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Addio, Luciano Pavarotti [癒し]

9月6日(木) 

今朝起きてテレビをつけたら、真っ先に飛び込んできた悲しい訃報・・・。

偉大な音楽家が、この世を去った。。ルチアノ パバロッティ。未だ71歳。早すぎる死。

昨日は、マザーテレサの10回目の命日。そう言えば、ダイアナ妃が亡くなった5日後に、後を追う様に亡くなったんだっけ。と思い出だしていた矢先。ルチアノパバロッティも、ダイアナ妃と仲が良かったと聞く。彼女のお葬式に歌う様頼まれたけれど、悲しみが喉につかえてうまく歌えないから、と断った話は有名。

毎年、この時期が来ると、この3人の事を思い出すのだろうか。。

まだちょっと信じられない。今日はずっとルチアノパバロッティの歌を聞いている。今頃、天国で、プッチーニやヴェルディやモーツアルトと会ってると良いな~、なんて考えながら。微笑ましい光景。

パバロッティとの出会いが、私をオペラに引きずり込んだと言っても過言ではない。

心に響き、魂に響く彼の歌声が大好きだった。彼は今世紀最高のテノール歌手だと私は思う。

私のパバロッティとの出会いは、確か1990年のイタリアワールドサッカー開催時のローマで行なわれた前夜祭で3大テノールの初コンサートをテレビで見た時。3人のライバルが全く違った個性を出して、それぞれが歌い、最後には一緒に歌って、ちぐはぐな所が尚良かった。その後、すっかりオペラ、特にイタリアオペラに魅せられて、カンツォーネまで聴き始めた。確か10年前位だったか、3大テノールのコンサートを東京で見たのが最初で最後の、生パバロッティの演奏。O Sole Mio で、Ma n'atu sole の n'a を思い切り引き伸ばして、King of High C と呼ばれた声をふんだんに使った歌声を聴いた時に、全身鳥肌が立ったのを今でも鮮明に覚えている。 

パバロッティは、国連等への募金活動の為のチャリティーコンサートも開催していた。地雷撤去の為の募金集めでダイアナ妃と知り合ったと聞く。彼の生まれ故郷、イタリアのModenaで毎年開催していたPavarotti & Friendsもその一環。いつか行きたい、と思っているうち、イタリアすら行けずに、彼は逝ってしまった。

最後にテレビでパバロッティを見たのは、去年のイタリアトリノ冬季オリンピックの開会式で、歌われたPuttini Turandotの Nessun Dorma。これを見た時、涙が出た。荒川静香さんが金メダルを取った時の演奏曲と同じ歌。Vincero-勝つぞ!って歌ってるのに、癌には勝てなかった・・・。

今日何度もYou Tube で画像を見ていた。寄せられたコメントを読んでいると泣けて来た。誰もが彼の死を惜しみ、賞賛を送っている。イタリア語やスペイン語のコメントが圧倒的に多い。

こうして、当分、私はパバロッティを聞いているのだろう。。彼へのTribute。。

★Nessun Dorma by Pavarotti at Torino 2006 -イタリアトリノオリンピック

http://www.youtube.com/watch?v=ZaufjDVYivc

今↑のビデオを見ると、具合が悪そうなのがわかる。この後、膵臓癌が発覚したのだし。。

★O Sole Mio/the Three Tenors concert 1990

http://www.youtube.com/watch?v=99kjFdLFjH4

★La Donna E Mobile-Verdi/the Three tenors 1994

http://www.youtube.com/watch?v=MnWYM9eUrZo

★The3tenors-Carreras-Domingo-Pavarotti--Nessun Dorma

http://www.youtube.com/watch?v=MDtcidMR_6I

うん。もうこれはきりがないね・・。DVD買う。

CDをがさがさと漁ってみたら、結構持ってた。今日は、オフィスでもBGMで聞きまくり・・。

3大テノール 世紀の競演

3大テノール 世紀の競演

  • アーティスト: パバロッティ(ルチアーノ), カレーラス(ホセ), フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団, ローマ国立歌劇場管弦楽団, チレア, メータ(ズービン), ドミンゴ(プラシド), マイヤベーア, プッチーニ, レハール, グリミネルリ(アンドレア)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1994/09/21
  • メディア: CD
  • オ・ソレ・ミオ~イタリア民謡集

