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Remembering 911 '07 [癒し]

 9月11日(火)

今日のこの日は、やはりこの事に触れたい。

あれから6年。。もう6年、未だ6年。。

この日をアメリカ西海岸で迎えるのは、初めてだが、西海岸にいるせいなのか、それともあれから6年の月日が流れている故なのか、傷が癒えて来ている様な気がする。

こちらは、東海岸より時差が3時間ある為、朝起きたら既にNYの追悼式典は始まっていて。最初の飛行機がワールドトレードセンターに突っ込んだ時刻に黙祷を捧げていた東海岸の時と比べて、何だかちょっと遠い所にいるよう。。

去年も、911の事は、こちら で触れさせて戴きましたが、あれから6年と言えど、6年前のあの日の事を今でも鮮明に思い出す。。

私はあの日、未だ日本にいて。2001年10月1日に設立される関係会社との面接の為、マイアミへの出張を2日後に控え、確か新橋で友達が壮行会を開いてくれた。あの日も火曜日。帰宅してテレビを付けた時、丁度2機目がWTCに突っ込んだ瞬間が画面に写しだされ、一瞬自分の目の前で何が起こっているのかわからない位の衝撃的映像が目に飛びこんで来た。その画像を見ながら、私は明後日、マイアミに飛べるんだろうか、私の面接はどうなるんだろうか、とぼーっと考えていた事を思い出す。

勿論、飛行機は全てキャンセル。明後日に飛べるはずもなく。かと言って、10月1日に設立される会社のマイアミオフィスに採用されるかどうかの面接は、その前に行なわなければならず。。太平洋線が開始された1週間後、マイアミへ出張。その時の模様は、こちら。 

会社に念書。がら空きの成田。ジャンボに5人。やたら親切なアメリカ入国審査。いても立ってもいられなくて、ダラス空港に来ていた、たくさんのボランティアーの方達。ダラス空港で、全ての飛行機に見せる為に掲げられていた、United We stand, American we are の垂れ幕と、手を振っている人達の姿。献血に長蛇の列。1週間後に行なわれていた追悼式での感動的なブッシュの演説と数々のスターの共演。今でもはっきりとこの目に焼きついている。無事面接に受かり、2度目の渡米となった訳だが、当初、911の傷跡深いアメリカでの外国人の生活は厳しいものだった。引越業者に、今はアメリカから10人戻って一人来る割合で、あなたはその物好きの一人だ、と言われたけど。その事情もわかる様な気がした。

私の友人は、サウスタワー(だったと思う)のモルガンスタンレーに勤務。彼女は命からがら逃げ出して助かったけど、たくさんの同僚を失い。。メンタリーのダメージを受けて暫く日本で休養していた。

ユナイテッドのフライトアテンダントをやっていた友人は同僚をなくした。

あの時NYにいらっしゃったNY在住の方々のご経験や、私の友人の様に実際にWTCにいた方々のご経験に比べたら、私の経験などは、随分ちっぽけなものだけど。今日のこの日は、私も含め、世界中の方々にとって、あの日のあの瞬間を鮮明に思い出す、特別な日なのだと思う。

だからこそ。。伝えなければいけない。攻撃に攻撃は、何も解決しない。復讐は何も解決できない。攻撃の連鎖を断ち切るのは、許し、しかない。アメリカ、アメリカにはその広い心があるのではないか?

去年も載せたけど。。ありし日の、WTCの姿。。。1993年9月撮影。

 

 An Eye for Eye will make us all blind -Mahatma Gandhi

 目には目を、は、私達全てを盲目にする -ガンジー

戦いの無い平和な世界に、貢献し続けたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆様、コメント有難うございます。妹は無事先週日曜に到着しております。今日は、サンディエゴのシーワールドに行きました。明日から、アリゾナ、フェニックス経由、セドナまで行きます。戴いたコメントのお返事は、旅の出発前に書きたいな~。その前に一眠りですね。。

今日のベストショット。。。いるかのジャンプ♪ アメリカ一高くジャンプできるドルフィンと言っていた。

 


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ローズパイが好きならおう

あの日の衝撃は今も忘れられません。
復習を繰り返す限り永遠に終わらないでしょう。
ただ残念なことに地球の歴史は一つの聖地を共有する2つの一神教の教えの争いが絶えず繰り返されてきた残念な歴史にあると言うこともまた事実。
きっと、求め目指すところは同じはずなのに。
幸せと健康を願い、誰も世界制覇を目指すわけではないはずなのに。
「生かされている」そして、この地球の長い歴史の上ではまだほんの少しの時間でしかない時間しか我々人間は歴史を刻んでいないことを理解できないのだろうか。
本当に今の大国の指導者は裸の王様だと思った。
げんに今日、我が国の首相が昨日所信表明をしたにもかかわらず、今日の午後にはやーめただって、まるで子どもが上手くできなくなった遊びを投げ出すように辞めてしまった。こんなのが一国の首相だったとは、情けない。
・・・・・
はやく、世界中から争いがなくなるようにするには祈るしかないのかな?
難しいけど乗り越えていかねばならないことなのですね。
by ローズパイが好きならおう (2007-09-12 20:59) 

