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Over the Rainbow - Hawaii の想い出 [旅のおもひで]

2010年6月23日(水)

私の大切な友達が逝ってから、早1ヶ月が過ぎました。
この1ヶ月、私の日常は何も変わらず、月日がいつもの様に過ぎていきました。

違うのは、彼女はブログを更新しないし。私とメールのやり取りをする事もない。
私が彼女を失ったと言う事は、物理的な喪失よりも、心のつながりの喪失。
つながりは、永遠。と頭では理解していても、なかなか心で理解するのは難しい。

たまに、ふとした拍子に、彼女の事を思い出し、懐かしい思い出が蘇り、そして涙を流し。
その繰り返しの様に思います。でも、このプロセスが、彼女の死を受け入れ、喪失感や自分の感情を受け入れ、自分の人生を歩み続ける事につながっているのだと思っています。

昨日、ジムでスピニング(日本語だとなんて言うのでしょう?自転車こぎを皆でやるクラス、サイクリング?)のクラスの後、腹筋強化を中心にしたクラスがあって。そのクラスの時に、この曲が流れました。

丁度スーパーマンの様に腹ばいになって、両手足を伸ばし、手足をそりかえる運動をしている時でした。
泣きながら、この運動をしていましたが、一歩引いて自分の姿を見てみると余りにもおかしくて大笑い泣き、みたくなりました。

この曲は、オズの魔法使いからですが、色々な方が歌われています。確か彼女のブログでも紹介されていたと思いますが、このバージョンは、ハワイ出身の方が歌っています。



今は、そうなんだ、と天命を受け入れていますが、私は、いわゆる、ブリッジ、になる為に生まれて来ました。天と地球の橋、である虹が典型的例です。二つの違う物のバランスを取り、統合して行く、のが役割です。と言うのは簡単ですが、常にSpiritualに天とつながり、物質的なこの地球上でGroundingし腰を落ち着けて生きていく。。と言う事です。でも、これは、誰もが持って生まれた天命だと私は思っています。

私はこの、ブリッジになる為に生まれて来た事をいつまでも受け入れる事ができませんでした。橋は、例えば、川にかかった橋の様に、二つの離れた土地をつなぐ役割はありますが、橋の存在自体は無価値だと思っていたからです。それを受け入れて、オッケーを出せる様になれたのは、彼女との出会い、そして彼女を通じて知り合ったアメリカの心理学博士のお陰です。10年前になりますが、その博士のセミナーに初めて出た時に、このブリッジのテーマーが扱われました。会場の皆に、自分がどこにも属さないと言う感覚を持っている人は立ってください、と。自分も含めてちらちらと立っている姿がありましたが、案外少ない事に衝撃を覚えました。。そしてその博士は、こう言いました。”この人達は、きっと学校でもはみだし、社会でもはみだし、日本でもはみだし、どこに行っても仲間に入れない孤独で可哀想な人達でしょう”と。会場爆笑。”でもこの人達こそ、国境のない地球の住人なのです”。。その時は一体なんのこっちゃ、と思いましたが、要は、国とか地域とか、性別とか年齢とか、そう言った枠組みをすっ飛ばして、どこでもやっていける人、と言う事らしい。どこでもやっていける、と言う意味は、どこに行っても自分を保ち、相手と旨くやっていける、と言う事。

私もそうでしたが、日本は、出る杭は打たれる傾向があり、少しでも集団からはみ出すと、いじめられたり、仲間はずれにされたり、攻撃を受けて色々苦労されて、結果的に自分を輝かせる事をやめて、自分らしさを失い、引っ込んでしまったりするものですが。一歩、視点を持ち上げると、例えば狭い家族や学校や地域や国と言う単位で起こっている”はみだし”は、地球にいる人間と言う枠で考えると、はみ出さないのだ、と思える様になると、自分を輝かせるきっかけになるのかもしれませんね。いじめられっこ、はみだしっこ、頑張れ♪

ハワイは、日本に住んでいた頃は、殆ど毎年1回は行った、私にとって大好きな場所の一つでしたが、特に、特別な場所となりました。2008年の8月に、彼女と彼女のご家族がハワイに遊びに来ていて、そこで落ち合い、1日だけ時間を一緒に過ごしました。その時の写真を、多分以前少し載せたかもしれないのですが、ここで改めて、載せて、彼女の月命日に、彼女を偲びたいと思います。。。

これは以前にも載せましたね。。ハワイに夜遅く(と言うか朝方)到着して目覚めた朝にホテルから見えた虹
丁度、彼女と会う日にしていた朝、です。。

rainbow.JPG+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

この時、ご家族とハワイに行くので一緒に行きませんか?と彼女から声をかけられ、大分前に行く予定にしていたのですが、1ヶ月前位に、8月に日本の出張が入りそうになり、その出張のタイミング次第ではハワイを断念、と言う状態で、日本行き出張が確定するのを待っていた為、結果的に、日本の出張がハワイの旅の後(でボストン行きの前・笑)に入り、丸く収まったのですが、その分、旅の手配が遅くなり、チケットを買おうと思った時には、10万円を軽く超えていた。ので、結局、マイレージを使って飛行機を手配し、ホテルは、ホテルのポイントを使って手配しで、レンタカーのみ支払って後は全てただの旅行でした。

宿泊したのはヒルトン。彼女のご家族が泊まるハレクラニに一番近い、と思ったのですが、シェラトンでも良かったんですよね。ただシェラトンは泊まった事があったので、一度も泊まった事のないヒルトンハワイアンビレッジにしてみました。泊まったといっても、たったの3泊、余り施設をエンジョイするチャンスがありませんでしたが、感想は、”大きすぎるホテル”。

