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Confidence [癒し]

10月30日(火) 

火事の後、徒然なるがまま、一人つぶやき。。。多分長くなりますから、読む方は要注意♪(笑)

世界中・全米中に散らばる私のお友達から、お気遣いやご心配のメール、電話を戴き、感謝の気持ちで一杯です。。可能な範囲でお返事をしているのですが、なかなか追いつきません・・・。こうして、ブログを通じてお知り合いになった方々からも暖かいコメントやナイスを戴きまして、改めてお礼を申し上げます。。有難うございます♪

先週末、私の近所の行動範囲(グローサリーストアやショッピングモール)を車で走ってみたら、思ったより被害が少ない事に嬉しい驚きがあったが(阪神淡路島大震災の被害規模に比べたら全然少ないです。。消防士さんの奇跡です)、商品の配送がストップしていたせいか、店頭に並ぶ品数は少なかった。会社の近くにあるクリーニング屋さんは、98年に住んでいた時から使っていて。そこのオーナーは以前、ブラジル人で、私が以前中南米を担当していた時に、そのブラジル人のオーナーにブラジルからCDを買って来たりしていた仲なのだが。。今回移り住んで見たら、お店の名前はそのままで、韓国人(それも多分北朝鮮)のオーナーに変わっていた。が、その韓国人のオーナーとも大の仲良しになり、お店やお互いの家の無事を喜びあったりして。。先週末から灰で汚れたベッドカバーやブランケット等の大物のクリーニングの依頼がが多くて大変だ、と言っていた。いつもお願いしている、ネールのお姉さんとか、美容師さんとか、どうしているだろうか。。無事を確認したい人がまだまだいる。。

月曜に会社に行ってみると、まず駐車場の裏にある山が半分真っ黒こげになっていて。。会社のビルの近くが、いわゆる火事場の後のきな臭い(焼け焦げた臭いと消火活動による水の湿っぽい)臭いがただよっていて。オフィスが無事なのは、消防士さんが消火活動を頑張って下さったお陰なのだと改めて感謝を感じながら、オフィスに入った途端、臭くて咳き込む位、空気が悪かった。一応、警察や消防や州政府のお偉いさんのオフィス環境に関するお墨付きをもらっているそうだが、気管が割りと敏感な私は、咳がひどくなって参った。。空気洗浄器を注文してもらった。。でも、こんな状態でも全く文句はない私。。

職場の人や同僚からの実際の体験談。更に月曜の夜に通っているRancho Bernardoにあるヨガクラスのクラスの人達の経験談。。聞けば聞くほど、胸が痛み。。妙な連帯意識が生まれて来る。。日本の阪神淡路島の大震災があった時もこんな感じだったのだろうか、とふと思う。会社やヨガクラスの殆どの人がRancho Bernardo近辺に住む為、朝方4時にReverse-911で起こされた時には、家の周り中、火が上がり殆どパッキングする時間も無かった事。自宅のプールに投げ入れて、自宅は失ったけど、プールに投げ入れた物は助かった人。犬を3匹飼っていたけど、1匹しか連れてこられなくて失ってしまった人。。壮絶な経験をされている。。。
多分、このビデオが、その模様を一番表現していると思うので、もしご興味のある方は、ご覧下さい。このビデオのPomerado通りと言うのが、私の家の地域から東に約数マイル行った所にあります。

先週月曜の風速が、ハリケーン並の時速50マイル(約80キロ)からガストで100マイル(160キロ)。このビデオで見られる細かい火の粉がアウトオブコントロールで、この火の粉が飛び散った先が次々と燃えて行ったそうです。なので、例えば、全く火事の場所から離れた家でも1件だけ燃えてしまったとか。。そういうケースもあった様です。Act of Godとは良く言ったもので。。神のみぞ知る。。それにしても火事以来、余りカラスを見ていないのですね。どこかへ逃げたのか、それとも逃げ遅れたのか。。申し訳ないけど、ちょっと有難い・・・。

因みに下記のYouTubeは、私の住む地域のちょっと北にあるカーメルマウンテンに住む方が、10月21日、日曜の空の模様をビデオに撮られていて、前回私が書いた日曜の様子を旨く表現しています。。このビデオが撮られたカーメルマウンテンと言う街は、私が呑気にネールをやってもらっていた場所です。。

全く避難すらしなくて済んだ人、更に灰の被害すら受けなかった人が、私の周りでは約10%位しかいない事を知り、私はその幸運な10%の中に入る訳だけれど、何だかその事が、もの凄い申し訳ない様に思えて来て。。。何ていうか、これが、サバイバーギルト(助かった人の罪悪感)なのかな、と思ったりします。

