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人種をまたがった養子 [亜米利加生活]

2月16日(木)

今日はぽかぽか陽気だった。明日はもっと暖かいらしい。摂氏にして20度近い。
ヌーヨークにいるビジネスパートナーと話をしたら日曜のどか雪はもう解けてしまったらしい。
しかし残念ながら週末は又悪天候で気温が冬に逆行。折角ほころんだパンジー達も又しょぼくれてしまうかも・・。

仕事が一段落したので今日は割と早くオフィスを後にし(と言っても6時だけど)家路へ向かってる時にふと気付く。未だ空が明るい・・・。随分日が伸びたものだ、と嬉しくなる。もう春はそこまで。
去年咲いたチューリップも又芽が出てきた。もう直ぐ外に出してあげられる。いやはや。このガーデニングは、ノースカロライナに異動してはまってしまった。私がガーデニングにはまるとは夢にも思わなかった。嬉しい誤算。

マイアミにいた時は全く季節感が無く。ホット、ホッター、ホッテスト。テレビでやってる天気予報も、
’物凄く晴天’、’すがすがしい晴天’、’雲ひとつ無い晴天’とまるで冗談かと思う位、毎日色々と使う形容詞を工夫してるが、晴天ーサンシャインに変わりない。ノースカロライナに異動して少ない嬉しい事の一つに、四季がある事・・。日本人ですな、四季の変化の情緒がないと物足りない。これがガーデニングを更に面白くさせる。(もう隠居状態ね・・・仙人みたいな暮らしだもんな、ここ)

さて。ここん所、夜はテレビをつけっぱーにして、トリノオリンピックの画像を垂れ流してるが。

昨日、スノーモーグルで、’おっ♪日本人がメダルか?’と思わず喜んで画面に釘付けになったのだが、国旗を見ると’アメリカ’。インタビューにも流暢な英語で答えていた。なんだ、アジア人系アメリカ人か・・と思ったが、名前を見ると ん? Toby Dawsonと言うお名前。これはどう見たってアジア人系の苗字ではないぞ・・と興味を持ち、インタネットを調べてみたら、彼は、韓国で実親に捨てられて孤児になり、デンバーでスキーインストラクターをしていたアメリカ人のご両親に養子で引き取られた、との事。彼がこうして有名になるにつれ、実の親だ、と名乗りでる人が数多くいるらしい。何だかね・・・。

この彼。オリンピックが一段落したので、実の親探しを本格的に始めるそうな。そして育ての親も、
彼が幸せなら、と全面協力の姿勢との事。この育ての親のご両親が素晴らしいなあ、と思うのは。
彼が肌の色の違いを気にしない様、小さい頃から真実(養子)を言って聞かせてきた、と言う所。
そして。ご両親がやっていたスキーを彼に教え、彼を立派なオリンピック銅メダリストに育てた。

日本でも有名だと思うが、あのブラッドピットを離婚させて今や彼の子供を身ごもってる
アンジェリーナジョリーは、シングルマザーの時に二人の子供をアフリカとカンボジアから養子として引き取ってる。まだまだ引き取る予定だそうな。

この人種をまたがった養子縁組と言うのがアメリカでは結構ポピュラーらしく(注・裕福なご家庭で)。最初は黒人の子供をつれた白人夫婦とか。兄弟の1人だけどう見てもアジア人とか。私も最初そう言う家族を見かけた時は、一体どういう事か、と悩んだものだが、今では空港、アミューズメントパーク等々で見かけるのは珍しくなく、いつの間にか余り気にならなくなった。でも。これ、一体どう言う事なんだろう?と時々思う。

アメリカ人には世間体が気になるとか。そう言うのは無い(と私は思う)。なので、例えばアフリカを助けたいとかアジアの貧しい子供たちを助けたい、と言う感情からこうして養子をもらう人もいるのだろう。

よく言えば大らか。悪く言えば自分さえ良ければ良い、の自己中。でもアメリカ人程、寄付をしてる国民も世界中探してもいないらしいので(寄付金に対する税金が控除、と言うのはあるし。宗教的背景もある)、実は余り知られていないかもしれないが、英語で言うGenerosity、日本語では寛大さ、とか寛容とか、気前の良さって感じ? は、世界一かもしれない(日本人も以前は、困ってる人を助ける、と言う心の広さはあったと思うけど。。今はどうなんだろ?)

とは言え、その同じ乗りで、アメリカは何でも食っちゃ捨て。使い放題、捨て放題。何でも不必要に大きいから、あまったら捨て。オフィスで再生紙も全く見かけない。リサイクルとか環境に優しいとか資源を大切にとか、そんな気遣いは微塵も見られない。あげたらきりがない。

まあ、私の住むキャリーや、前住んでたマイアミや、ヌーヨーク、カリフォルニア等の大都市ではペットボトル、ビン、新聞と他のゴミとの分別ゴミが始まってはいるが・・。アメリカ人が、ゴミ収容所で
リサイクルの為、ペットボトルの紙はがしたり、キャップはずしたりしてる図がどうしても浮かばんのよね・・・。分けて集めてるけど一緒に埋めてる、みたいな嫌な予感が・・・。京都プロトコルにもサインしなかったのは、他の後進国(中国とか)に混じってアメリカもでしょ?

羊が人口よりも多いニュージーランドでは、羊の糞が地球温暖化に影響があるとかで必死に研究してるのに、アメリカでこの垂れ流し・・・ここ。羊さんに免じて直ぐにでも変わって欲しいんだよね~。

ちょっと話はそれた。

私は、養子までは無理なので、フォスターチルドレン(女の子)が二人中南米にいる。ブラジルとペルー。二人が産まれて間もなくスポンサーになってもう2歳の誕生日を迎えた。これは足長おじさんみたいなもので、毎月わずかながらお金を寄付し、子供とその家族とその地域の発展を助ける、ワールドビジョンと言うNPOがやってる制度  

http://www.worldvision.org/worldvision/master.nsf/home/

できたら彼女らが自立できるまでサポートできたら良いなあ・・。彼女達が物心付く頃、会いに行くのが私の夢。もっと言うと。ご両親と彼女をディズニーワールドに招待するのが私の夢。

夢は結構ここでも語ってるよね。そう私は有言実行派。マニフェストします♪


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コメント 2

neko

こんにちは。いつもながら、納得しながら読ませていただきました。
うちの職場にも、人種の違う養子をもらった人や、養子にもらわれた人がいます。
アジア人で白人のご家庭に引き取られた人って、外見アジアだけど、中身は完全に白人でちょっとびっくりします。態度とか、考え方とか、人目見たら違いが分かるというのか。本人の中では、一体どうやってその外見と中身のギャップを埋めているのでしょうか。
by neko (2006-02-20 06:59) 

Zunko

Nekoさんへ。コメントを有難うございます。 私は、日系ブラジル人(3世)のお友達がブラジルにいたのですが、彼らは、同じ肌の色ー同じ国、と言う概念がなかった様に思います。黒も白も黄色も赤も同じブラジルと言う国に住むブラジル人、と言う感じ。自分の国に住んでる時は良いのかもしれないけど。そのお友達は全く日本語が話せなかったのですが、外見は殆ど日本人なので、日本に来た時に皆から日本語で話しかけられ、英語で話したら変な顔をされた、と悩んでたのを覚えてます。日本人の私たちこそ、外見で中身を判断してるのかも。。と思ったりしてしまいます。
by Zunko (2006-02-20 11:20) 

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