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What a wonderful life for Japanese - 琴の音 [亜米利加生活]

5月23日(水) あと2日寝ると、今年初のメモリアルデー3連休♪

ブログでお世話になっている Jalana さん が、アメリカを読む’不思議の国アメリカ’と題した、多分これ日経BPだと思うのですが、に連載される記事をご紹介されてまして。(有難うございます♪)早速、読んでみました。

私のブログを読んで下さってる方は、不思議の国アメリカ、更には偉大なる後進国アメリカ、と言う表現を使って、アメリカを蔑む(笑)と共に、日本の文化やシステムを私が賞賛しているのはご存知だと思います。こうやって、アメリカに住まれる日本人の方が、同じ様な観点からご意見を述べられるのを見るのは大変喜ばしい事です。。。この記事を書かれた、上田尊江さんもおっしゃっている通り、彼女の新鮮な目で見て感じたアメリカを、自然な驚きをもって表現されているのは、とても微笑ましい、なんて思います。ただ。同じアメリカに永住している日本人の観点から見ると、もう少し不思議の国アメリカと比べた日本の良さ、にフォーカスして欲しいかなあ、って贅沢思ったりします。

例えば、この小切手の制度も、慣れてくると。。逆に日本の自動引き落とし制度が、相互信頼に基づいた信じられない奇跡的制度と思ったりします。何故かと言うと、自分が口座を持つ銀行と、請求者の間で勝手に支払いが手配され自分の口座からお金が自動的に引き落とされる、つまりは、絶対その銀行と請求者の間に過ちがない、と言う超信頼関係の元に築かれたシステムだと思えるからです。

アメリカでは、私の口座のお金を他人が勝手に引き出すなんて、そこまで信頼できないでしょうね。銀行の一担当者が間違えるかもしれないし。請求者が金額を間違えるかもしれない。。他人がやる仕事を100%信頼する事を前提にシステムを構築するのはアメリカではありえないんじゃないのかな。。自分の買い物や負債は、自分で責任を持って支払えって事だし。。商売人は自分がが責任を持って顧客から代金を取り立てろって事なんだと思います。しがないサラリーマンの税金支払いも自分の責任、退職後の年金も自分の責任、全部、自分の人生は自分の責任、と言うのがアメリカのシステム。自分に責任があるゆえ、自分の権利を主張して損害賠償を求めて、訴訟が多いのもアメリカ。。

日本は、昔ながらの、皆助け合って生きて行こう♪と言う信頼関係の元に築かれたシステムの様に私には思えます。ハイテック云々の前に、私はその情緒と言うか、信頼関係を前提にした社会のシステムが未だ存在する日本は、素晴らしいと思っています(ほぼ崩壊に近いのかな。。。今は。憲法9条も変えようとしてるみたいだし、どこかのあほな首相。アメリカ一辺倒もいい加減にして欲しいよな)。

まっ。アメリカについては、100人いたら、100人が違う感想を抱くと思うし、住んでいる州によっても違う。。恐らくそこが不思議の国アメリカなのであり、アメリカの良さでもあるのでしょうけれど。

しかし。小切手制度がそんなに珍しいんですね~。そう言えばそうでしたね。。すっかり忘れていましたよ。。。。。ので、いずれ、私も真似してご紹介してみようかな~。アメリカの銀行システム、郵便局システム・・。

やれやれ。。すっかり違う話題に紙面(いや画面・笑)を割いてしもた。。。

今日は、既に訪問してから3週間が過ぎようとしている、ロスへの日帰りの旅の続きを書かせて戴こうかな、と思います。

前回のブログは、こちら =>What a wonderful life for Japanese - preview

お琴の演奏会に誘われて、ロスアンジェルスのトーランスまで行って来ました。(ここ、もしくはガルデナ、は日系人の方が多く住まわれています)。琴の演奏会は、エル カミノ カレッジにある、Marsee Auditoriumで行なわれました。

 じっ、じっ、実は、ボケな私は、この時また、メモリースティックを忘れてもうた(涙)ので、内臓メモリーに頼った故、余り写真が取れまへんでした・・・。先日、4ギガ買って来ましたです♪