今回の火事は、自分にとって何が一番大切なのかがわかった経験と言うのを前回書かせて戴きましたが、私にとっては、他にもあった様です。 あるのが当たり前だと思っていた自分が持っている物(有体、無体)への感謝の気持ち。自分がいかに恵まれているか、Protectedで、BlessedでGiftedでLovedだと言う事を、今は、申し訳なく思う、と言う罪悪感で止まっています。。これを徐々に感謝の気持ちへと変えて行く、これがLessonなのかな。。と。

ちょっと長くなったから、この辺で、続きを読む、入れてみようか(笑)

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と言う訳で、今週の金曜の夕方から夜にかけては、Rancho BernardoのFoundation for Hopeと言うNPOのお手伝いで、全米から寄付された物を種類別に分ける作業と、土曜の午前中は、FEMA(ハリケーンカトリーナで滅茶苦茶対応が遅いと非難された連邦政府の緊急対策委員会、みたいな所)が開設したリカバリーセンターのお手伝いで、被害に合われた家の瓦礫をお片づけして、サンドバッグに詰める作業の、ボランティアーをする事にしています。この助けたい、と言う気持ちが今は、罪悪感から来ているのは理解していますが、こうしてコミュニティーの復興へのお手伝いを協力していく中で、コミュニティーの皆様や被害に合われた方々とつながりながら、徐々に感謝の気持ちへと戻せて行けたら、と思っています・・・。

日曜のチャージャーズのゲームは、鳥肌が立つ思いで見ていました。集合意識と良く言われますが、集合意識が同じ考えをシェアーすると奇跡的な事が起こる、良い例なのかもしれません。あの勝ちっぷりは爽快でした。昔、巨人で活躍した大リーガーと同じ苗字のクロマーティー(日本ではクロマティーと呼ばれていて、マーにアクセントがなかった為、最初は同じ苗字とはわかりませんでしたが)が新星の如く登場して活躍していました。NFLと言えば、月曜のグリーンベイも凄かったですね。。82ヤード、史上第2位のロングTD..

ここまでで、かなり長いのですが、未だ書きたい事ありますね。ここから、やっと今日のタイトルか(苦笑)

レッドソックスがあっけなく4連勝で全米チャンピオンになりましたが。土曜に松坂が登板していて、アナウンサーがべた褒めだったんですね。特に彼の、’Confidence’-コンフィデンスは、日本語に訳すと、確信、信頼、自信、大胆さ、度胸。って意味の様ですが。。このConfidenceが、周りを安心させる、と言っていたのですね。。松坂の大胆さは、日本では27歳やそこらには見えない位のふてぶてしさ、だと思うのですが。アメリカで見ていると、松坂は少年君みたいで、凄く若く見えるのですが、あの落ち着きはどこから来るのだろうなあ。。なんて思いながら、テレビをぼおっと見ていました。

今回の火事で、改めて思ったのは、自信がある、とか信頼できる、と言うのは、偉そうとかふてぶてしい、とか。そう言う態度や言動で現れる外的要因からではなく、内面から溢れてくる、地に足が着いている強さと言うか、落ち着きと言うか、何事にも動じない度胸とか、そんな所から来るのではないかな、と。自信ーと漢字で書く通り、自分を信じて信頼できる力。自分は何があっても絶対大丈夫なんだ、と信頼できる力。それが自信であり、そこから生じる度胸や信頼感なのかな、と思いました。

自信と言うのは、一日やそこらで持てるものではなくて、日々の生活の小さな出来事をクリアーして行く過程での、七転び八起きの連続から育まれて行くものなのでしょうね。その努力をせず、物質的豊かさや、社会的体裁(例えば職業とか)に持たれきってしまうと。。それらを失った時に、あると思っていた自信がもろくも崩れ去るのかな、と思いました。

私が今回自分でも多少驚きを持って認識した、私の太っ腹さ、火事を目の前にしてパニックにも陥らず、なる様にしかならない、と腹が据わっていた大胆さ、は、自分は何があっても絶対大丈夫と言う確固たる自信から来るものでした。何故、そこまで自分は何があっても大丈夫と思えたのかは、一つは、今まで色々な困難と対峙しながら七転八倒しながらも、とにかく前進して来られた経験から来る自信と。。もう一つは、自分よりももっと大きな存在へ自分をゆだねきる事ができると言う信頼から来る自信、でした。。これが英語で言うFaithなのだと、初めてわかった気がします。 私の薀蓄垂れは、父譲りなのですね。子供の頃、父はしょっちゅう、ことわざだの詩だの短歌や和歌、更に古文や漢文まで引用して色々なWisdomを私に教えてくれまして。。いつの間にか、自分は父の様になっていましたが。 もう一方の私の側面、自分より大きな存在へ自分をゆだねる事ができる、自分は何があっても必ず守られている、と言うFaithは、仏教徒の母から教わりました。