    オ・ソレ・ミオ~イタリア民謡集

    • アーティスト: パヴァロッティ(ルチアーノ), ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団, キアラメッロ(ジャン・カルロ), カプア, ボローニャ市立歌劇場合唱団, マジエラ(レオーネ), ボローニャ市立歌劇場管弦楽団, グァダーニョ(アントン), トスティ, カンニオ, クルティス
    • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
    • 発売日: 2003/06/25
    • メディア: CD
    パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス 3大テノール・イン・パリ1998

    パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス 3大テノール・イン・パリ1998

    • アーティスト: ドミンゴ(プラシド),パヴァロッティ(ルチアーノ),レヴァイン(ジェイムズ) カレーラス(ホセ), カレーラス(ホセ), レヴァイン(ジェイムズ), パリ管弦楽団, ピエトリ, ドミンゴ(プラシド), ジョルダーノ, パヴァロッティ(ルチアーノ), ララ, キアラメッロ, グリーグ
    • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
    • 発売日: 1998/08/29
    • メディア: CD
    ザ・コラボレーション!! パヴァロッティ&フレンズ’94

    ザ・コラボレーション!! パヴァロッティ&フレンズ’94

    • アーティスト: パバロッティ(ルチアーノ), ボローニャ歌劇場管弦楽団, ブルーノ, ラザーロ, マジエラ(レオーネ), グスタフソン(ナンシー), カーメン(マイケル), ボチェッリ(アンドレア), レオンカヴァルロ, ジョルジア, ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
    • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
    • 発売日: 1995/06/25
    • メディア: CD
    The Best of Luciano Pavarotti

    The Best of Luciano Pavarotti

    • アーティスト: Ludwig van Beethoven, Vincenzo Bellini, Georges Bizet, Arrigo Boito, Giovanni Buononcini, Gaetano Donizetti, Giovanni Legrenzi, Ruggero Leoncavallo, Franz Liszt, Jules Massenet
    • 出版社/メーカー: Golden Classics
    • 発売日: 2004/02/10
    • メディア: CD
    Verdi: La Traviata

    Verdi: La Traviata

    • アーティスト: Giuseppe Verdi, G. Patene Cara, Mirella Freni, Luciano Pavarotti, Attilio d'Orazi, Augusto Pedroni, Bruno Cioni, Gianbruna Rizzardini, Luciana Rezzadore, Maurizio Mazzieri
    • 出版社/メーカー: Madacy
    • 発売日: 1994/09/12
    • メディア: CD
    この位で止めておきませうか・・・。
  • Penso che una vita per la musica sia una vita spesa bene ed e a questo che mi sono dedicato..
    I think a life in music is a life beatifully spent and this is what I have dedicated my life to....   Luciano Pavarotti  1935-2007

 

Your unforgettable voice will stay forever in our hearts and our souls...

そして。左手にハンカチを握り締めて熱唱する姿も忘れない。

Rest in Peace... Riposi in Pace, Maestro Pavarotti... Grazie mille di tutto...Addio

どうぞ、安らかにお休みください。ご冥福を心よりお祈り致します。Amen

 


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コメント 12

ネコタマメイ

今朝のニュースで見ました。
私は彼を最初に聞いたのは、初来日で、私も音大生だったような気がする。びっくりするような、繊細な声質と、ドラマチックな歌声に、一緒にいった友人とおもわず顔を見合わせた。その後の活躍はすばらしかった。
冥福をお祈りします。
by ネコタマメイ (2007-09-07 21:41) 

naonao

今日試写会で観てきた「幸せのレシピ」(原題No Reservation)でパバロッティの名前が出て、「誰も寝てはならぬ」「私のお父さん」など有名なオペラ曲が映画で使われ、私も亡くなったばかりのパバロッティのことを思わざるを得ませんでした。私もいろいろ聴きたいなあと思ってます。Zunkoさんとまたもシンクロしました!
by naonao (2007-09-07 22:22) 

ルチアーノ・パヴァロッティさん、そんなにお好きだったのですか?
一番下の顔写真、とってもいい笑顔していますね。
この辺りの音楽は、僕、あまり詳しくないのですが、3大テノールの
方々だけは、薄い知識ですが存じ上げていました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。元気だしてくださいね☆
by (2007-09-09 02:35) 

Zunko

ネコタマメイ さんへ こんにちは♪

ひょっとしたら、同じコンサート会場にいたのかもしれませんね・笑。。あの声は本当に衝撃的でした。。彼と、3大テノールが、オペラ普及へ貢献した、その貢献度は計り知れないと思います。。。
by Zunko (2007-09-09 18:34) 

