祖国で年越し③－しっかり充電

１月３日（土）　

あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。





２週間のお休みも、後１日。故郷を満喫し、飲んだ暮れの食道楽。そして年明けの買い物、買い物、そして買い物。。もの凄い混雑で、どこが不景気か、と思う位。。でも、さすがに半額だ！３０％オフだ！と言う言葉に踊らされ、久しぶりに、もみくちゃになりながらの日本のバーゲンを満喫。。接骨院でつぼマッサージ。ここまでがしがしやって下さるマッサージ師はアメリカではなかなか見つけられない。家では、上げ膳据え膳、、食っちゃ寝、のぐうたら（笑）。お風呂を楽しみ、しっかり去年の垢を取り、のんびり、ゆったり過ごして疲れもすっかり取れ。体の充電、心の滋養、魂の洗濯を済まして、いよいよ明日アメリカに帰ります。　かなりの、散財(笑）

今の心境は、心地よい港で、荒波に向けて、出航の準備をしている、と言う感じ。

東京に戻る度、私は必ず美容院に行きます。主な目的は、”髪の毛を横になって丁寧に洗ってもらう♪”。それと、私のヘアードレッサーが、アメリカの美容院事情を聞きたがり、そして私のアメリカの美容院でのカットの仕方やカラーの仕方を見るのを楽しみにしているので、彼女の刺激の為にも行きます。今回、私のヘアードレッサーが、私に、エアーウエーブ（Ａｉｒ　Ｗａｖｅ）をやりたい、と待ち構えていて。。やって戴く事にしました。そして、このエアーウエーブが、カリフォルニアの硬水で、どうなるか知りたい、と言うので（あたしゃ実験台か・笑？）、１ヵ月後にレポートを書いて送る事になっています。このエアーウエーブと言うのは、凄い。閉所恐怖症の方が怖がってできない、と聞きましたが、それもわかる様な、頭をプラスチックのヘルメットみたいなものでふさがれると言う感じで。管が一杯出て、蛇女みたい♪（笑）　その凄い技術に感動。。これは多分アメリカには入っていない。私の様なクセ毛の女は余り意味がない様に思うから、クルクルのふにゃふにゃの髪の欧米人には必要ないのか。いや、ジュリアロバーツ等、ハリウッドのスターは既にやっているとか？ハリウッド辺り、やってる美容院があるかもしれない。ちょっと調べてみよう。

今回、東京に戻って来る前に、どこかのウエッブで紹介されていた場所がたまたま目に留まり、行ってみた。

東京ミッドタウンのガリレア２Ｆにある　シューウエムラのシューサンクチュアリ Shu Sanctuary



試したかったのは、Ｓｈｕ　Ｓａｎｃｔｕａｒｙ内にある、Ｅｘｃｅｌ　と言うネイル＆ヘアサロンがやっている、ヘッドスパ９５分コース。

http://www.excel-excel.co.jp/salons/midtown/index.html

残念ながら予定が合わず、できなかったので、その代わりに、ジェルネイル、を初めてやってみました(多分、凄い時代遅れのコメントだと思うけど。。。）。これ、凄く良い♪　お値段は高めだけれど、水仕事しても何をやってもはがれず、３週間位もつらしい。私がいつも利用しているベトナム人のネールサロンと比べると、ネイリストは丁寧で、塗り方も凄く綺麗。何をやって戴くにも、いちいち感動し、お礼を述べ・・。ネイリストの方が非常に感動していたので、日頃、余り感謝の気持ちを述べる人がいないのかも、と思われる。。このレベルが当たり前と思えば、この丁寧な扱いにも感謝の念がわかないのだろうか。こういう私も、アメリカに住んでからこそ、日本の良さがわかる様になったのだから。