母は心配性なので、私がサンフランシスコにいて無事な事は知っていながら、私の家の事をとても心配して夜もろくに眠れなかったそうですが。。そう言ってる割には、絶対守られているから大丈夫だと信じていた、と腹が据わっていたみたいで。。私のこの太っ腹さは母から来るものなのでしょうね。。女のFaith,男のWisdom
私は素晴らしい両親に恵まれています。 まずは、こんな所から感謝の気持ち。。ですね。。

いやはや。今日は全然筆が(いや、タイプが・笑)止まりませんでした。。つらつらとすみません。

暫く、色々な意味で通常生活へ向けてキャッチアップをするのに必死の形相で、皆様の所へ遊びに行けない状態でおりますが、来週以降、少し落ち着いて来たら、又遊びにお伺いしたいと思いますので、よろしくお願い致します・・・。最後まで読んで下さった方、有難うございます。。

って。ここで終わるのもなんですので(って未だ書くんですか?・汗)。
明日は、楽しみにしていた会社のハロウィーンコスチュームコンテストが中止になってしまいましたので。。
せめて、ちょっとだけ、秋らしく。。

▼ フロリダのお友達が、パンプキンハンティングの畑の写真を送ってくれました。カリフォルニアでは余り見ない、と言ったら、懐かしいだろうからって送ってくれました。

▼四季の無いマイアミに住んでる時から、せめて家の中だけでも四季を感じよう、と始めた装飾なのですが。ノースカロライナに住んでいた時は、周りの景色と一体感があって、余り気づかなくなっていたのですが。。サンディエゴに引っ越して来てやってみると、余りにも周りと違って、ちょっと’白々しい・笑’。。とは言え、家の中だけでも秋らしく。。

▼紅葉のつもり(笑)

▼ちょっとハロウィーンチック♪

因みに、このぬいぐるみの後ろに立てかけてあるのは、モネのポプラのボスターです。横着して壁に掛けてません(笑)ハロウィーンと全然合ってませんが、それも又ご愛嬌。






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TaekoLovesParis

上のYouTubeの画像がおそろしいほど迫力がありますね。
木が90度にしなるような風と共にどんどん火の手があがってくる、
自然災害の恐さが身にしみます。
Zunkoさんの報道記者魂もすばらしいです。困難な中、こうやって
冷静に状況を記してくださって。
Zunkoさんのような強い人がいるから、大いに勇気づけられている
人たちが大勢いると思います。
Zunkoさんが、Confidenceに支えられて、これからの日々をつつがなく
送れますように、、祈ります。
by TaekoLovesParis (2007-10-31 20:09) 

どらっち

大変でしたね。けどけど、無事で何よりでした。
この後もいろいろと大変そうですね。
by どらっち (2007-10-31 20:14) 

カズ

無事で何よりでしたね。いろいろと大変ですが頑張ってください!

クロマーティーくんは高校時代から天才と言われていました。大学も全米ナンバー1リクルートでフロリダ州立大です。大学でも活躍し将来は順風満帆でした。
全盛期の短いコーナーバックなので大学3年でプロにアーリーエントリーするのが普通のことですよね。早めにプロ入りしてお金を稼ぎたい。アメリカではよくある話ですが彼も母子家庭で育っています。
クロマーティくんも早めにプロ入りのつもりだったのでしょうが、ジュニアイヤーの試合中に膝の靭帯を切る大怪我。コーナーバックで膝の怪我というのは致命的なので彼の価値はその時点でガタ落ちでした。
怪我の前は全体でもトップ5で指名確実と言われていた選手です。下世話な話ですがトップ5指名の選手はプロの契約金だけでも最低15ミリオンくらいあります。そのほかにベースサラリーも含めるととんでもない金額。それを怪我で失うことになる。
1年間リハビリをして怪我を治してからプロのスカウトを納得させればまた評価が回復するから1年待てよと普通は思いますね(特にアメリカ人の感覚だと)。だけど彼は怪我が完治していないままドラフトにエントリー。彼の母親が病気ということもあり、今すぐに治療費が必要ということもあったようです。
いかに素材はいいとはいえ怪我もちの選手は各チームが敬遠しました。
それをSDが1巡の下位指名でかっさらったわけです。リスクはリスクですが、もともとトップ5のタレントを激安の契約金でゲットした。
そしてギャンブル成功でした。さすがはSDのGMでした。
by カズ (2007-11-01 19:35) 