よ~く考えてみますと。私は日本でお琴の生演奏は聞いた事が恐らくないのではないか、と思います。お琴が13弦である事、その13弦は、旧暦の12ヶ月と1閏月を表している事、バス琴(って言うんですっけ?)があって、丈は長く弦は17(16だっけ?)な事、弦を押さえるのに立ち上がって体中で抑える必要がある事、等々、今迄知らなかった事がたくさんありました。

今回のこのロスのお琴の演奏会は、粟屋会の粟屋洋子さんのお嬢様パトリシア粟屋さんが、名取のお披露目も兼ねていたのですが、お琴の演奏会と言うよりは、様々な楽器や合唱とのコラボの演出が非常に豊富で、舞台照明も綺麗で、音楽芸術と言う感じで本当に楽しかったです。残念ながら、全部写真が取れなかったのですけれど(涙)。

オープニングはこんな感じで。。お琴と、ピアノ、中国のEr-Fu と言う楽器のコラボ。私はこの中国のEr-fuに一目ぼれ・・・弦が2本だそうで、かなり演奏が難しそうですが、音が何とも言えない悲哀を秘めていて。。この写真の演奏ではありませんが、お琴の演奏で有名な、春の海を、単独のお琴とピアノが伴奏し、尺八の変わりにこのEr-fuを使っていて、物凄く感動しました。↓の写真で、右隅に見える男性(左側)が弾いてるのがそうです。右側の女性は、中国のPipa、日本語で琵琶って言うんでしたっけ?耳無しほういち(なんて知ってる人いるんかな~)が弾いていた奴。ピアノとお琴も結構合うんですよね~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

更には、オペラの楽曲もお琴と演奏されまして。↓は、モーツアルトのドンジョバンニ、La Ci Darema La Mano 白人の子供達が歌っていました。。感動。。お琴にドンジョバンニとは、モーツアルトもさぞびっくりしてる事でしょう。。

↓は、お琴を演奏と合唱団。日本のポップスを歌ってくれました。曲目は、陽水(漢字不安)の少年時代、谷村しんじ(って漢字どれでしたっけ?)、いえ山口百恵と言うべきか、いい日旅立ち、そして美空ひばりの、川の流れのように。。あたしゃ、涙を流してしまったんですよ。この3曲聴いて・・・。郷愁って言う奴です。恐らく、このままアメリカに住んでいたら、いずれNHKの紅白歌合戦を見て、泣いてしまう、お婆ちゃんになるんでしょうね、私(笑)

この他に、子供達の合唱で、千と千尋のいつも何度でも、を歌ってくれました。観客の方達は、お年を召された日系人の方、まるっきり外見は日本人だけど皆英語で話している日系2世の方達、私の様なアメリカに住む日本人が主でしたが、結構アメリカ人(白人、黒人)の方達もいらっしゃいました。

↓は、日本の坂東三津五郎さんのもとで修行をされ師範資格を取られた坂東秀十美さんが踊る日舞。彼女の門下生の子供達も4人、踊りを披露してくれました。4人のうち3人は白人の子供でしたよ。この坂東さん、ローマ字で名前を綴っても、日本式に、苗字の坂東Bando が先に来るのですね。パンフレットにそう書いてあって、最初、Bandoがファーストネームかと思ってちょっと驚きましたけど。

わかりにくいかもしれませんが、尺八を弾かれるのは、アメリカ人のJim Thompsonさん。何と、元サックスフォンプレイヤー。尺八に転向するなんて、渋すぎる・・・。

私が一番、感動したのは、この演奏会のMC(マスターオブセレモニー、司会)だった、アメリカ人落語家の、Bill Crowley さん。 彼は、確か7年と言ってたかな、日本で桂枝雀さんから指導を受けて、外国人初の落語家となられた方。。。日本語が余りにも上手。司会も英語と日本語、両方しゃべってまして。。私もヨットのイベントでMCをやり、日本語と英語と両方話した事あるのですが、いつも英語が情けなか。。。と思っていたので、彼の様に英語が上手で、日本の文化をあの様に上手に英語で説明できる様になりたいものだ。。。と私は思ったのです。

落語を2話、やってくれました。ちゃんと正座して、紋付袴で、扇子つかったりして、英語と日本語のちゃんぽん、凄く面白かったです。

日本に住んでいた時に、タクシーの運転手さんに、ここで降ろしてください、と言う代わりに、ここで殺して下さ~い♪、と言ってしまった話は、笑いが止まりませんでした。おろす、と、ころす。。似てるよね・・・