部屋はアップグレードしてくれて高層階のオーシャンビュー。前に見えるはレインボータワー。

Hilton 6.jpg

これ↓が、私が宿泊した、Tapaタワー。 Tapaはハワイアンで、洋服を作ったりする布の事。
意味は、”Union-統合”です(笑)

Hilton 5.jpg

Hilton_a.jpg

Hilton 2.jpg

Hilton 3.jpg

Hilton 4.jpg

こちらは、ホテルから見えた、サンセット。。

sunset from Hilton.jpg

そしてハレクラニ。。車があるのに、徒歩で向った私(笑)。今考えても面白い。

Halekulani.jpg

ハレクラニのロビー。

Halekulani 2.jpg

そして、プールサイド
Halekulani 3.jpg

アメリカのホテルはいくら高級でも、所詮たかがしれいている。そういう意味では、どんなホテルでも日本の方が、余程高級ホテル並みのサービスが受けられると思う。パリにある某高級ホテルの様に、身なりで入場を断られる様な高級さはアメリカどこに行ってもない。リッツカールトンも大した事はない。今ではマリオット系列だし。。

そして、これがハレクラニホテルから見える、絶景のダイアモンドヘッド。セレブな彼女は、この景色が見えるスイートにご家族で滞在していました。

diamond head.JPG

そしてやっぱり、ハワイと言えば、ワイキキ。
Wikiki beach.jpg

来年あたり。。皆でハワイに行かないかい?




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YAP

転職を繰り返して日本各地を転々としている私も、なんだかどこにも属していないような不安定さを感じてます。
けど、Zunkoさんのこの記事を読んで、ちょっとうれしくなったというか、元気になりました。
たしかに、どこに行ってもそれなりに人並み以上のことをやってこれていると思います。
あとは、なにかをつなぐブリッジとしての使命を見つけて果たしたいです。
by YAP (2010-06-24 22:07) 

ヒロシのせがれ

はじめまして。

どこにも属さない自分=孤独がつきまとうものですが、
zunkoさんの記事を読んで勇気づけられる思いです。

亡くなられたご友人も、
架け橋になられるzunkoさんが好きだったのでしょうね。


by ヒロシのせがれ (2010-06-26 22:47) 

Zunko

Yap さん へ こんにちは。

ナイス&コメント 有難うございます。

アメリカでは転職をしてキャリアーアップをして行くと言う文化と違い、日本では(今は多少変わったのかな。。)、転職・中途採用をマイナスと見る方も未だいらっしゃるでしょうからね。。YAPさんを元気付ける事ができて、嬉しいです。YAPさんの使命、壮大なイメージを持ちますね。。



by Zunko (2010-06-30 14:38) 

Zunko

ヒロシのせがれさん へ こんにちは。

はじめまして。コメント並びにご訪問有難うございます。

おっしゃる通り、私も、孤独を常に味わっています。

でも、その孤独を感じたくがない為に、周りに何とかつながろうとすると、逆に周りから攻撃されたり、自分らしさをますます失ってしまう、と言う事を、亡くなった私の友人が教えてくれました。イメージ的には、山登りをして、自分が一人で旗を持って頂上に立っている、他の人は、自分を目指して、山登りをしている。。頂上に立っているのは、自分ひとりの様に見えますが、周りを見回すと、山があって、そこに立っている人が必ずいる。その人とつながれば、孤独も感じないし、同じ孤独感をわかちあう事ができる。。亡くなった友人は、そんな相手でした。きっとヒロシのせがれさんも、同じ所に立っていらっしゃるのでしょうね。私のブログに遊びにいらっしゃる方は、私とつながっていますよ。。

by Zunko (2010-06-30 14:44) 

Zunko

xml_xsl さん、ほりけんさん、らおうさん、どらっちさん、hetian さん、 taeko さん へ。

こんにちは。ナイス 有難うございます。
by Zunko (2010-06-30 14:46) 

Anyway

●―――●

上の図で「2つのものを結ぶ」―――の部分、そして●も「はし」と
言います。つまり、橋(はし)と端(はし)
「はし」という言葉で記号化され、概念化されたものは日本人とって
何かsignificantなものなのでしょう。

橋(はし)と端(はし)以外に

柱(はしら)・・・天と床を結ぶ
梯子(はしご)・・天と地を結ぶ    
  梯は「かけはし」とも。
階(きざはし)・・・上下を結ぶ cf. 階段
箸(はし)  ・・・ 食べ物と口を結ぶ
艀(はしけ)・・・船と陸を結ぶ
嘴(くちばし) など

記事を読ませていただいていて、突然頭をよぎったのは

  雲の峰 幾つ崩れて 月の山  (松尾芭蕉)

by Anyway (2010-07-04 16:17) 

Zunko

Anyway さん へ こんにちは。

コメントを有難うございます。
”はし”と言う言葉だけで、随分とあるものですね。。
気功の先生が、大和言葉の美しさ、を話していた時があって。
例えば、病は気から、の気は、気分の気、とエネルギーの気の両方を兼ねている。。と言う様に、2重の意味が込められた言葉が多い、と聞きました。
このはし、と言う言葉も、Anywayさんおっしゃる様に、二つの部分を結ぶ物自体が(橋)、その両側にある部分も、端(はし)。。なんだか、そう考えると、結局、全部ひとつなんですね。。と言う気がして嬉しくなりますね。

松尾芭蕉の歌、有難うございます。雪をつけた夏の月山に、入道雲がかかっている、そんな白と青のコントラストが目に浮かびました。私は松尾芭蕉が好きで、社会人を引退したら、奥の細道をゆっくり旅したいと思っています(笑)
by Zunko (2010-07-14 02:16) 

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