YAP

私の場合、完全なる自信はとてもじゃないけど持てないです。
いつも、何をするにも不安というものがついてきて、それを振り払うためにできるだけ準備できることはやる。
この小心者なところを直したいのですけどね。
by YAP (2007-11-02 08:06) 

Zunko

xml_xsl さんへ こんにちは♪
ナイス いつも有難うございます。
by Zunko (2007-11-02 16:51) 

Zunko

Taeko さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。。

報道記者魂 ?
そっか~。やっぱり、選ぶ職業を間違えたかな(笑)

Taekoさんは、その様に、私の事を強いとか、冷静だ、とか言ってくださって。
ほんとに有難いと思うのですが、実際の私は、強くないですし、常に冷静な訳ではないんですよね。。私が、多分、外からそう見えるのは、内面が弱くて、全く冷静さを失っているのを、自覚して、自分自身が全て自分をありのまま、受け入れているからなのだ、と思います。。少しでも、周りの方に勇気を持って戴ける何かの力になれたら嬉しいと思います。
by Zunko (2007-11-02 16:57) 

Zunko

どらっち さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。。

それよりも。。私の方こそ、どらっちさんの様子が気になっていて、ちょくちょくブログを瞬間的に読みにお伺いしてはいるのですが、なかなかコメントを書けなくて。。日本で頑張っておられる様で。。色々と逆カルチャーショックは大変だと思いますが。。今度ROMだけじゃなくて。。コメント書かせて戴きたいと思っています。。
by Zunko (2007-11-02 17:01) 

Zunko

カズ さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

さすが、カズさん。。ほんとに、良くご存知ですね。。。
特に、こう言う苦労をされた方ね。。

そう言う経歴がおありだったんですね、このクロマーティー君。。。
プロのスポーツ選手で活躍しているアフリカンアメリカンの選手に多い、貧困層で育った選手と言うのは、大学もスコーラーシップ(奨学金)をもらって入学しているのでしょうから。。条件はわかりませんが、恐らく大学を卒業したら、プロに入る、と言うのが、ひょっとしたら条件になっているのかもしれませんよね。入れなかった場合は、その奨学金を自分で働いて返さないといけないとか。。
多分、物凄く厳しいのだと思いますし。ましてや彼は、お母さんを養う責任があったのですね。。ピッツのWardみたいですね。。

そうやって苦労した方々って、素晴らしい方ばかりですよね、人間的に。。
その彼を、ゲットしたSDのGMも凄いですが、先週の日曜、山火事の後の必勝ゲームに出場させた決断も凄いと思いましたし、そんな風に苦労してるクロマーティー君が大事な試合で活躍してるなんて、ちゃんと神様は見ているんだなあ、何て思いました。。彼とLTでチャージャーズ結構行けそうですね。。プレーオフの途中までは。。スーパーボールまではね。。ちょっと無理かな~。
by Zunko (2007-11-02 17:11) 

Zunko

YAP さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。。

私も凄く小心者なんですよ。自分は全く駄目だと思っていますしね。。
私が言う自信って。。自分が何でもかんでも100%完璧に思った通りにできると言う確信から来る自信ではないんですよね。。
例えどんな支障や困難があっても、どんなに失敗しても。。必ず道はあるし。トンネルはずっと続く訳ではなくて必ず出口はあるし。。だからどんな状況でも、自分は絶対大丈夫なんだ、と言う自分を信じる気持ちですね。。

それだけ準備を周到にされたら、後は天にまかせるって言う気持ちではないでしょうか??自分にできる事は精一杯やった。。後は、何て言うか、自分の力ではどうしようもない部分っていうのがありますしね。。それは天に(もしくは他の人に)任せるしかなくて。。そういう態度が結果的に、自分への信頼につながると言うか。。そんな感じです。 私が単なる無頓着で、楽天家だけなのかもしれませんね。。ラテンアメリカ仕込みですからね(笑)
by Zunko (2007-11-02 17:18) 

Zunko

newyork さんへ こんにちは♪
ナイス 有難うございます。
by Zunko (2007-11-11 18:58) 

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