そして、ジェルネイルに加えて。。こちらは、１年間頑張った自分へのご褒美。。。

同じくＳｈｕ　Ｓａｎｃｔｕａｒｙ内にある、Ｓｐａ＆Ｆｉｔｎｅｓｓ　のＳｐａ　部門で、９５分のフェイシャルトリートメントコース。

http://shu-spa-fitness.com/spahome.html

このＳｈｕ　Ｕｅｍｕｒａのサロンは、ゴッドハンド、と言われるハンドマッサージで有名だそうで。更に、フェイシャルのメニューでも、リラクゼーションや疲労回復に焦点が置かれ、顔の筋肉に重要な影響力のある首筋や手のマッサージやリンパ腺マッサージがメニューに取り入れられていて、これが凄く良い。さすが、ストレスの多い東京にお住まいの方の為のメニューなのかな、と。残念なのは、トリートメントが終わった後に、リラックスできるお部屋とかサウナ等が無い所かな。。これ位のお値段を出せば、アメリカのホテルのスパであれば、サウナやジャグジー使いたい放題がもれなく付いてくるので。。

こちらが、待合室。六本木の住宅街が見えます。



そして。。着替えの為、セラピストが出て行った時に撮りました、トリートメントルーム。このベッドが、背中が上がるだけでなく、足が下がって椅子型になるのが凄い。これ、日本では当たり前なのでしょうか？アメリカで見た事ない。



思いがけず、新年割引があり、通常３万ちょっとの所が２万１千円＋也。新年から、超ラッキ～♪


２週間、祖国で心も体も魂もリフレッシュして。。いよいよ明日、出航し荒海へ、と帆を進めます。

アメリカは、更に今年は失業率が上がり、１０％位になるだろうとの予測。仮にオバマさんの経済政策が旨く行ったとしても、底を打つのは、今年の後半か、来年の半ば頃、と言われる。。それまで、じっと、牛の如く。。。さて、アメリカ人が直ぐ結果が出ないから、と言って、オバマさんに失望せず、彼の支持を続ける事ができるでしょうか。。それがちょっと心配。。でも私は牛の如く。。（笑）。　今年の目標の筆頭が、運動、運動、そして又運動。。。牛の如く、と相反しますね。。いえいえ、体は牛になったら困る。

祖国で年越し② －新年前の奇跡

１２月３１日（水）

とうとう、今年も後１日。長い様な、早い様な。。。あっと言う間の１年。

ひとしきり、友達と飲んだ暮れ、やりたい事もやった後、それでもしつこく楽しんでいるのは・・・。

デパ地下♪　ただ見ているだけでも、何時間でも過ごせてしまう。。ロンドンのハロッズに似たような食品売り場がありますが、比べ物にならない位、日本のデパ地下は、凄い。更に嬉しいのは、閉店間際の値段が下がる所。その時を狙ってあれこれ（値切りながら・笑）買うのが嬉しい♪　おじさんが、”僕も３割引♪”、なんて言ったりして。デパ地下もそうだけど、スーパーでも、”はい、いらっしゃい、いらっしゃい、安いよ、安いよ～”と言う呼びかけが、何とも言えず懐かしい。子供の頃慣れ親しんだ、商店街で聞いた声。

因みに。。アメリカでは絶対手に入らない、甘くて、形の整ったいちご。。買い占めました♪　（好物♪）



アメリカにも勿論イチゴはあって。形はかなり不ぞろいだけど、色が赤くて綺麗で、美味しそうでつい買ってしまう。今度こそ、と期待を込めて。。でも、いつも裏切られる。。。全然甘くない。味がしない。

今回、日本で学んだ新しい言葉は・・・。　アラフォー、と、婚活。　

最初聞いた時、なんじゃそれ、と思ったけど。この２語からも、日本の変化を感じ取って嬉しい。


さて。。３０日の新聞を読んでいて、ある言葉が目に留まり。。これを来年の目標にしよう、と思いました。

その言葉とは。。。

黙々として牛の如くせよ 　　

黙々と、牛の様になれ。。

この言葉だけ取ると、牛の様に、とは何ぞや。。と言う感じはしますが。

牛の様にこつこつと地味に努力を続けよう、と言う事です。

これは、夏目漱石がロンドン留学中の１９０１年に書いた日記の一文、漱石文明論集にも載っています。

イギリス、フランス、ドイツの奢れる姿から、西洋文明と言えども永遠のものではなかろうから、日本は、謙虚になって、地味に努力を続けないといけない、と反省している部分です。