私の同僚で同じ様な話があり。。ブラジルの同僚が、日本に来る時に、女の子を褒める言葉は何だ (ったく、ラテン人はこれだからね♪)と聞くので、可愛い・かわいい♪ って言うのが良いよ、って教えてあげたらね。 可愛い・かわいー、が、こわいー、になってしまって。。職場の女の子に向って、’怖いー♪’って言っちゃったんだよね・・・。申し訳ないけど、100分位、笑い続けた(笑)

ちと話は脱線しましたが・・。次回は、このロスに行った時に、やった事、の続きを書かせて戴きます♪


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Jalana

TBありがとうございました。
なるほどね。。。でも、マニュアル作業で多くの人が絡むと、そこで間違いが起こるリスクがあるのも確か。
そもそも悪い人は存在する!っていう観点だと、多くの人が絡んでチェック機能が働くほうがいいんでしょうかね。

(クレジットカードがメイントピックではないんですが、)クレジットカードのシステムって補償システムによって成り立っているんですよね。
仮に盗まれたカードが使われたとして、盗まれた本人には不正に使われた分は請求されません。(もしくは返還されます。)
じゃクレジット会社が負担するかというと短期的にはそうなんですが最終的には保険会社が負担します。じゃ保険会社の原資は何かというと利用者がクレジット会社に払う年会費などの一部が保険料に充てられてる。ってことみたいですよ。(聞きかじりの知識です・・・)
誰が一番得してるか?もしくは損してるか・・・?

ところですごい規模の日本人コミュニティー、というか日本文化コミュニティーなんですね。

長いコメント失礼しました。
by Jalana (2007-05-24 23:39) 

なんでも自己責任の国アメリカかぁ。
いま、日本では「消えた年金」問題で、国民と野党は
ギャーギャー騒いでます。つまり、コンピューターへの入力ミス
によって、年金登録が知らないうちになくなっている人が出てきた・・・
アメリカじゃ、こんなこと日常茶飯事なんだろうか?

お琴や日舞もいいけれど、外国人の落語、面白そうですね!
ここで殺してください!お願い!プリーズ!料金いくら?(俺は殺し屋か)
日本人がスタンダップコメディに挑戦するより難門だよね、きっと。

今日、そういえば、電車でバカ騒ぎしている(たぶん)アメリカ人
の集団がいて、酔っ払いのオヤジに「うるせー、お前ら、切腹だ!」
とかいって絡んで一時騒然となったけど、
石川町で降りていき、その降り際に、一人生真面目な黒人が
「ドモ、ミナサン、スミマセンデチタ、アイムソー・・・アアっ!アウチ!!」
と謝っている途中にドアが閉まって、頭ボカーンと打って、
眼鏡が斜めになっちゃって、なんか情けなーい感じになっていた。
その向こうで、騒いでいた奴らが、なぜか馬飛びみたいなことして
ホームで遊びだしやがって。ちょっと虫のいどころが悪かったら、
テポドン打ち込んでるところだったぜ。ったく(怒)

くそー、もうだめだ。今日は時間がないから短めのコメントで(爆)
それではバイビー!(←なんか古いなぁ、表現が)
by (2007-05-25 23:56) 

とらばろん

小切手システムロンドンでも普通で来た当初、
使いたくてしょうがなくて、むやみに使ってました。(´A`)
ちなみに自動引き落としは本当に奇跡の制度ですね。
適当なイギリスでは少なくとも使う気にはなれませんが、
日本でも某大手電話会社から他の電話ラインに変えたら、
さすがに電話料金の引き落としはなかったですが、
某大手の割引基本料金はそのまま1年ほど引かれ続けていまして、
このシステムを補完する制度が結構いい加減だなと感じました。
ちなみに電話会社を変えているんだから割引契約も自動的に停止でしょう?
と抗議しても「あなたが停止依頼をしないかぎり勝手に停止できない」の一点張りで
お金は帰ってきませんでしたのでトラウマになってます。(;´Д`)
ところで「かわいい」と「こわい」知り合いのイギリス人も
区別がつかないと言っていて笑ったのを思い出しました。
by とらばろん (2007-05-28 18:49) 

