2度目の低気圧は、それ程ひどくなかったのですが、雨をもたらしました。
ここでは雨ですが北では雪が降っていました。

なので来週のスキー場の雪は、物凄く良質で、とてもラッキーと思っていました。
カリフォルニアの山の雪は、通常湿っぽいのです。海が近いのもあるかもしれません。
気温がそこまで下がらないと言うか、新潟の雪を彷彿しますが、新潟程雪が降らないので、
たまにどかんと降って、高い山で雪が残っている、溶けては凍って的な雪が主なのです。

どうやら、マンモスまでの道中、殆ど雪道の様です。
私は、雪道を運転した事がありません。東京生まれは、車が無くても生きていけますし。
日本では、スキーはほとんどスキーバスか、電車、飛行機で行っていました。
車で行った時も、運転は免除されていました。今回は、皆で運転を交代するので、
私にも雪道運転が回ってくるかもしれません。大丈夫かなあ。
何か秘訣があったら教えて下さい。チェーンは履きます。

スキーウエア―はいまだに90年代後半に買った、赤いスキーウエア―を着ています(笑)。
アメリカ人のスキーウエア―もボーダーのウエアーも、とても地味なのです。
黒やグレーが凄く多い。。ので、ゲレンデで目立ちます。リフトのお兄さんにも直ぐ覚えられます。
アメリカではスキーもスノーボードも皆ヘルメットをしていますが、私はしません。
大嫌いなのです。ヘルメットが。。自転車に乗る時も、つけません。
危ないのでしょうが、死ぬ時は死ぬ。ヘルメットしていても、首はプロテクトできない。
と言う変な持論で、ヘルメットはしません。今まで何とかなっていますから、
これからも何とかなるでしょう(能天気)。

今回どうしても実行したいと思っているのは、マンモスまで行く途中に、第2次大戦中に、日系アメリカ人が収容された強制収容所の一つ、マンサナール強制収容所があります。日経アメリカ人は、農家もそうですが、ビジネスで成功している人達が多かったのですが、全財産を没収され、全米の何か所かに作られた強制収容所に入れられました。これは日系人のみで、イタリア人やドイツ人には行われていません。今では国定史跡に指定されて残されています。
マンモスにスキーに行く度にここの前を通っているのですが、たくさんのアメリカ人の友人と
一緒にスキーに行くので、いつも遠慮して言えませんでした。今回は勇気を持って言ってみようと思います。ちょっと寄って欲しい、と。。

と言う訳で、来週は、このブログをお休み致します。

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