マドリッドと宝くじ詐欺② [旅のおもひで]
１月１７日（水）
先日書いた心を休める、の記事がアクセスが多くて意外。続きを書きたいのですがもう少し考えがまとまってからにします。何しろただでさえ話があちらこちらに飛ぶので、まとまってない時書いたら１００万行位になってしまいます・笑
アメリカの中西部を襲ったスノー・アイスストームがどうやら東に到達したらしく、昨晩から急激に冷え込み。今日会社を出た頃は氷点下になっていました。お～さむっ。今年暖冬で全く使う必要のなかった厚手の布団（って言うのか？ドゥベって英語で言うんだけど、ベッドカバーみたいな奴、羽毛なの♪）を早速引っ張りだして来ました。寝てる時は暖房思い切り低い温度で設定してるので。経費節約と環境保護の目的。
前回の記事はこちら ＝＞ マドリッドと宝くじ詐欺①
スペイン マドリッドの続き行きましょ。
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私はラテン系（スペイン、フランス等のヨーロッパ＆ラテンアメリカ）の国々に心を奪われていて、街中至る所が芸術だと思うので、歩いているだけで全く飽きません（と言うより、一番の理由は、美味しい物を食べ飲む文化だからでしょうに。あっオペラとかクラシックバレーと美術館も・と言う事にしておこう）。
なので、３時まで唯一自由時間の土曜、ホテルベラスケスからプラド美術館の間を散策がてら歩く事に決めました。空港から乗って来たタクシーの運ちゃんに、’プラドまで、そんなの歩いて３分だよ、３分♪’ と言われたので、恐らく大げさなラティーノの事だから、その１０倍位だろうと予想をしたらやはり徒歩にして３０分位でした（笑）
普通のアパートなのに芸術を感じます。細部が凄く繊細。
↑が一番お気に入りだったかな。ちょっとアップを取ってみました↓
さて。ホテルのあるCalle De Veｌazquez(ベラスケス道り）からCalle De Alcala(アルカラ通り）に出ると、見えてくるのがこちら↓
Puerta De Alcala アルカラ門
１７７８年に作り始め、City Wallの一部だったそうです。
反対側
Plaza Independencia 独立広場 にあります。
さて。プラド美術館の近くには、このモニュメントがあります。
Monumento De Dos De Mayo
１８０８年、５月２日、３日に、スペインを占領しようとしていたフランスのナポレオン軍が、マドリッドの市民と市街戦になり、たくさんの死傷者を出す。フランス軍の占拠に抵抗し戦って倒れたマドリッド市民の記念モニュメント。
これ見て、初めてゴヤの絵の意味がわかったんです。
５月３日
Spain War Of Liberation ースペイン人がフランス軍に殺される図
↑ 昔、世界史の教科書に載っていたの覚えていませんか？
５月２日
フランス軍の中のムスリム兵が戦ってる様子↑
プラド美術館の周りは散策路になっていて歩き易いです。天気さえ良ければ、本当はPalacio Real-王宮まで足を伸ばしたかった所です。
↑こちらは名前を覚えておりません。。基本的にプラザの中心に銅像アンド噴水系が大好きなんですね。プラド美術館の近くです。
プラド美術館を見てから、ホテルまでは違うルートを取って見ました。プラドの裏側と言うか、王宮と反対側に、Parque Del Buen Retiro 日本語だと何だ、グッドリハビリ公園とかリタイアー公園とかそんな感じか？
プラドの裏辺りに、まずこれがあります。教会に見えますが、多分Museo Del Ejercito
そしてこちらが公園の中。ブログしたマドリッドの紅葉の写真も大体この公園の写真ですね。
噴水が好きなんだよね～
Monumento De Alfonso XII １８７５－１８８５ スペイン王
Palace De Velazquez ベラスケス宮殿↓
細部が好きでズームしてみました。う～ん、あんまりよく見えないね。
Palace De Cristal クリスタル宮殿
以上、駆け足でマドリッド。私のマドリッドの旅もとても駆け足でした。
最後におまけ＊ 宝くじ 詐欺 皆様もどうぞお気をつけて。。。
ブログに書きましたが、私のぽかで、PDAをスーツケースに入れて荷物をチェックインしてしまい。鍵を壊されて、盗まれてしまいました。