Zunko

naonao さんへ こんにちは♪

おっ、またシンクロしてますね。。もっと言うと、私、No Reservation見ました♪ ふふふ。ダブルシンクロ。 私はパバロッティが亡くなる前にこの映画を見たので・・ほんとにおっしゃる通り、オペラの名曲が使われていましたね。。私はつい最近、ブログでアーチエンジェルの話をしたばっかりで。更に載せた写真が、ルネッサンス時代のエンジェルの様だというご指摘を受けて。。どうやら、この日が来る事を無意識のレベルが気づいていたみたいです。

ところで全然話はかわりますが、このNo Reservationが邦題で、幸せのレシピ。。これ凄いですね。。いつも思うのですよね。本もそうですが。英語の題名が邦題だと変わる場合。。えっ?何で?と思うのもありますが、この題名の訳は素晴らしいですね。。
by Zunko (2007-09-09 18:40) 

Zunko

コールドターキー さんへ こんにちは♪

そうでしょう?この写真の表情が良くて、パバロッティのサイトからダウンロードしました。パバロッティの歌は、私にとって、生活の一部でしたから。。

テレビで見た、彼の棺は、真っ白で、その上にひまわりがたくさんのっていて。明るいパバロッティらしかったです。。U2も彼とお友達だったそうで、お葬式に参列されていました。 
by Zunko (2007-09-09 18:44) 

newyork

私のこの日は朝から鳥肌が立ちました。ニュースを聞いて、一瞬凍り、親族が亡くなったような感覚になりました。信じられない、、、と。彼の声はフレーズの始めから涙を誘います。あれほど人の心の奥の底まで響く声は彼しかいません。冥福をお祈りします。
by newyork (2007-09-10 00:42) 

naonao

Zunkoさん、私の記事でZunkoさんのこの記事紹介させていただきました。TBつけてます。よろしくお願いします。ところでダブルシンクロって思わずまたまたニンマリです!
この邦題は、ドイツ映画の邦題「マーサの幸せのレシピ」に倣ったのかもしれませんね。本当うまい邦題ですけど。
by naonao (2007-09-10 12:19) 

Zunko

newyork さんへ こんにちは♪
コメント 有難うございます。

この訃報を聞いた時、newyorkさんの事を考えていました。同じ音楽家の方々のショックは尚更大きいのだろうと。。今でも未だ信じられないのですが、彼の歌声は、私達の心と魂にいつまでも響き続ける事でしょうね。。
by Zunko (2007-09-12 21:56) 

Zunko

naonao さんへ こんにちは♪

TB 有難うございます。。後で、お邪魔させて戴きます♪

ドイツ映画のリメイクとは知りませんでしたが、あのミスリトルサンシャインの女の子が凄く良かったですね。ETに出ていた女の子、ドリューバリモアみたく、素晴らしい女優さんに華麗に変身するかもしれないですね。。楽しみです。キャサリンゼタ ジョーンズは相変わらず綺麗でした。。
by Zunko (2007-09-12 22:02) 

はじめまして
コメントありがとうございました。TAMA&MARIです。
素敵なパヴァちゃんの写真ですね。
私自身、初めて好きになったテノール歌手だったので
未だに信じられない思いがずっとありました。
私の勉強の為にかったCDやDVDもパヴァちゃんが多いし。

でも、幸いなのでしょうか・・。
ここしばらくは忙しかったので悲しむ余裕さえなくオペラの公演の為に
バタバタしておりました。
時間の経過は、悲しみを半減させ、自覚する猶予を与えてくれました。
私に「お客さまが気持ちよいと思う歌をうたう」という目標を持たせてくれた
パヴァロッティに出会えた事に、今は感謝し、頑張りたいと思っています。
by (2007-10-04 02:01) 

Zunko

TAMA&MARI さんへ こんにちは♪
コメント 並びにご訪問 有難うございます♪

このお写真は、ファンの方がコメントを書く追悼コーナーにも飾られていた様です。。パヴァちゃん♪(笑) でもそう呼んでしまえるキャラクターをお持ちの方ですね。。3大テノールのコンサートで見せるしぐさやユーモアなコメントが明るい人柄を表していて大好きでした。寄付を募るたくさんの活動をされていたり。 

お客様が気持ちよいと思う歌をうたう。。素晴らしい目標ですね。。きっと、TAMA&MARI さんの歌は、心に響くのでしょうね。。そうじゃないと、気持ちよくないですもの。。澄み切った心が奏でる天からの声。。
今後も、オペラ公演のご成功をお祈りしています。
by Zunko (2007-10-04 13:53) 

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