漱石文明論集 (岩波文庫)

• 作者: 夏目 漱石
• 出版社/メーカー: 岩波書店
• 発売日: 1986/10
• メディア: 文庫

この部分を自分の為に、引用します。

”未来は如何あるべきか。自ら得意になる勿れ。自ら棄る勿れ。黙々として牛の如くせよ 。孜々として鶏の如くせよ。内を虚にして大呼する勿れ。真面目に考えよ。誠実に語れ。 摯実に行へ。汝の現今に播く種はやがて汝の収むべき未来となって現はるべし。”　（引用終わり）

来年は、丑年ーゆえに、この”黙々として牛の如くせよ”の言葉に注目しましたが。上に引用した文の最後の部分が、私の永遠の座右の銘、です。

あなたが今まく種は、やがて、あなたの未来となって現れる。　これは、ポジティブでもネガティブでも言えるのではないか。。と。

テレビのニュースで、山一證券が経営破綻したのは、１２年前の丑年、と言う事を言ってました。今の金融危機と丑年、何か関係あるのか、と思って調べてみたら、オイルショック（１９７３年）も丑年でした。。。

こんな不安定な時こそ、牛の様に、１歩１歩確実に前進する事が大事なのかもしれませんね。先行き不透明だからこそ、自己を内省し、自分の方向を定めて、それに向かって１歩１歩確実に歩いて行く。周りに振り回されない様。周りに惑わされない様。。

さて皆様は、来年、どんな年にしたいですか？　

私は、周りの状況がどんなでも、内側だけは常にハッピーでいたいです。漱石が言う様に、中味が空っぽなのに、外っつらだけ大見栄きらない様に・・・。確実に１歩１歩、たとえ牛の歩みの様にゆっくりでも、確実に前進して行きたいです。

新年にいつもやっているのですが、どんな年にしたいか、何をしたいか、と言う事を、ノートに書き込んでいます。それも、かなり具体的に、そして、○○したい、と言う表現ではなく、○○する、と言う文章で、書いています。具体的に書けば書くほど、実現する可能性が高い、と言います。毎年、大抵の事は実現しています。実現しなくても、数年後には実現していたりします。　今回新年を迎えたら、来年はどんな年にしたいか、に加えて、５年後、も書いてみようかな、と思っています。５年後、どんな自分でいたいか、何をしていたいか。

その毎年書いているリストの一つが、近いうちに実現できるかもしれない、と言う、奇跡が起こりました。

私が、死ぬまでに１度で良いから会いたい、と思っている大切な人達の一人が、私のブログを読んで下さっている事を昨日知りました。絶対会えないと、思っていました。会えたら、地球がひっくり返る位の奇跡だ、と思っていました。それでもずっと、会いたい、と思っていました。親しい友人達にはその意志も伝えていました。その人が、私のブログを読んでいると聞いてから暫く立って、湯船で一人泣きました。嬉しいとか、そんな陳腐な表現では表現しきれない位、魂の底から沸き上がる喜びと、溶けて行く罪の意識。その先には、ただ感謝の念。

こうして、炬燵に入り、紅白を見ながら、祖国で新年を迎える喜び。
Ｐａｂｏ，羞恥心、Ｐｅｒｆｕｍｅ　云々かんぬん。。頭の中が？？？？マークで一杯。
ジェロ、と言う黒人クオーターの、ヒップホップの服装で演歌歌手。これは凄い、と思う。来年をきっと象徴している。泣きながら見ている、黒人と日本人のハーフのお母ちゃんの苦労を思う。そして。日本人のおばあちゃんの為に演歌を始めたと言う彼の優しさを思う。ブラジルの日系人が、毎年、紅白歌合戦を楽しみにして、見たら日本が懐かしくて日本に電話する、と言うコメントに共感。　その位かな。。後は、頭の上を素通り。年々、この素通りが増えて行く。