去年の１２月頭頃、’Correos' とスタンプが押してある差出人の書いてない白い封筒が届いた時、間違いなくスペインからだと思いました。ひょっとしたらPDAの事でもわかったのかな、とか。期待して封を開けると、そこには、
’Royal Lottery Board SL’と書かれた、宝くじのチケットのコピーにレターが添えられてありまして。読むと、どうやら私は、百万ドル（１億２千万円位）の賞金が当たったらしい、のです。
目はぎらぎら鼻息荒く、これで家のローンを全部返しても未だあまるぞ、こうなったら日本にもアパート買って云々。。ひょっとしたら金利で生きていけるかも。。。私の夢はどんどん膨らんで行きました。
どうしたら良いんだ、どうしたら良いんだ、とそのレターを読み進めていると、どうやらこのレターを送って来た会社は、宝くじの代理店で、その名もHeroes Consultant、私に、まず住所、電話番号、それから銀行講座の詳細（口座番号含め）、そして本人を証明する為のパスポートのコピーか運転免許書のコピーを同封し。更に、自分が当選した金額の６％をこの会社に支払うというレターにサインが求められていました。
すっかり１億円もらう気になっていた私ですが、ふと気付くと、私の苗字のスペルが違っていたのです。仮に私の苗字が田中とします。ローマ字で書けば、TANAKAですが、TANKA になっていたのですね。
ぎょっ、私の名前が違うじゃないか～これ、どうやって私だと証明できるんだ～と嘆き悲しんでいた時に、ふと気付く。待てよ、この苗字の間違え、どこかで見た事がある・・そうだ、ベルサウスの電話帳がこうやって間違っていたよ。。そこから宝くじの応募者を勝手に募ったのだろうか。。。あ～折角当たったのに本人って証明できないじゃないか～。。
とりあえず、この宝くじの主催者に何か方法があるか電話してみよう、と思い、（我ながら凄いよ）Googleで’Royal Lottery Board SL’を調べてみたら、最初に出てきた言葉が。。
Spanish Police Be Aware Of Lottery Scam
Googleで色々調べてみましたが、どうやら、宝くじが当たったと言って連絡をして(郵便かEmailで）、獲物の銀行の情報を入手し、多額の金額を引き出されたりする犯罪が起きているそうですが、一番の狙いは、Identity盗難・・・パスポートのコピーや運転免許証のコピーを入手する事によって、写真だけを変えた偽造パスポートや運転免許が作られてしまい、それが犯罪に使用されるケース。
ああ、恐ろしや・・・欲の皮が突っ張ってメールを返送しなくてほんとに良かった・・・。
これが宝くじ詐欺だとわかる一番の良い方法がインターネットでアドバイスされてました。 それは・・・自分が買ってない宝くじは絶対当たらない。。
ほんとに、そうだと思いました（苦笑）
そらべあ
旅の話も楽しかったのですが、なんと言っても欺されなくて良かったですね。この話が一番現実的です。
日本では税金が上がる報道がされだしてから、税金を払いすぎているから還付(返す）のでＡＴＭでこちらの指示道理操作してくださいといって、ＡＴＭを使って振り込ませる詐欺や税務署などを語って還付振り込みの手続きを行うと言って振り込ませる詐欺が横行しています。
振り込みをしているんですから自分の現金が減っていることに気がつかないのだろうか？と思ってしまいますが、ＡＴＭの操作が不安な方は言いなりになってしまうようです。怖いことですね。
私などにも英語のメールがたくさん来ていますが今のところ全て無視。
私のWebサイトのドメイン末尾が.comと.netかららしいです。
しかし、今のWebだとちょっと調べると本当にいろいろわかるものですね。
うまい話には裏があるって事ですかね。
私も気をつけよう。ありがとうございました。
by ローズパイが好きならおう (2007-01-18 21:28)
宝くじ、大変な騒ぎでしたね。でも大事にならなくて良かったですね。マドリッドの写真、素敵でした。私は１３年くらい前に１、２泊したことがあります。アルカラ門や王宮は覚えています。是非また行ってみたい場所の中の一つです！次回はゆっくり周ってみたいです。
by norikopianist (2007-01-19 00:53)
hnberg さんへ こんにちは♪
ナイス有難うございます。
by Zunko (2007-01-19 13:20)