とらばろん

あれから6年にもなるのですね。
6年前で亡くなった方や今も何かを信じて戦っている両国の兵士を思えば、
双方に対するコメントはできないですが、
戦争が絶えない事で言えば誰かやどこかに問題があるのではなく、
自分は当事者じゃない自分には関係ないと思う、
私達一人一人の心にあるのではないかとなんだか感じます。
by とらばろん (2007-09-12 21:48) 

Zunko

xml_xsl さんへ こんにちは♪
ナイス 有難うございます。
by Zunko (2007-09-12 23:06) 

Zunko

ローズパイが好きならおう さんへ  こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

本当におっしゃる通りですね。。一条真也さんが書かれた、ユダヤ教VSキリスト教VSイスラム教、と言う本を本棚から引っ張り出してきて又読み始めた所です。元は同じ旧約聖書を使用している3姉妹の宗教なわけで。。この3つの宗教のいがみあいが、わかりやすく書かれている本です。

ところで。安倍さん辞任?と思ってグーグってみましたら、ほんとだ。。。絶句。。国会の自然休会なんて初めて聞いた。。言葉を失ってしまいます。

おっしゃる通り、私達人間の一生は、この地球の長い長い歴史に比べたら微々たる物だと言う認識に立って考えれば、いがみあうより、自然との共存、と言うか、短い一生を精一杯生きる、と言う風になると思うのですけれど。。マザーテレサーが言うとおり、自分の周りで、できる小さい事を愛を持って。。なのでしょうね。私たちにできること。
by Zunko (2007-09-12 23:14) 

Zunko

とらばろん さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

おっしゃる通り、自分は当事者じゃない、自分には関係ない。。無関心と言うのかな。そういう態度が、ドイツのヒットラーと言う独裁者を生んでしまったと言われている様に。。無関心や無視が一番怖い人間の攻撃なのかな、と思ったりします。。相手を思う真実のコミュニケーション、私はこれは大切な事だと思っていますし、自分が周りにできる小さい事だと思います。
by Zunko (2007-09-12 23:17) 

newyork

毎年この時期になると、本当に色々なことを考えさせられます。とろばろんさんがおっしゃっているように、問題は私達一般人にとって、戦いが遠くで行われていて当事者ではないという、戦争が行われていることを実感できないという状況にあると思うんです。ローズパイさんもおっしゃっているように、この限られた時間、人生の中で目指すところは平和なのに。心や頭ではわかっていても、毎日の生活に追われていると、実際に行動に移せるのは難しいことです。毎年、この日をむかえる度に、人間が作ってきた歴史、それによって違う方向に目指せる未来に向かって、一歩止まって考えさせられる機会になると思います。とてもちっぽけな私にとって出来ること、毎日の生活の中にそのことを考える瞬間をいつも持ちたいです。
by newyork (2007-09-12 23:36) 

Zunkoさんをはじめ、皆さんのおっしゃる通りで
僕は何も言うことがありません。

数年前、こんなことがありました。
うちの息子が突然、番長タイプのクラスメイトにグーで
顔を殴られました。しかし彼は、仕返しもせず、
目にいっぱい涙をためて、痛みと怒りを必死でがまんしていたそうです。
その後、うちの息子は何もしておらず、
殴った生徒は、その時誰かに背中を押され、
振り向いたらうちの息子がいたから勢いで手を出した、
という真相がわかりました。そしてその生徒は
うちの息子に謝罪した、ということです。

あの時、うちの息子がカッとなって、その生徒に報復していたら
きっと殴り合いになり、大事件になっていたでしょう。
やがて、クラスに歪みが生まれ、亀裂が生じ、
ヘタをすれば学級崩壊まで発展しかねなかった、
それもことが大きくなればなるほど、何が発端だったのか、
原因さえわからなくなってくる。別に息子の自慢話をしている
わけではありませんが、要は、息子の勇気ある沈黙が、
結果、クラスの平和を守ったかもしれない、と
僕はその時思ったのです。そして僕は息子の姿から
歯をくいしばってがまんする尊さを学びました。
これがもし自分だったら、たぶん、2倍、3倍に殴り返して
いたんじゃないかと思うと、ゾっとしました。

9.11も、原爆の日も、亡くなった方への追悼の念はもちろんですが、
もっと気迫をもって「平和」を取り戻すことを
考える、あるいは行動に移す、そんな日ではないでしょうか。
日常にもそのヒントが無数にあるはずです。
by (2007-09-13 01:18) 