アメリカに住む日本人としての課題。。。自分の本質、大切な日本の文化や伝統を守り続ける、と言う頑固さや強さと、新しい物や違う物をを取り入れる事ができる柔軟性とのバランス。私にしてみると、強さと柔軟性は相反する物。これをバランス良く両立させる事なんて不可能の様に思える。。何となく、最近は、イメージとして、両方（日本の文化や伝統と、新しい物や違う物）を両方ふるいにかけて、残った物を維持して行く。。良いとこ取り、と言うか。両方の良い部分だけを維持して行く、と言うか。ふるいにかけて残す、と言う行為は、それぞれの本質を理解していないとできない。　本質を理解する＝強さと柔軟性のバランス？なのかもしれない。

そんな感じを、このＮＨＫの紅白歌合戦に、投影して、一人おかしく笑ってしまう。日本の年末の伝統芸、としての期待と、変わっていく芸能界への対応。そのバランスを保とうとして、毎年試行錯誤する姿。紅白をこんな風に見る奴もいないだろう、なんて思って又一人可笑しくなる。

来年は、もう少し、明治維新の頃を生きた先人達から学んでみようか。日本人が経験した鎖国から文明開化。。。天と地が引っくり返ってしまう位のパラダイムシフトが、これから４年、世界で起こるかもしれないから。それを乗り越えた先人達に学んでみたい。


新年まで、２時間を切り。。。どうか、来年、この地球上に生きとしいける物全てにとって、平和で幸せで喜びに溢れた年になりますよう。。私の愛する全ての人達が、幸せで微笑みに溢れ平和で健康で１年を過ごせますよう。。。

今年、私のブログにご訪問戴き、有難うございました。皆様からのご訪問、そして戴けるコメントに常勇気付けられました。来年は、溜まっている旅ログを早々にアップして、足踏みしている意識を前進させたいと考えています。一歩一歩確実に。。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

祖国で年越し

１２月２８日（日）　　２００９年まで後４日♪


１２月２０日土曜、予定通り、ロスを出発。東は、どか雪でフライトが大混乱だったけれど、ロスは別世界の様に晴天。



クリスマスの為か、それともガソリン代が下がって余裕が出てきたからか、アメリカン航空のアドミラルクラブで、クランベリージュース、アイスティーやクッキー等が無料サービス。今年は、お水かコーヒー位しか無料で置いていなかったから、これ位のサービスでも感動する（成田のクラブラウンジが別世界）。国際線に乗車の場合は、バーで使用できるクーポンが２枚もらえるので、ワインを戴く（アルコールは無料ではありません）。ツリーが置いていなかったら、これがクリスマス前の週末か、と忘れる程、ラウンジは人もまばらだった。



フライトの座席は、非常口席をゲットし、前に誰もいない快適な席・・・のはずが。。隣に座った方が、ずっと咳をしていて。更に体臭が強く、１２時間拷問だった（苦笑）。　

そして・・・久しぶりに祖国に戻った私を迎えた物は・・・・。

円高




８６円台。。。（涙）　今は９０円位に戻ったみたいですけれどね・・。ドル収入の身には厳しいです。

毎日毎日、友人達や元同僚達との楽しい再会の宴。。気づくと、故郷に来て既に１週間が過ぎていた。

こうして、あっと言う間に２週間と言う時間は過ぎ去って行くのだろう。。１分１秒、大切にしよう。一歩一歩、故郷の土を踏みしめよう。。

そして。。筋肉痛（笑）。よせば良いのに、ハイヒールを履いて歩く。アメリカで殆ど歩き回らない私が、ハイヒールを履いてコンクリートを歩けばどうなるか。まず足裏の皮が悲鳴をあげ。そして筋肉が悲鳴をあげる。それでもやめない。東京で産まれて育ち、ずっとこうして都内を歩いていた私の、見栄と意地。私の、東京人としての小さな証。