ローズパイが好きならおう さんへ こんにちは♪
ナイス ＆ コメント 有難うございます。
日本も詐欺が横行してるんですね・・・。おれおれ詐欺とか。善良なお年寄りを狙った卑怯な詐欺。むかつきます。税金還元の詐欺は初めて聞きました。日本のATMが犯罪防止の為、確か１０万円でしたか、の振込みの上限金額ができたと聞いてますが、それである程度防げると良いですね。アメリカにはATMで自分の口座へは振り込めますが、他人の口座には振り込めませんし。やはりある程度犯罪に対応する仕組みと言うのが確立されているのだろうと思いますが、日本は今まで皆で助け合い信じあいの文化でしたから、こう言う話を聞くと悲しくなります。
いずれにしても。楽してお金儲けはできない、と言う事ですよね・笑
あぶく銭ってほんとうです。
by Zunko (2007-01-19 13:27)
noriko さんへ こんにちは♪
ナイス＆コメント 有難うございます。
ほんとに。欲の皮がもっと突っ張っていたら危なかったです。今頃私のパスポートを使って犯罪が起きたり。。莫大な借金を抱え込まされたりしてたかもしれません。そう思うとID盗難は一番怖いですよね。アメリカではソーシャルセキュリティーの盗難も深刻化してますし。。
１３年前に行かれたのですね。私も今回マドリッドは１４年ぶりだったのですが、ヨーロッパの街は何年経っても変わらない所が又魅力的です。京都みたいですね。いつ行っても何百年前のままそこにある。私もゆっくりヨーロッパを周るのが老後の楽しみです・笑
by Zunko (2007-01-19 13:31)
マドリッド市内は、あまり観光していないので、こちらの楽しませていただきました。
宝くじは、被害にあわなくて良かったですね。
おいしすぎる話には落とし穴があるのですね。
by YAP (2007-01-19 19:04)
YAP さんへ こんにちは♪
ナイス＆コメント 有難うございます。
マドリッドを拠点にしてマドリッド近郊を周るって良いですよね～羨ましいです・・・やはり出張で行った限界はありますよね。まっ、わずか土曜午後３時までの自由時間、前日はタベルナで遅くまで(と言うより朝方まで？）飲んだ暮れていたのに、プラドまで行った事自体、根性だったかな、と思います・笑 おいしすぎる話、お気をつけください。
by Zunko (2007-01-20 14:55)
日本でもこの手の詐欺が問題になってます。テレビの特集でも年末に香港からエアメールを送ってくる詐欺団を追ってました。４，５年前私も１度この手の手紙をもらったことありますが、私はこういうの全く信じないのですぐゴミ箱行きです。全世界同じ手口で人々を騙そうと手ぐすね引いてるんですね。
by naonao (2007-01-21 18:01)
naonao さんへ こんにちは♪
ナイス＆コメント 有難うございます。
へえ～そうなんですか。。最近はＥメールの詐欺が増えて来てるみたいですね。怖いのはお金を騙し取られる事以上に、ＩＤを盗まれて犯罪に使われてしまう、と言う事ですよね。。私も冷静に考えれば、こんなふざけた話ないと思うのですが、人間欲の皮が突っ張ると駄目だ、と言う事を自省する良いチャンスでした。
by Zunko (2007-01-23 13:12)
巧妙な詐欺話ですね。
１億円当たるなんてほとんどの人が経験したことないだけに、
こういう手続きが要るのか、と信じてしまうんでしょう。
世の中そうそうおいしい話はないですよね。
お金に困っている人ほど詐欺にやられやすいっていいます。
人の弱みに付け込む悪い奴らです！
by Jalana (2007-01-24 08:14)
Jalana さんへ こんにちは♪
ナイス＆コメント 有難うございました。
そうなんですよね。私の様な懐の薄い人間は足元見られてしまいます・笑
巧妙な手口で人間の欲に旨く訴えてきますよね。。
しかしね、不思議と11月末に日本に戻った頃、宝くじが絶対当たるって予感がしたんですね。。だからこれ受け取った時は、これだったんだ～って、飛びついた、と言うのもあります。が、逆に今思うと、それが警告だったのかもしれません。私、こう言う不思議な’予感’と言うか危機に対する警告、結構あるんですよ。つい最近も科学では証明できない事があって。。今度ブログでシェアーします。
by Zunko (2007-01-25 13:42)