TaekoLovesParis

あれから6年。今もTVの映像が浮かびます。
助かった人たちも、心の問題をかかえてしまいますね。
でも、この6年間で、ブッシュ大統領のテロとの戦いは、、、武力で制すことの難しさを感じます。イスラムの人たちの考え方は独自のものがあるから、
そこに西欧社会のルールを当てはめようとしても難しいでしょう。
英国でもテロがおきて、、、平和な日本で、「平和ボケ」にならないよう、
愛とやさしさに批判精神。ことの本質を見極める力を持ちたいです。
by TaekoLovesParis (2007-09-13 01:25) 

YAP

あの日のテレビで見た衝撃的な映像は、今もはっきりとおぼえています。
テロの悲惨さ、卑劣さを痛感した事件でした。
黙祷。
by YAP (2007-09-13 08:07) 

どらっち

私も忘れられないですね。息子が生まれた年ですから。
彼の成長と一緒に時が流れる。その時間、私はまだパジャマでした。
夫に大きな声で起こされて、ぼーっとしながらテレビを見て、それで
目が覚めました。。。
シカゴも噂でいっぱいでパニクってましたし。夫のラボも、ゲートで
外国人はダブルチェックになったんですよ。たくさんの外国人が
そのラボで働いてるというのに・・・。
いまだに、何も学んでいなさそうな争いが続いてますね。
いつになったら、人は学ぶんでしょうね。子どもには、戦場に行って
もらいたくありません。そんな世の中になってますようにと祈る事しか
出来ないんでしょうか。
by どらっち (2007-09-13 14:44) 

Zunko

newyork さんへ こんにちは。

ナイス&コメント 有難うございます。
ほんとうに・・・おっしゃる通り、こういうWake up Callが無くても、地球に住んでいる全ての人が平和を望み、同じ地球に住んでいる住人として協力し合って生きている、と言う事を常に意識できる様でありたいですね。。

以前、らおうさんがおっしゃっていたのですが、音楽が聴けると言う平和。
newyork さんは、平和を奏でるのですもの♪ 
by Zunko (2007-09-14 14:35) 

Zunko

コールドターキーさんへ こんにちは。
ナイス&コメント 有難うございます。

素晴らしい息子さんですね。。ご謙遜されてますけど、ほんと、この父にしてこの息子さんと思います。ほんとうに。。じっと耐えて、相手を許す。。美しい、そして尊い姿ですね。。某国の大統領に爪の垢を10本分、飲ませてやってください(笑) あっ、足の分も入れて、20本♪

おっしゃる通り、亡くなった方の犠牲を無駄にしない為にも、平和への行動に移す事が大切なのでしょうね。。

広島や長崎は、毎年、あの日を迎えると平和宣言、をされてますよね。ニューヨークも同じ様に、攻撃をされた自らが、武器を捨て、平和を望む、平和宣言をして戴きたいと思います。
by Zunko (2007-09-14 14:43) 

Zunko

TaekoLovesParis さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

助かった人達の中には、空気中にミクロのレベルで散らばった、ガラスやら化学物質を空気から吸い込んで、それが体内に入っていて、今頃になって、汗をかいた時に皮膚から出てくるとか、凄い話を聞いた事があります。

おっしゃる通り、アラブ、イスラム系、もっと言うとそれ以前のペルシャ系は、私のお友達から受ける印象は、アジアに近いですね。。西欧文化なんて、彼らの歴史に比べたら、短いのですから。新参者が何言ってるって事になるのでしょうね。 
by Zunko (2007-09-14 14:50) 

Zunko

YAP さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

やはりあのTVの映像を覚えていらっしゃいますか。。それだけ、衝撃的な出来事だったのですよね。。私達と同じ、普通の人が、普通に起きて、出勤して、旅に行かれて、犠牲になられた。。それが、やるせないのですよね。。
by Zunko (2007-09-14 14:53) 

Zunko

どらっち さんへ こんにちは♪
コメント 有難うございます。

覚えていますよ。あの時、WTCやペンタゴンを攻撃した飛行機以外に、ハイジャックにあってる飛行機がたくさんあって、アメリカの主要都市を狙っている、と言うニュースが流れましたから。シカゴは特に、シアーズビルが対象だと。。全員避難されたはず。。

その後、私達の様な白人以外の人間には辛い日々でしたよね。。私も空港で毎回、セキュリティーチェックと飛行機に乗る前のゲートでダブルにチェックされて大変でした。

本当に。。いつになったら、過去の貴重な体験から学べるのでしょうね。。アメリカは、来年大統領が代わって、方針や政策が変わる事を祈るばかりです。。私達にできる事は、身の回りの平和への貢献、かな。。
by Zunko (2007-09-14 14:57) 

Zunko

takagaki さんへ こんにちは♪
ナイス有難うございます。
by Zunko (2007-09-14 14:58) 

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