祖国に戻るのは、自分のＤＮＡの確認と、魂の洗濯と心の滋養。と思っていたけれど。もちろんそれは大きいけれど。。今回は、大切な人に会いたくて。。そして、大切な人に忘れられたくなくて。。なのかもしれないな、とふと思う。

２３日は、天皇誕生日だったけれど（天皇陛下、お誕生日おめでとうございます）、東京タワーのお誕生日だとは知らなかった。。今年、５０歳を迎え、５０の数字が浮かんでいた。半世紀を生きた東京タワー。私は見られないかもしれないけれど、ミレニアム（１００歳）を是非祝って欲しいね。。



これはある日の朝の東京タワーの様子。この姿を見るとほっとする。いつもそこにある嬉しさ。




さて。。東京で撮ったクリスマス的装飾・・・。

Ｗｉｎｇ　高輪



ストリング　インターコンチネンタルホテル



品川インターシティー　１０周年らしい





そしてここからは、東京ミッドタウンへと行きます。。

東京ミッドタウン

釜山カップ・・・と徒然

１１月２４日（月）

ご無沙汰を致しております。。。韓国の釜山カップから戻り、オバマがアメリカの次期大統領に選ばれると言う念願が叶い（マケインが大統領に選ばれたら日本に帰国する、と周りに豪語していたのはこの私・笑）、つい最近、ブログのスキンをサンクスギビングモードで、ターキーに変えた。。。と思っていたら、もう今週はサンクスギビング。。。思わず、得意の（笑）芭蕉、奥の細道の冒頭をつぶやいてしまう。。。月日は百代の過客にして。。。。来ては去って行く年月の無常さ、に、風情を感じるのは、旅人を自負している私だけでしょうか。。。

って、何を文頭から、うだうだ言っているのか、と言うと。ここまでブログの投稿の間隔をあけてしまうと、書きたい事があり過ぎて。。この過去数週間の間に起こった様々な出来事に、より一層の月日の無常さと言う物を感じて。。。

とは言え。。今日は、Facebookにはかなり前にアップしておりますが、韓国の釜山カップの事を、写真を入れながら記載して。。その後に、（いつもと順番逆なのですが）、徒然なるがまま、色々と思う事を書きたいと思います。

今回、釜山カップを主催する韓国の釜山セーリング協会にサポートする、と言う幸運に恵まれ。。結果的に、選手が絶賛する、素晴らしい大成功の大会となり、とても嬉しく思っています。

その釜山セーリング協会へのサポートがどの程度だったか、と言うと。。”今まで、マッチレースを開催した事がなく、どうしたら良いか全くわからないので、教えて下さい”、と言う所からのスタートだったのです。今年の始め頃だったでしょうか。。そこから、１年未満での大会の開催。。。長い道のりと限られた準備時間。。その間、たくさんのEmailのやり取りがありまして。。やっと開催にこぎつけた後は、レース期間中は、お気楽にレース観戦に徹する事ができる！と思いきや。。本部船に乗って、PRO（レース委員長）のレースマネージメントのお手伝い（基本的にスタートを仕切らされた。とほほ）と、インターナショナルアンパイアーのお守り。。。経験的に知っているのですが、インターナショナルアンパイアーは、世界中どこに行っても手厚い接待を受け。。ところが韓国ではアンパイアー担当の方がいらっしゃなかったので、私がそこを補った、と言う感じですかね。。お陰様で、体力的にはかなりきつかったのですが、PROからも、チーフアンパイアーからも、私の働きに関して、お褒めを戴きまして。。これが唯一の喜びです。いや、唯一ではないな。。久しぶりにあった日本のヨット友達と、毎晩の様に飲む事ができて、これがすごく嬉しかった。。。