newyork

お久しぶりです。私もチェックの不便さなど忘れてしまっていました。というか考えもしないで今まで使っていました。やっと何年か前に電気代などが自動引き落としに設定できるようになってきましたよね?その時は、ちょっと信じられないからチェックを送った方が良いかも、なんて思ってました。アメリカ人になってきていますね、私。
ところで、お琴の演奏会、すごいですね。この間チャンネル13で西海岸の大太鼓の団体を紹介していました。西海岸の日本人コミュニティーの歴史と現実を少し見れて、とても勉強になりました。
タクシーここで殺して下さい!爆笑です。
by newyork (2007-05-30 14:31) 

Zunko

xml_xsl さんへ hnberg さんへ どらっち さんへ こんにちは♪
ナイス 有難うございます。
by Zunko (2007-06-01 15:06) 

Zunko

Jalana さんへ こんにちは♪
ナイス &コメント 有難うございます。

そうなんですよね。。結局、チェックを発行して紙で金額が記載されてあると、もし銀行口座への振込みや引き落としの金額が間違っていたら、マニュアルでインプットをした人の責任、と言うのが明確になるんですよね。。それによって、マニュアルインプットする人の正確さが保てると言う感じでしょうか。今は殆どの支払いがオンラインバンキングや、クレジットカード番号での支払いでできますので、殆どチェック発行してないですし。多額の金額を支払うには、バンカーズチェックかマネーオーダーと言って、口座にある金額以上は発行できないと言うチェックがありますのでね。不渡りもこれで免れるでしょうし。

クレジットカードの話は知りませんでした。実際不正利用された事が人生で2度ありますが2度とも請求されませんでしたので。。ソンするのはいつも消費者なのでしょうか。。とほほ、ですね(笑) 長いコメント大歓迎です。本文も長いので。。いつも読んで下さって有難うございます。
by Zunko (2007-06-01 15:13) 

Zunko

コールドターキー さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

バイビー?生まれていないから知りまへん(嘘・笑)

消えた年金のニュース、ネットで見ました。ちょっと信じられませんでした。あんなに何事にも正確な日本人が何故?って思ってしまいました。アメリカは、紙でやる原始的マニュアル作業ゆえ、間違いが少ないですし。間違いが発生した時に、誰の責任か、が明確かもしれないです。私は今の所、請求ミスと言うのはないですが。。

基本的に・・石川町や山手で飲んでいらっしゃる外人の兵隊さん達は、アメリカでもトレーラーに住んだりしてる貧困層の方がいたりしますからね・・下品な方もいますよね。。と言うより、私は申し訳ないですがアメリカ人は基本的に品が無いと思っています。全く、人の国でドンちゃん騒ぎするんじゃね~と言ってやりたい(笑) 外国人の落語ほんと面白かったですよ。
by Zunko (2007-06-01 15:19) 

Zunko

とらばろん さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

私もそういえば、渡米当初、チェックを使うのが楽しかった記憶があります。。私は自動引き落としよりも、振込み制度が日本は素晴らしいなあと思っていましたが、今は一時期横行した詐欺のせいで、最高金額が10万円か何かに抑えられたとか。。日本も変わったものですね。

その電話会社の話、大変でしたね。。あなたが停止依頼をしない限り勝手に停止できない。。と言う様な台詞は、私が住む某国で非常に良く耳にする言葉。。全ては自分の責任ゆえ、とはここなんでしょうね。
かわいい、とこわい、区別難しいみたいですね。。笑える。もっと欧米人いじめてやろう(笑)
by Zunko (2007-06-01 15:25) 

Zunko

newyork さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

ほんとにお久しぶりですね。お元気ですか?このコンサートの時、実はnewyorkさんの事を考えていましたよ。多分お好きだろうなあ、と思って。

ははっ。未だに私も、既に5年以上お付き合いしている保険会社以外は、自動引き落としやってまへん(笑)。もっぱら、オンラインバンキングでインターネットで支払い依頼をしていますので、チェックの発行は余りしなくなりましたけれどね。。今の家の、家賃位かな。
ただ。保険のリンバースとかにチェックが送られて来てチェックを入金する方が面倒臭いですよね。。
by Zunko (2007-06-01 15:30) 

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