宿泊の今度も何もかも新品で最高だし。４ベッドルームを一人で使うと言うゴージャスさ、だったのですが。一つ残念だったのは。。滞在期間１週間のうち、焼肉を食べられたのはたったの２回。。。朝晩、基本的には選手、関係者に食事が提供されたのですが、これが毎日ほとんどメニューが変わらず。。更に、西洋人に気を使われたのでしょうね。。。洋食っぽいメニューで。。これが、かなり行けてない（苦笑）。パンもまずい。一晩、いわゆる協会側のVIPディナーがあったのですが、それも多分西洋人の方に気を使われて、普通のステーキハウスへ。。釜山一のステーキ屋だったそうですが。。これがね、かなり行けてない（笑）。赤ワインが出てきたのですが、これがどれもまずい（苦笑）。チーフアンパイアーはイタリア人、そのサブが、スペイン人と来てるので。。私が言わずとも、彼らが全く赤ワインを飲まない状態だったので、主催者側はお店に対して怒り、一番美味しいワインを持って来い。。と言う事になって。。それを飲んだのですが、それまでのワインで一番美味しかったけど、これもかなり”まずい””。。　と言う訳で、結論は。。韓国の洋食は、かなり行けてない。。多分。。日ごろ、キムチ等の辛いものをお召しで、素材の味を生かした薄味、と言うのができないから、かもしれませんね。。。

最後のフェアウエルパーティーでは。。洋食を基準に、子豚の丸焼き、が出てきました。。恐らく、これは、かなりのスペシャル料理なのでしょうね。。。あ～焼肉食べ足りない。。最後まで、そんな状態でした。。なんか、ちょっと残念。。。いや、かなり、かな。

今回、釜山での毎日が体力的にきつくて、心身共に疲れ切った、と言うのもありますが、釜山で色々感じる事があり、アメリカに戻って来て、暫く、かなり落ちていました。理由は３つありまして。

一つは。。今回、釜山セーリング協会の幹部の方々のお手伝いをさせて戴いて。。。詳細は省きますが、韓国（特に釜山に住まわれる方だと思います）の方々が未だに感じている日本（人）への怒り、恨み、等々を思い切り肌で感じた事。。。私は特にエネルギーに敏感なので、韓国の（特にご年配の）方々が発する怒りのエネルギーに参ってしまった。。と言うのが正直な所です。。エネルギーのみならず、数々の場面で、体全体の表現や私に対する言動、接し方に、それが現われていました。在日韓国人の７０％が釜山ご出身だとか。。日本との交流は１５世紀に遡る釜山。その歴史の長さゆえの、感情なのかな、と思いました。在日韓国人が日本で味わっておられる様々なご経験(差別等）も、お聞き及びの事でしょう。これ程地理的に近い国同士なのに。。今回、韓国への単なる旅行者では経験できなかった部分なのかな、と思うと、この経験に深く感謝をしたい気持ちで一杯ですが。。これがね、アメリカに戻って来てから、引きずりました。。あれだけ助けてやったのに、何なんだ、と。。怒りと落胆がこみ上げて来て。。。それでもなお、手を差し出し続ける、と思える様になったのは、先日のある映画がきっかけです。。その件は、次のブログに書きます。

２つ目は、今回、釜山へ行くのに、日本の成田経由で、成田を素通りした訳ですが。。アメリカに戻る便に乗り継ぐ為に、成田で約６時間位、時間を過ごしました（それはそれは楽しかった♪　マッサージもしました♪）。成田でそれだけ長時間過ごした事はなかったのですが、どの国へ行っても基本的に、空港はその国々の文化を凝縮した場所・・・と私は思っていて。。成田も然り。。。このわずかな６時間のトランジットの間、何て言うか。。よそ者の間隔で、日本の文化を堪能した、と言う私と、日本人として、わずかな時間しか日本の文化を味わえなかった私。。と言う、二つの対立した私がいて。。。ロスアンジェルス空港に着陸した瞬間。。。”あ～帰って来た♪”、と言う喜びが全く感じられなかったんですね。いつもだったら、１週間以上も家を空けていたら、帰宅できた、と言う安堵感が先に来るのに。。今回は、日本に居足りなかった（裏返すと、何で韓国くんだりまで行ったのか、と言う所）、と言う気持ちが強く、その事実が逆にショックでした。故郷を離れて生活する、と言うのは、きっとこんな感じなのでしょうね。。。離れている事に慣れたと思ったら、又恋しくて。。。近づいては又引き。。海の潮の満ち引き、に似ていますね。

３つ目は。。。アメリカに住んだ理由の一つは。一国に居ながらにして、様々な文化を味わう。。しかしながら。。今回、釜山で、アジアから４カ国、北米、オセアニア、ヨーロッパ含めて、計９カ国、１１チームが集まり。。このインターナショナルの場面に自分が飢えていた、と言う事実に気づいた、と言う点。。昔、私が東京の本社に働いていた時。自分の担当地域は限られていたけれど、本社と言うくくりで、見ている地域は全世界でした。。その醍醐味を、アメリカの会社で働き始めて、すっかり忘れていたのですね。。。アメリカはたくさんの人種が存在するメルティングポットとは言え。。私の勤務するビジネスの対象は、所詮、アメリカ、と言う一カ国の国内なのですね。。いかにアメリカが大きくて、多様化でダイナミックとは言え。。全世界を対象にした異文化交流のインターナショナル、と言う観点の素晴らしさ、とは違う、と言う事を思い出し。。一体私はここ（アメリカ）で何をやっているんだろ？、と言う自虐的自己問答に発展した、と言う状態です。。。

ここまで書いて、既にかなり長いと思いますが。ここから写真を載せて。。更に、徒然行きます（笑）。。

○今回、釜山カップに使用したK30..ブランドニューの船の序幕式。

○私達が宿泊したコンドに隣接する陸上本部があるビルに架設された食堂の入り口。

○スキッパーズブリーフィングの模様。こちらがPROのピーター。彼は、アメリカズカップや、北京オリンピックのPROを勤められて。。。業界ではかなりの有名人。（知らなくてごめんなさい）

○あるレース模様

 ○これはマッチレーススタートの醍醐味でしょう。

○フリーの上下戦い。スピンだったら、もっと近づいて、もっと熱かった事でしょう。残念。

○表彰式の模様

○同じステージの夜の模様

以上、イベントの写真家による写真・・・。これからは、私の写真。。カメラを亡くして、お借りしていたカメラなので、余りしっくり来ず。。今回、カメラとの相性という物を痛い程感じました。

○今回宿泊させて戴いたブランドニューコンド、から見える景色。個人的には、熱海と博多の間？（笑）

○コンドの永遠に続くバルコニー。

○何もかも最新、キッチン。

○リビングルームと。。放映されているNHKを映し出すフラットTV。久しぶりにNHKを見ましたので。。日本の状況が韓国にいながらにしてよくわかりました。

○リビングルーム

○　ウエルカムパーティー　（日本のお琴の様なものが・・・日本の曲を演奏していたのよ。）

○海上から見た、釜山の陸の様子。

上の写真は、海雲台（だったかな。。はえうんだえ、と韓国語で発音します）のビーチ。一番右に見えるのが、私達が宿泊したコンド。

○　日本チームが１番を取った、スポンサー向けエキビジョンのフリートレース（赤のスピンが日本チーム）

○盗み見、した、ブランドニューの釜山カップ実物。

○今回、選手がビーチで待機して、船の乗り換えの時にモーターボートに乗り込んだ、特設ポンツーン。。。大会側に聞いたのですが、これだけで２００万円也、チーン（レジのなる音。笑）。このポンツーン、最高だったよ。アンカリングしている船が見えるあたりがレース海面、ビーチからよく見える。。これもスポンサー様の為。。ちなみに、韓国の方が韓国語で、アンカーれっこって言ってたんだよね。。日本と一緒だね。。

○１位から３位を表彰する為に挙げた国旗。。使用しているのは４７０のマスト、超クール♪

○ある晩の、日本チームとの宴会のテーブル。。韓国料理、超美味♪

○　セブンイレブンで買ったおにぎり。。中身はかなり辛かった。

おまけ。。成田空港で、大事に大事に食べた、ラーメン（笑）

感無量。。。。

以上、簡単に、韓国の釜山カップに関して。。。

ここまでお読み下さった方、有難うございます。。ここから、更に、↓、徒然続きます・・・

徒然なるがまま・・続く

釜山到着 第１日

１０月２７日（月）　

無事、釜山に到着。例によって時差も全く無く、元気でおります。カリフォルニアに住んでいなかったら、こうして気楽に釜山にも来る事を考えなかったかもしれない。。アメリカから土曜に飛んで来て、成田で乗り継いで、釜山。長いけれど、あっと言う間。成田空港の乗り継ぎは初めてだったのですが、意外にスムーズで。。もっとアジア諸国と北米を飛ぶ飛行機のハブになる様に宣伝すれば良いのにな。。と思うけれど。

ロスから乗ったアメリカンはボーイング７７７で、エコノミーは座席の幅が狭くて最悪です。久しぶりにアメリカンの国際線に乗ったので。。こんなにひどかったかな、と言う印象。ワインはビン１本６ドルだし。私の列は、日本人の女性がサービスをしていたのですが、この方が何ていうか。。日本人のフライトアテンダントらしくない、ぶっきらぼうな方で。。これならアメリカ人の方がましだ、と思った位。　

成田からは、JALで釜山へ。。食事とフリーワインに感動（笑）。日本の新聞をなめる様に読みました（笑）　いつもJALに乗ると、日本人女性の身のこなし方、おもてなしの仕方、たたずまいを、復習させて戴いております。前述のアメリカンに乗っていた日本人の女性の様に、いつの間にかアメリカナイズしすぎてしまうのは嫌なので。。アメリカの良さを取り入れながら、やはり日本の良さは、いつまでも保っていたい、と言う風に思います。釜山行きの飛行機には、韓国の方も多く乗っていましたが、多くの方が日本語も話しておられました。。多分、在日韓国人の方々なのかな、と思います。

釜山に到着すると、お迎えが来ていて、そのまま焼肉屋さんに直行して、韓国カルビを浴びる程食べ。最後は、冷麺で閉め、でした。。今考えても、涎が出る（笑）。。。その写真を載せようと思ったのですが、私は、どこかでカメラを紛失し。どこまで持っていたかの記憶を最後に、そこから先全く思い出せない。疲れていて、集中力が無かったのと、いや、単なる飲みすぎの酔っ払いか、ご当地焼酎飲まされたしな。。今日、イベントオーガナイザーの方が可能性のある所を探してくださっているのですが。。最悪カメラが無い状態。。。ちとショック。一応、携帯のカメラがあるので、それで撮るしかありません。。。

用意してくださった宿は、海のまん前の建てたばかりのコンドミニアムで。部屋の何もかもが新品。私は、選手が５－６人で使う４ベッドルームを、一人で使わせて戴いて。超贅沢状態。マスターベッドルームには、バブルバスに、セックス＆シティーもびっくりの、大きなウオークインクローゼットがあります。是非写真に収めたい所なのですが。。カメラ、出てくるかな。出てくると良いな。。。

携帯は、GSMなので、使えないだろうとあきらめていたら。。使えました。日本やヨーロッパの３Gの周波数と一緒の様です。ただ、インターネットのアクセスが部屋にないので、こうして３階のビジネスセンターまでPCを持ってこないといけません。。ので、大会が始まる水曜からは、余りインターネットにもアクセスできないかな。。と言う感じ。

 失念していたのは、韓国は、２２０ボルトで、ヨーロピアンの２ピンプラグ、と言う事。。日本と同じと思っていたので、大きな間違いでした。現地の方に、変換プラグをお借りしてやっとPCや携帯のチャージャーが使える様になり一安心。。それ以外にも、今回色々忘れ物があり。。私は前もって準備をするタイプではなく、いつも出発の当日にパッキングをするのですが。。以前に比べて最近は余り旅に出ておらず、パッキングが下手になっている様で忘れ物が目立つこの頃。。。旅グッズのリストを作らないとあかんな。。と思うと、ちょっと悲しい。

では、取り急ぎ、釜山到着と、カメラ喪失のご報告。。カメラよ出て来い。。